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異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
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第2章 ♯6 ロールス伯爵の失脚

2時に更新しようとしましたが、更新手前で間違って全部消してしまい、遅くなりました。

ギルドに着くなり、ギルマスの部屋に行く俺とリラ。


〈コンコン〉

「誰だ?」

「リラです。ミコトさんも一緒です。お話があります。宜しいでしょうか?」

「分かった、入れ。」

〈ガチャ〉

「どうした?結婚の報告か?」

「はい。実はそうなんです。」

「ミコトさん、違うでしょ!?今は巫山戯てる場合じゃ!」

「何かあったのか?」

「いや、ちょっと・・・。貴族、ボコボコにして半殺しにしちゃいました!てへっ♪」

「へー、貴族をボコボコに半殺しにねぇ・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!てへっじゃねぇ!大問題だぞ!」

「いやぁ、ムカついたんで、つい!」

「ついじゃねぇぇぇ!何処の貴族だ?」

「クソデブ豚野郎です。」

「ロールス伯爵の倅かぁ・・・。」

何で判ったの?

「太ってる貴族でクソなのはロールス伯爵か倅しかいねえ。」

なるほど。

「何故そんなことになった?」

俺とリラは今迄起きたことを話した。

「あのクソども!禁術でもある呪術を使うとは!」

禁術?なにそれ?

「世界で禁止されている魔術のことだ。呪術、死術、操術、毒魔術、精霊召喚術。中でも精霊召喚術は世界を滅亡させる力があると言われている。」

「なるほど!使わないようにします。」

「使わないようにって、使えるのか!?」

「精霊召喚なら!」

「えぇぇぇぇぇ!1番厄介なやつぅぅぅぅ!?」

「なるべく使わないようにしますので安心して下さい!貴族相手ならつい、やり過ぎるかもしれませんが!」

「頼むからやり過ぎないでくれ!」

「半殺しにしてる時点でやり過ぎてる感じもしますが?」

いつの間にかいた嬢王。

リラが呼んだらしい。

「厄介なことになりましたね。リラ、こういうことの無いように貴女に見張りを頼んだのに、何でこんなことになるんですか!?」

「申し訳ありません!カリナさん。」

「リラは悪くありませんよ、リラにあのクソ貴族が手を出したから俺がキレただけです。リラを怒るなら、昨日の毛皮返してもらいますよ?」

「リラ、私が悪かったわ、ごめんなさい。」

「えぇぇぇぇぇ、カリナさんが謝った!?」

「だけど、相手は貴族よ?いくら手を出されたといえ、キレて手を出すのは得策ではないわ。」

「じゃあ、貴族に何されても黙って見てろと?貴族の何が偉いんですか?貴族は王都の人々に何をしてくれてるんですか?クソしか居ないじゃないですか!」

ギルマスを見つめる俺。

「え、俺もクソなの?」

「初対面の相手に切りかかり、挙げ句無様に負けましたからね。」

「カリナまで酷い!」

「・・・ミコトさん、貴族と言うのは昔、人間族と魔族の大戦争があったとき、功績を上げた者が貴族となったのが始まりです。最初に貴族となった者達は民の為に戦い、民の為に働く英雄達でした。勿論、民からも慕われ、愛される英雄達に誰も逆らいません。月日は経ち、英雄達の子孫がそのまま貴族と名乗るようになりましたが、代が変わるに連れて、勘違いをする貴族がどんどん増えました。自分達は貴族だから偉いと。まあ、一部を除いてですけど。人々も貴族は偉いということだけが受け継がれ、今でも貴族には、逆らいません。」

「昔からのしがらみのせいでこの様な身分制度があるのかもしれないな。」

「・・・つまり、貴族全員ぶっ潰せばいいんですね?解りました。先ずはギルマス、貴方からです。」

「あれぇぇぇ!?話聴いてた?しかも何で俺からなの?」

「聴いてましたよ?つまり、貴族はクソだから根絶やしにしろと言うことですよね?」

「違うよ!?身分制度を無くそうってことだよ?何で根絶やしにすることしか考えないの!?馬鹿なの?」

「よし、先ずは俺を馬鹿にしたギルマスの一族を・・・!」

「俺が悪かった!馬鹿にしてスイマセンでしたぁぁ!」

「問題はこれからです。多分、ロールス伯爵がギルドに乗り込んで来るでしょう。貴方を探す依頼を出しに。依頼を出されたら私達は貴方の敵となってしまいます。貴女が敵になることはギルドにとって損でしかありません。最悪ギルドは一瞬で潰されるでしょう。」

