第2章 ♯14 勝手な王族
昨日12時前に更新しようとしたら、寝落ち寸前で全部消してしまいました・・・。
勢いよく扉が開かれる!
こんな時に誰だ!
ってアイツだよな。
昨日、痛い目にあったのにまた来やがったか!
まあ、いい。
今日の俺には最強のバックボーンがいる。
国王だ。
かなりベタな展開ではあるがしょうがない。
そろそろ物語を先に進めなければいけない。
何時までもあのクソに構ってる暇はない。
もうこの回で終わりにしてやろう。
「おう!ミコト!挙式の予約に来たぞ!!」
てめえぇぇぇぇかよ!!!クソギルマスがァァァ!!!
ふざけんなぁ、てめえ!!
誰もがベッタベタの展開になると思っただろうが!!
こんな時に何呑気に挙式の予約なんかしやがるんだ!
ぼったくってやろうかぁ!?
「なんですか、今忙しいんですけど!」
「それが客に対する態度か?支配人様よお?」
「ミコトさん、やっとユリウスが覚悟を決めてくれたんです。どうぞ、宜しくお願いします。」
くっ!カリナさんめ!幸せそうな顔しやがって!
心から祝福してやろうか!!
「予約は明日受けるので、今日は帰ってください。」
「あ、なんだよ!明日は仕事だから無理だ!非番の今日にしてくれ!」
「お忙しいのは承知ですが、どうぞ、宜しくお願いします。次の非番までにユリウスの覚悟が揺るぐかもしれません。」
こいつならあり得るな!ヘタレだからな!
「ミコト〜!何してるのぉぉぉ?早く帰って来てぇぇぇ!私にはあの二人の相手は無理だよぅ!!!」
しまった!
リラが可愛く甘えていらっしゃっる!!
甘やかさなければ!!
「ゴメンな、リラ。こいつ等追出したら行くからな!」
「こいつらぁ?あ!カリナさぁぁぁん!助けてぇぇぇ!」
あ、こら!リラ!甘えるなら俺の胸で甘えなさい!
カリナさんの豊満な胸で甘えるなんて!
・・・羨ましい!
「あら、リラ!どうしたの!?」
「いいから来てくださ〜い!!」
ちっ!こいつらに会わせると厄介なことになりそうだが、仕方ない!
俺たちは客間に行く。
「お、ユリウスか!久しぶりだな。」
「ぎゃぁぁぁぁ!!国王陛下ぁぁぁぁ!?!?そして、姫様が正座して反省しておられるぅぅぅぅ!!!!どうして此方にぃぃぃぃ!!!」
あのギルマスが心臓が飛び出る程、びっくりしている。
「いや、この者に呼び出されてな!」
呼んでないよ!
勝手に来たんだよ?
「てめえ、ミコトぉぉぉ!!国王陛下を呼び出すとは何様だぁぁぁ!!!」
「呼んでないですよ!あっちが勝手に来たんですよ!」
「しかも、何故、騎士団が倒れてる!?お前なんかやらかしたんじゃねぇだろうな!?」
「あ、そこら辺の兵士は俺が気絶させましたよ?」
「えぇぇぇ!!何やらかしてんじゃぁぁぁぁ!!」
「これは一体・・・はっ、も、申し遅れました。お初にお目に掛かります。私はカリナと申します。ギルド嬢長をやっておりまして、ユリウスの妻で御座います。お見知りおきを。」
カリナさんが国王と姫に挨拶をする。
「おお、これはこれはユリウスもやっと身を固めたか!」
「は、はい!もっと早くにもと思っておりましたが、何分、ギルドの仕事が忙しく後回しになっておりました。」
「違うでしょ、ただのヘタレなだけでしょう。」
「ぐ、ミコト、貴様!誰がヘタレだ!」
「は?ユリウス、貴方に決まってるでしょう?」
カリナさんが横から睨みつける。
「はい。申し訳御座いません。」
「ところで国王陛下様。何故、姫様は正座して居られるのでしょうか?」
「いや、何でもない。ちょっと然りつけただけだ。」
「然りつけた!?まさか、このミコトが何か粗相を起こしたのでは!?」
「そんなことではないぞ。これは家族の問題だからな。」
「はあ、家族の問題でしたか。」
「そうですよ!俺のせいじゃないですよ!ちょっとキレただけですし!」
「「・・・え、キレた?」」
二人の顔が青ざめる。
「・・・リラ、ちょっと来なさい。」
「・・・え、やっぱりですか?」
二人に拉致されるリラ。
俺のリラを拉致するとは!
