第1章 ♯23 愚か者の逆襲
夜、俺は部屋で寝てると目覚まし時計がなる!
〈ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!〉
はっ!朝か!ヤバい、会社に行かなくては!!!
・・・あ、此処は異世界だった。
まだ夜だし、寝よ。
〈ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!〉
「ウルセェェェ!!まだ夜じゃねぇか!!俺はねむいんだよぉぉぉぉ!!!」
《マスター、起きてください。緊急事態です。この村に大量の人とモンスターが向かって来てます。いい加減、アホヅラしてないで早く対処お願いします。》
くそぅ、起こすときまで辛辣か!
直ちに着換え、村の入口に行く。
見張りの村人が村中に知らせてくれたお陰で女子供は村の奥に避難している。
動ける若い衆はビビリながらも村の入口に集まる。
「神様!昼に来た奴らが夜襲を!」
「あのクソ貴族、沢山の冒険者とテイマー雇いやがった!モンスターもいるぞ!」
村の外にはあのクソ貴族と100人くらいの冒険者、テイマーが喚んだと思われるモンスターも大量にいる。
「これはこれは神様。昼間はよくも恥をかかせてくれたな。今度はお主に恥をかいてもらおうか。まあ、お前がワシに素材を寄越すなら昼のことは水に流しても構わない、どうする?あぁ?」
「・・・・」
「ビビって声も出ぬか。昼間の威勢はどうした!?」
「・・・呆れて何も言えないだけだ、クソが。」
「貴様!まだ調子にのるか!?」
「ショックレイン!」
100人くらいの冒険者は一斉に気を失う。
雷魔法ショックと水魔法ウォーターレインの複合魔法だ。気絶魔法を雨の様に降らすので全体攻撃になる。
「どっちが調子に乗ってるんだ?」
「くっ!使えない奴らめ!!しかし、こっちにはまだ、モンスターがいる!流石のお前も大量のモンスターには勝てまい!テイマー共よ!アイツを殺せぇぇぇ!!」
テイマー達がモンスターに指示を出す。
「テイム!熊五郎&熊美」
俺の前に熊五郎と熊美が召喚される。
テイマーにはテイマーで対抗だ!
2匹仲良く寝てたけど。
「起きろ!熊五郎、熊美!」
俺は熊五郎を蹴り飛ばす!
《誰だ!俺を起こすのは!ぶっ殺すぞぉぉぉ!》
「ほう、誰が誰を殺すんだ?」
《ギャァァァ!兄貴ィィィィ!!!》
「熊五郎、寝てるとこ済まない、手伝ってくれ!」
《兄貴の為なら喜んで!後で魚をください。》
魚の為じゃねーか!
「あのモンスターたちを蹴散らせ!」
《モンスターですかい?》
熊五郎がモンスター達を睨みつける。
「「「「ぎゃぁァァァァ!!!!カイザーキングベアだァァァァァ!!!!!」」」」
「いけ!熊五郎!暴れ回るだ!!」
ポ○モンやってる気分だ!
熊五郎はモンスターの大群に突っ込み暴れ回る。
周りのモンスターはヒビって逃げ回る。
〈グォォォォォォ!!!!〉
熊五郎が吠える!!!!
《ウルセェェェ!!!!》
熊美が熊五郎を殴る・・・
えぇぇぇぇぇ、熊美何してんの!?
《私が気持ちよく寝てるとこ邪魔すんじゃねぇぇぇぇ!馬鹿やろぉぉぉがぁぁ!》
馬鹿はオメェぇだぁ!
状況見ろ!
《あれ、ミコトさん、あれ、まさか召喚されました?》
そうだよ!お前のせいで熊五郎がダウンしてんじゃねぇか!
「熊美!あのモンスター達とテイマー達がが美しいお前のこと、ブサイクだって言ってたぞ!」
《ブサイク・・・だと・・・》
《《《「「「言ってねぇぇぇぇぇ!!!」」」》》》
《この美しい熊、熊美をブサイクだとぉぉぉぉぉ!!!テメェらぁぁぁ!死んで詫びろぉぉぉぉ!!!!!》
熊美は怒りで攻撃力が倍になった!
熊五郎が暴れ回ったときよりもエグいことになっている!
《《《「「「ギャァァァァァ!!!!来るんじゃなかったぁぁぁぁ!!!」」」》》》
クソ貴族が雇った奴らは全滅した。
「で、後はテメェだけだ。どうする?クソ男爵様よ?」
「ひぃぃぃぃ!貴様、ワシに手を出して、ただでは済まされないぞ!解ってるのか!?私は貴族だぞ!?」
「・・・だから?」
「庶民が貴族に逆らうなど、許されぬぞ!不敬罪だ!」
「ウルセェェェ!貴族貴族と馬鹿の一つ覚えみてぇに!貴族の何が偉いんだよ!?あ?お前がお前の言う庶民に何かしたのか?村が襲われた後、村の為に何か助けてくれたかよ!?テメェみたいなクソ貴族がいるから世の中駄目になっちまうんだよ!!」
「うるさい!!貴族のワシが何で庶民どもに施さなければならないのだ!庶民は貴族の為に働き、貢ぎ、死ねばいいのだ!」
「救えねえ、クズだな。・・・殺すか。」
紫紅を取り出し、首に刃を向ける。
「ひぃぃぃぃ!よせ、こんなことしたらこの村は終わるぞ!不敬罪でこの村を潰してやる!!」
「お前が此処で死ねば不敬罪もバレないだろう?」
「ひぃぃぃぃ!わかった!謝る!ここにいる奴らも好きにしていい!だからワシだけは助けてくれ!!こんなクズの集まり、どうなっても構わないからワシだけは!」
下半身に粗相しながら懇願するクソ貴族。
「・・・だってよ、お前ら。好きにしていいか?」
いつの間にかクソ貴族の後ろでは気絶していた奴らが起きていた。
全体攻撃の為、威力が少し落ちているみたいだ。
「テメェ!一人だけ助かろうとしやがって!」
「やっぱり評判通りのクソだな!」
「こんな奴、やっちまおうぜ!」
「そうだ!殺せ!」
「ひぃぃぃぃ!やめろ!やめてくれぇぇぇぇ!!!!」
クソ貴族は雇った冒険者にボコボコにされ、殺された・・・。
それはとても無惨なものであった。
「暗黒の監獄」
雇われた冒険者とテイマーを檻に閉じ込める。
「何だ、この檻は!」
「テメェ、何するんだ!ここから出せ!」
「俺たちは関係無いだろ!悪いのはあのクソ貴族だけだ!」
「あぁ?何言ってんだ?ここに来た時点でテメェらも同類だ。殺されたくなかったら大人しくしてろよ。」
〈グォォォォォォ!!〉
復活した熊五郎と落ち着いた熊美が威嚇する。
「ひぃぃぃぃ!」
その後、アスラに頼み、王都の兵士に冒険者たちは連行された。冒険者の資格を剥奪され、労働奴隷にされるみたいだ。
まあ、自業自得だな。
クソ貴族の死亡は冒険者たちの犯行として処理された。クソ貴族の商会は徐々に衰退し潰れてしまった。
1番喜んでいたのはサラビノ商会だった。
そのお礼にまた挨拶に来たのだが、そもそもサラビノが言いふらしたのが原因。
俺はサラビノに2時間説教した。
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