「ミコトが敵・・・?」

「大丈夫だよ、リラ。リラが居ないうちに一瞬で消し炭にするからね!」

「怖いこと言うんじゃねーよ!お前はマジでやりそうだ!」

「・・・そうならない為にも対策をしないといけません。しかし、半殺しにしたとなると・・・」

「あ、大丈夫です。キレて、手足切断しましたが、治したので、無傷です。」

「「え、治した!?無傷!?」」

「はい。ミコトさんが言ってるのは本当です。ミコトさんはパーフェクトヒールを使って完全に回復させています。」

「「パーフェクトヒール!?」」

「お前、そんな魔法も使えたのか!?」

「使えますよ?俺、魔法は全属性、全て使えますので。国一つ位なら一瞬で消し炭に出来ますよ?」

「えぇぇぇぇぇ!全属性!?そんなやつに俺は喧嘩売ったのか!?」

「猛省してくださいね、次は殺す一歩手前で一生苦痛を与えて続けますからね?」

「ひぃぃぃぃ!ホントにやりそぉぉぉ!!」

「そういうことなら不敬罪は誤魔化せそうですね。後は呪術を使ったことです。確たる証拠さえ有れば、法で裁く事ができ、ロールス伯爵の爵位を剥奪することも可能ですが・・・。」

流石に確たる証拠というものがない。

あのクソデブ豚野郎が言っただけだからなぁ。

《マスター、それなら大丈夫です。》

Riri、何かあるのか?

《先ずはちょっと一人になってください。此処では見せられません。》

解った。

「すいませ〜ん、ちょっとトイレに行ってきますねー!」

「こんなときに緊張感のない!早くしてくださいね!」

「はーい。」

部屋を出て、誰も来なそうな場所に隠れる。

「Riri、呪術の証拠ってなんだ?」

《さっきの会話、動画に記録してありますので。》

マジでぇぇぇ!超有能!大好きRiriちゃん!

《マスターに大好きと言われても嬉しくありませんよ?》

「でも、この動画どうやって見せよう?スマホ見せたくないし。」

《今日のマスターはポンコツですね。モンスターの肉食べすぎて理性を無くすどころが頭脳も無くしたのですか?こういう時はいつもスキルを創ってるでしょう?》

く、今日もRiriさんは辛辣だ。

でも、そうかスキルを創ればいいのか!

ん?待てよ、今とんでもないこと言わなかったか?

「え、モンスターの肉食べすぎると理性無くすの?」

《当たり前です。モンスターの肉はある一定以上を食べすぎるとモンスターの能力を受け継ぐ事が出来ます。マスターはカイザーキングベアの肉を食べすぎた為にカイザーキングベアと同じくキレると攻撃力は上がりますが、理性を亡くします。》

えぇぇぇぇぇ!聞いてないよ!?

え、そうなの?だから、理性失くしちゃったの!?

あのキレたら理性を無くすスーパーサ○ヤ人みたいな感じじゃなかったの!?

《もうマスターは手遅れなので、なるべくキレないようにしてくださいね?世界が滅亡しますので。》

はい、頑張ります・・・。


暫くして、ロールス伯爵とリガルドが乗り込んだきた。

「ユリウスはいるか!?今すぐ出てこい!!」

奥からギルマスが出てくる。

「これはこれはロールス伯爵!ご無沙汰しております。本日はどうしました?」

「どうしたもこうしたもない!ワシの倅がある男に酷い仕打ちにあったのだ!そいつを探し出せ!」

「それは俺のことですか?」

「あ、こいつです!こいつが私のリラを奪い、私を半殺しにしたのです!」

「貴様がリガルドを半殺しにしたのか!?お前は不敬罪だ!貴族に逆らった罪は重いぞ!?」

「は?何言ってるんですか?馬鹿なんですか?」

(ミコト!予定に無いことは言わないで〜!)

心配そうなリラ。

「貴様!ワシに向かって馬鹿だとぉ!?私は貴族だぞ!?」

「だから?」

「だからだと!?貴様、貴族を侮辱するのか!?」

「はい、だってクソですから。」

(きゃぁぁぁ!ミコト、言い過ぎだよー!)