俺のお姫様がぁ!!
数分後、二人が走ってきて国王にスライディング土下座をかます。
「「此の度はこの者がとんだ失礼を!!この者の処分は煮るなり、焼くなり好きにして下さいませぇぇぇぇ!!!!!」」
「大袈裟だなあ、ちょっと国王達を然りつけただけじゃないですか!」
「それが大問題なんだよおおおお!!!」
「まあ、良い。此方に非があったのだ。この者の処分はしない。」
「寛大な心遣い、恐れ入ります!!!」
「それより、王都では色々と問題があるみたいだな。」
「は?と言いますと?」
「この者。ミコトと言ったか。ミコトに聞いたぞ。何でも貴族共が好き勝手やっているのであろう?」
「はっ、貴族という立場を利用して、人々を困らせているのは確かです。」
「初対面の俺に斬りかかってきて、無様に負けたヘタレ貴族もいますからね!」
「おい、それは俺の事か!?」
「他に誰がいるんですか?」
「ぐっ!てめえ・・・!」
「ほう、おぬしはあのユリウスよりも上なのか!やはり、私の下に置いておきたいな!」
「絶対に嫌です。王族とかどうでもいい。」
「ぎゃぁぁぁぁ!お前ぇぇぇぇ!!国王陛下に向ってぇぇぇぇ!」
「だって嫌ですもん!なんで、俺が国王如きの下に付かなきゃいけないんですか!」
「ぎゃぁぁぁぁ!如きじゃねぇぇぇぇ!!!もう、お前、処刑されちまえぇぇぇぇ!!!」
「はははは!そうかもな!この者からしたら私など如きなのかもな!」
「こ、国王陛下!?」
「私はこの者を気に入っておるのだ!処刑などせん!やはり、この者が欲しいな!どうだ、娘のエリザベスと夫婦にならぬか?」
「こんなクソ小娘、絶対に嫌です!」
「「ぎゃぁぁぁぁ!!姫様に向ってぇぇぇぇなんてことをぉぉぉぉ!!!」」
「クソ小娘とは何よ!!!そんな歳変わらないでしょう!!貴方、私の夫になれるのよ!光栄に思いなさいよ!私と結婚すれば、王族になれるのよ!!庶民なら泣いて喜ぶとこでしょ!これは王命よ!」
「王命王命うるせえな!王命って言えば何でも思い通りになると思うなよ!何様のつもりだ!てめえも姫なら姫らしくしろ!てめえが言ってることはそこら辺のクソ貴族と一緒なんだよ!!いいか、王族だから偉いとか思ってるだろうが、偉いのはお前の父ちゃんであって、お前は偉くないの!周りには姫だからってだけでチヤホヤされてるだけでお前に権力なんてないの!勘違いすんじゃねえよ!こんな立派な父ちゃんが居るんだからお前もちょっとは見習え!」
「うっ!お父様にもこんなにお説教されたことないのに!!」
お前はア○ロか!
「うわぁぁぁぁん!そこまで言わなくてもいいじゃない!」
泣き出したクソ姫。流石に女のコ泣かすのは心が痛む。
「泣くなよ。そんくらいで!」
俺は姫の頭を撫でる。
「ぎゃぁぁぁぁ!!!頭ナデナデぇぇぇ!!私もされたことないのにぃぃぃ!!!」
「「えぇぇぇぇぇ!!そこ!?驚くとこ違うぅぅぅ!!!」」
「ミコトぉぉぉ!!!姫様になんて事言うんだぁぁぁ!!謝れぇぇぇぇ!心の底から謝れぇぇぇぇ!!!そして死ねぇぇぇぇ!!!」
「そうやって皆が甘やかすからこんなクソに育っちゃうですよ!甘やかしすぎ!!国王も悪い!!親失格!!!」
国王に指差す俺。
「ぎゃぁぁぁぁ!国王陛下に飛び火したぁぁぁ!!誰か、こいつを処分してぇぇぇぇぇ!!!」
「ユリウス、取り乱すでない!この者の言う通りだ。私は親として失格だ。息子達は厳しく育てたが、娘たちは可愛がるだけだった。王として、娘たちも国民を思う立派な姫に育てなくてはならぬのに、怠った私の責任だ。ミコトよ、私が言えぬことを言ってくれて有難う。」
「いえ、俺は思ったことをあるがままに言っただけなので。」
「あるがままに言い過ぎです。」
カリナのツッコミが入る。
「貴方!ミコトと言ったわね!私に説教したのは先程のお父様の説教以外では貴方が初めてよ・・・!私に・・・ここまで言えるなんて・・・!気に入ったわ!やっぱり、私とその・・・結婚しなさ・・・してください!!!」
あれ?ちょっとデレた?ツンデレとしたはかなり中途半端だな。
まだまだデレが足りない。
前の世界の友達、佐藤くんなら喜ぶかな?
