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異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
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第1章 ♯5  初めての戦闘

兎みたいな獣と目が合ってしまった!

これがモンスターなのか!?

ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい!

殺られる!絶対ライオンより強い!

逃げなくては···!!


俺はジリジリと後ろに下がる。

直感で背中を見せるとヤバいと思ったからだ。

少しづつ少しづつ、離れる。


俺は油断した。創造神様が言っていた。

《モンスターがいる》と···

安易に近づくとか、絶対にやってはイケないことだった。


少しづつ離れようとするが、焦りで動きが乱れる。

早く逃げようと思う気持ちが全面に出てしまう。


<シャァァァァァァ!!>


やっぱり襲ってきたァァァァ!!!

しかも速い!

間一髪、避けられたが、避けた拍子に体制を崩してしまう


ヤバい、次は避けられない! 

俺の人生終わった!!

くそぅ、異世界来てまだ初日じゃねえか···

もう終わりかよ!

まだ憧れの魔法も1回しか使ってないのに!


ん、魔法?


あ、俺には魔法があったァァァ!!

焦りすぎて忘れてたァァァ!!!


兎みたいな獣は体制を戻し、再び俺に向かって襲いかかる!

「喰らえ!クソ兎!!ウォータースラッシュ!!!」

腕を前に構えた俺の掌から水の刃が放たれた!

水の刃は真っ直ぐ兎みたいな獣に向かい、首を刎ねた!

首を刎ねられた獣は地面に墜ちて動かなくなった。


「た、倒した···!?」 

そう言った俺は座り込んだ···。

危ねェェェェェ!!!

マジ死ぬかと思ったアアア!!!

魔法、マジ神!!!


しかし、この兎みたいなの何だ?死んでるけど鑑定使えるかな?

兎みたいな獣に鑑定アプリを起動させてみた。


《鑑定結果》

デーモンラビット(死亡)〈ランクB〉

鬼のような角と牙をもつ獰猛な兎

攻撃対象を死ぬまで追いかける性質

上質な肉で食べると美味しいので高値で売買される


デーモンラビットってそのまんまだな!

いきなりヤバいのと出会したのかな?

あ、でもこの兎美味しいのか!

食べるしかないな!あ、でもどうやって解体するの?

てゆーか、解体とか無理!グロい!

この瞬間、次取るスキルが決まった。

次は解体スキルだな。


兎は解体出来ないので諦めて、可哀想だから埋めた。

食べてあげられなくてごめんよ。


取り敢えず、今日は大人しく寝床探して待機だな。

食べ物は一応りんごあるし、飲水もある。

今日1日なら耐え凌げるだろう。

てゆーか、この森に寝床何てあるのかな?

何かそんなの探せるアプリないのかな?

検索アプリで探してみると〈探索アプリ〉というものが表示された。

早速開いてみるとまたシンプルな画面表示。

《探したいものを入力してください》

何でも探せるのかな?

この森の周辺で···安全に過ごせる···寝床···っと。

《探索結果》

すると画面には地図が表示され、距離と場所が表示してあった。

此処から1キロ先にあるのかな?

探索アプリがちゃんとナビしてくれた。

暫く歩くと防空壕みたいな洞穴を発見!

探索アプリマジ有能!

ここなら大丈夫かな?中にモンスター居ないよな?

熊とか居たら全力で逃げるよ?

恐る恐る中に入ると幸い中には何も居なかった。

良かった!これから此処を拠点にしよう。


今日は此処に留まり、スマホを弄ることにした。


今、俺に必要なものを考える。

モンスターは魔法で何とか倒せると思う。

問題はその後。

明日になったら解体スキルを手に入れる。

これは確定。

後は解体したものを保存する場所。

こーゆー時の異世界あるあるはアイテムボックスだ。

中に入れるとアイテムボックス内では時間が止まってるから長期保存が可能な四○元ポケットのような代物!

アプリでないかな?

アプリStoreで検索したがそのようなアプリは無かった。

検索アプリで探してみるとスキルではあることが判明。

解体スキルの後はアイテムボックスかな。

他に便利なアプリないかな?

創造神様が創ったスキルだから、何でも創れちゃうアプリないかな?

アプリStoreで検索してみるか。

何でも創れちゃう・・・アプリ・・・っと

《検索結果》

クリエイトアプリ

・・・使用者が1度観たことあるものを創造出来るアプリ。但し、生物は創造出来ない。創る物によって魔力が異なる。想像力が強いほど上質な物が創れる。


神アプリ降臨ーーーー!!!

即インストール!!


これは使える!観たことある物って前の世界でもいいのかな?想像力って事は鮮明にイメージすればいいのかな?

早速開いてみるとまたもやシンプルな画面表示。

《画面に手を翳し創りたい物をイメージしてください。イメージしたらクリエイトと唱えてください。》

俺はある物を強くイメージする。

「クリエイト!」

すると画面からある物が飛び出した。


キターッ!!!!!

俺の癒やしアイテム!

フィギュア!!!

穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士のフィギュア!

かなり強いイメージだったのか、お店で売ってるよりハイクオリティな仕上がり!

あぁ、涙で前が見えない・・・

ずっと見つめていたいのに・・・!!


それから俺は創り続けた···

海賊王を目指す少年の一味

鬼を倒す部隊

スライムになった人の住人たち

巨人と戦う人たち

前の世界ではフィギュア化されてないキャラクターまでもハイクオリティにフィギュア化される!!


創造神様!有難う···!

一生崇拝致します!!!

創造神様が居そうな方に五体投地する俺。


調子に乗って更に続けると急に画面が消えた。

え、壊れた!?

違った。俺の周りには何十体ものフィギュアがある。

俺は調子に乗りすぎた。気が緩んで気付いた、かなり疲労困憊だ。


魔力枯喝


物を創るのに魔力を使う事を感動の余り、忘れていた俺はそのまま倒れるように眠り、その日を終えてしまった。





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