「貴様ぁぁぁ!このワシをクソだとぉぉぉ!!」

「だって、さっきから不思議なことを言っておられるので。」

「はぁ?不思議なことだとぉ?何がだ!?」

「俺がリガルド様を半殺しにしたということです。もし、そうだとして、その半殺しにされたリガルド様はピンピンしてるじゃないですか?普通、半殺しにされたらそう簡単に動けないですよ?」

「ぐ、これは部下が回復薬を使ったからであろう!」

「リガルド様、私はどのように貴方様を半殺しにしたのですか?」

「貴様、恍ける気か!貴様が私の腕と足を切断し、死ぬ手前の電撃を浴びさせ続けたではないか!」

((うわぁぁ、エグい・・・))

「なるほど。でも、おかしいですね、リガルド様の手足は健在ではありませんか!怪我は薬で治せても手足は生えてきませんよ?リガルド様は夢でも見たんではないでしょうか!?」

「何!貴様、私が嘘をついてるとでもいいたいのか!?」

「いえ、一庶民としては貴族様の言うことを信じたいですが、流石に手足もありますし、確たる証拠もないですから。」

「リガルド!まさか、あの女欲しさに嘘をついてワシの顔に泥を塗ってるのではあるまいな!?」

「本当です!お父様!確かにこやつは私の手足を!」

「お前の手足はあるではないか!」

「これは・・・その・・・」

困惑するリガルド。

「ロールス伯爵殿、流石に私達も確たる証拠がないと依頼も受けられませんし、法で裁く事ができませんよ?」

「くっ、また出直す!リガルド!ワシの顔に泥を塗ったこと、屋敷で後悔させてやる!」

「ちょっと待ってください。まだ、話は終わってませんよ?」

まるで、コ○ンばりの台詞!ハマりそうだ!

「まだ、何かあるのか!?」

「ロールス伯爵は呪術について何かご存知ありませんか?」

「じゅ、呪術だと、な、何のことだ!ワシは何も知らんぞ!ふ、不愉快だ!帰る!」

「おっと、話は終わってませんよ?」

俺はすぐ様回り込み、出口を塞ぐ。

「退け!私はもう用は無い!」

「ロールス伯爵にはなくても、俺にはあるんだよぉぉぉぉ!!!」

「ひぃぃぃぃ」

俺の威圧に尻餅をつく、ロールス伯爵とリガルド。

特にリガルドは先程のこともあって威圧の効果はバツグンだ!

「先程、リガルド様がリラの両親に呪いをかけたと申されておりました。確かにリラの両親は謎の病に倒れ、一年間ずっと苦しめられておりました。これがホントにリガルド様がかけた呪いなら大変なことですよね?」

「わ、私はそ、そんなこと言ってもないし、やってもいないぞ!それこそ、証拠はあるのか!!確たる証拠がなければ裁けぬぞ!」

「ありますけど?」

「「え?」」

映像公開ビジョン

俺がそう唱えるとギルドの中に大きなテレビのような画面が現れる。

「此方をご覧ください。」

画面にスマホの動画が映し出される。


「お、お前の両親は重病なんだろ?私のところに来れば治してやってもいいんだぞ!?」


「リラの両親なら俺が治した」


「な、何だとぉぉ!?あの呪いはそう簡単に解けるものでは・・・あっ!!!」


「ま、まさか貴方様が私の両親に呪いを!?」


「ああ、ああそうだ!両親が重病になれば私の元に泣きついてくると思ってなぁ・・・」


「どうですか?これが証拠です。俺のスキルで先程の出来事を映像化しました。」

スキル:映像公開(ビジョン)

 スマホの動画を大画面に映し出す事ができる。


「ぎゃぁぁぁぁ!何で先程の事がぁぁ!」

「リガルド、貴様ぁぁぁ!口を滑らせやがってぇ!こ、こんなもの証拠にはならん!貴族の私がいっているのだ!証拠にはさせぬ!!」

「では、王族の私が認めれば、証拠になるのかな?」

ギルドの隅で座っていたフードを被った男が口を挟む。

「誰だ!お前は!フードを外せ!」

ロールス伯爵が男のフードを剥ぎ取る!