だが、しかし!
「ごめんなさい。」
「なんでよ!私が勇気を出して此処まで言ったのに!!」
「俺、結婚してるので。」
「え?」
「だから、俺、このリラと結婚してるので!そもそも、リラと挙式挙げるためだけにこの教会も創ったんだし。だから、諦めてくれ!」
「えぇぇぇぇぇ!!何で結婚してるのよ!貴女、今すぐ結婚を取りやめなさい!私に譲りなさい!王命です!!」
この小娘は全然解ってねえな!
もう一度、説教を・・・
と思っているとリラが前に出る。
「姫様。失礼を承知で言わせて貰います。私は貴女様の王命には従えません。私はミコトと絶対に離れません。私はミコトを愛してます!幾ら、王命でも絶対に嫌です!!ごめんなさい!!」
リラの震えていた。
相手は王族。
普通なら話すことすら許されない存在。
ましてや、言い返すなど死に値する行為。
それでも、リラは言い返した。
俺はそんな勇気あるリラと結婚出来て良かったと心から思う。
「リラ、有難う。俺も愛してる。」
俺は震えるリラを抱きしめる。
頑張ったな。
安心したのか、リラは涙を流す。
リラを落ち着かせ、クソ姫の方に向かう。
〈ポコッ!〉
俺はクソ姫にチョップする。
勿論軽くだ!
本気でやったら脳がかち割れるからな!
「こら!さっき言ったばかりだろ!何でも思い通りになると思うな!こんな我儘なクソと俺が結婚するわけ無いだろ!性格直してから出直してこい!!」
「・・・解った。じゃあ、私がちゃんとした姫になったら第ニ夫人にしてくれる?」
「は?」
今なんつった?こいつ。
「第一夫人は悔しいけどリラに譲るわ。だから、第2夫人に私はなる!!」
「「えぇぇぇぇぇ!!!!」」
驚く俺とリラ。
何、海賊王になるばりのこと言ってんの!?
第二夫人とかって何?
一夫多妻制なの!?
因みにギルマスとカリナさんは俺がクソ姫にチョップしたあたりから、放心状態だ!
「それなら問題ないでしょ!ねえ、お父様!」
「まあ、私も第三夫人まで居るからな。問題はないが、まずはお前がミコトに認められないとこの話は進まないぞ。わかっておるな?」
「任せて下さいませ。私はお父様にも負けないくらいの立派な姫になります!!ミコトと結婚する為なら余裕ですわ!!」
「ては、見せてもらおうか?お前の愛と心意気を!」
おい、ちょっと待て!
何そっちで勝手に話勧めてんの?
俺、いいって言ってないよ?
こいつらバカなの?
「リラ、どうしよう。勝手に話進んでるんだけど・・・。」
「どうしよう、ミコト。あれは絶対に止められない感じになってるよね・・・。」
将来、エリザベスは国民を愛し、国民からも愛される立派な姫になる。
姫の初恋パワーは凄まじいものであった。
「ところで、まだお主に褒美を与えてないな。ミコトよ、お主は何を望む。」
俺の望みはあんた達が一刻も早く帰ることだよ。
「金か?それとも領土か?」
うーん、いらない。
金いっぱいあるし、領土経営とかメンドイ。
今必要なもの?
あ、そうだ!
「テイルズ侯爵を失脚させたいので手伝ってください!」
沢山の方々に読んで頂いてとても嬉しいです!
これからも宜しくお願いします。
誤字等多いと思いますが、頑張って修正しますので、ご了承くださいませ( ≧Д≦)