「久しぶりですね、ロールス伯爵。これはどういうことですかね?」

「ぎゃぁぁぁぁ!!!リチャード法務局長!?!?何故こんな所にぃぃぃ!!!!」

リチャード法務局長。

ダリル王国の次男。法を取り締まる法務局の最高権力者だ。くっ、ダンディーな爽やかイケメン。

「呪術を使っているという者がいると聞いてね。来てみたら、なんと、犯人はロールス伯爵だったとはね!かなり驚いてるよ。まあ、話は法務局で聞こうかな?」

「リチャード法務局長、わざわざお越し頂いて有難うございます。」

ギルマスが呼んだのだ!

「いえいえ、ユリウスのお陰で巨悪を捕まえることが出来たよ!報酬は後程、部下に持って越させるからね。」

「はっ!有難き幸せ。」

「待ってください!リチャード法務局長!呪術を使ったのはリガルドで私は関係ありません!裁くならこやつだけを!!」

「お前、ホントにクソだな。」

俺が口を開く。

「何だとぉぉ、貴様ぁぁ!」

「テメェは貴族である前に親だろうが!!親は子供のやることの責任を取る義務があるだろうがァ!!そんなことも解かんねぇから、お前はクソ貴族なんだよ!テメェに貴族を語る資格はねぇぇ!!やっぱり俺が潰してやるよぉぉぉ!!!」

俺は手に電撃を纏わせる!

「ひぃぃぃぃ!!!」

「ミコト、落ち着いて!また、ミコトじゃ無くなっちゃう!!」

リラが俺を後ろから抱きついて止めに入る。

そのことで俺も我に返る。

また、理性を無くすとこだった。

「リラ、ごめん」

「良かった・・・」

「駄目だよ、此処から先は法務局の仕事だから、仕事を取らないでくれないかな?それとも、君もこれ以上やって裁かれるかい?」

イケメン法務局長が俺達のラブラブ空間に割って入る。

邪魔すんじゃねぇ!

「君も協力有難う。助かったよ。」

「い、いえ、俺はただ、リラを助けたかっただけですから。」

「そうか、解った。でも、やり過ぎないようにね。」

「あ、はい。」

「では、ロールス伯爵及びリガルドを法務局に連行する。」

「「ひぃぃぃぃ!!!」」

リチャードの部下が現れ、二人を連行する。

「助けてくれぇぇ!ワシは貴族だぞぉぉ!!」

ロールス伯爵は叫びながら連れて行かれた・・・。


「リチャード!今日はありがとな!」

「ははっ、ユリウスの頼みだからね。喜んでくるよ。しかし、やっぱりユリウスに敬語を使われるのは面白いね!笑いを堪えるの大変だったよ!」

「煩えなぁ、しょうがねえだろ!」

「さっきの子にまた映像?だっけ?やってもらえないかな?」

「やめろ!ぶっ飛ばすぞ!」

「まさか、王族を殴るのかい?怖いやつだなぁ!」

ん、このオッサンたち知り合いなのか?

「ギルドマスターとリチャード様は無二の親友です。」

なるほどね、道理で王族にタメ口なわけだ。


「では、私はこれで帰るよ、戻ったらロールス伯爵を裁かなくてはね!」


そう言ってリチャードは帰っていった。


未だにザワザワするギルド内。

貴族の捕獲を生で見れた冒険者やギルド嬢は興奮冷めやらぬままおしゃべりをする。

「いやー、何とかなって良かったな!」

「まさか、此処まで上手くいくとは思いませんでしたよ。」

「ミコトがまた半殺しにするかと思ってヒヤヒヤしたよー。」

「俺がそんなことする訳ないだろ?」

「いや、お前はやりかけたぞ!そういえば、リガルドにやった拷問、ホントにエグいな!」

《マスター、ちょっと面白い映像あるのでスキルお願いします。皆さんも笑うと思いますよ。》

Riri、いきなり何だ?面白い映像?

解った。

映像公開ビジョン

大画面に映された映像は先程のミコトがリガルドに拷問する映像・・・。 

余りのエグさに皆が絶句した・・・。

「Riri〜!テメぇぇ!此処で見せるもんじゃねぇーだろぉぉぉ!」

「ミコト・・・リリって誰かな??」

「・・・え?」


先程のリガルドの一件より、ミコトには修羅場の予感がしたのであった。




沢山の方々に読んで頂けて嬉しい限りでございます。

これからも頑張りますので、引き続き応援宜しくお願いします!

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