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異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
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第1章 ♯17  高性能マシン

きららが居なくなった。


一人になった家の中で俺は俯く。

スマホを取り戻し、ただ画面を見つめる。


「なあ、俺はこれからどうすればいい?」

《そろそろ、森を出るのは如何でしょう?》



・・・は?


《ですから、そろそろ森を出るのは如何でしょう?》


「うわァァァァ!スマホが喋ったァァァァァ!!!」  

《そりゃ喋りますよ。私は高性能AI搭載の新型スマホですよ?》

あ、なんかこのスマホ買ったとき、そんなこと謳ってた気がする。

「じゃあ最初っから喋れたの?何で今迄喋らなかったの?」

《話しかけられなかったので。》

そーですか。

「お前、何て名前なの?」

《私に名前はありません。マスターが適切な名前を付けて頂いて構いません。》

マスター・・・!!なんて、いい響きだ!!!

名前かぁ、確か前の世界でスマホのAIは○iriって名前だったな。

「じゃあ、Ririなんてどうだ?」

《安直な名前ですがいいですね、気に入りました。私の名前はRiriです。》

安直とは失礼な!適切な名前だぞ!

《これからは私の名前を呼んでくれれば、私がマスターの音声を認識し、操作します。いちいち手動でやらなくて済むので楽になると思います。お気軽にご命令ください。まあ、命令が余りにも多いとイラッとしますが。》

スマホもイラッとするんだ。

《では、サッサとご命令ください。》

何、この粗雑ぞんざいな感じ!?

俺、マスターなんだよね??

「俺、これからどうすればいいかなあ?」

《先程も言いました通り、森を出て見るのは如何でしょう?何で聴いてないんですか。》

あ、さっきそんなこと言われた気がする。スマホが喋ったことに驚いて忘れてた。

「森を出るか···まあ、大分強くなったしな!いいかもな!森出るとして何処に行けばいい?」

《此処から2日も歩けば小さな村にでます。先ずはそこに向かいましょう。》

村か。じゃあ、先ずはそこから始めるか!


森を出る為、俺は準備をする。

調味料の実を乱取りしたり、食料を調達した。


よし、じゃあ森の外、目指して出発だ!

革命王に!俺はなる!!!


パクってすいません。


森の外を目指して進む。一日もあれば外に出れるらしい。Ririがナビをしてくれるので、迷う心配はない。


「Riri、革命って何だと思う?」

《革命とは天命が(あらた)まること。前の王朝がくつがえって、別の王朝がかわって統治者となること。


被支配階級が、支配階級を倒して政治権力を握り、国家や社会の組織を根本的に変えること。

と検索結果が出ました。》

「いや、大体知ってるし!意味聞いてんじゃねえよ、どんな事すればいいか聞いてんだよ!」

《何だ、意味を聞かれたんじゃないんですか。

チッ!・・・そうですね、最初から大きな革命を起こすんじゃなくて小さなことから始めれば宜しいかと。村を救うとか。》


あれ、今舌打ちしなかった?機械なのに、チッって言わなかった?

《気のせいです。》

くっっ!なんて粗雑な扱いなんだ!?

まあ、確かにいきなり大きいのは無理だよな。

ゆっくりと革命を起こすか!


森を進んでる途中、熊五郎の住処に寄った。

森を出ていくと言ったら熊五郎に泣きつかれた。

4メートルの巨体。

《兄貴ィィィィ!行かないでェェェ!お魚がぁぁぁ!!》

俺より魚か!!


抱きつかれてどうしようかと思ったら、熊美が熊五郎にコブラツイストをかけてくれたので、その間に逃げることができた。


さらば、熊五郎。気が向いたら喚んでやる。


夜になって森の入口に着いた。

今日はもう暗いので、森の入口付近で寝ることにする。

勿論、家の中でだ!

川に来て建てた家を試しにアイテムボックスに入れようと試みた処、見事に入った。

流石、有能アイテムボックス!

これでいつ何処でも家で寝れるぜ!


早朝、早めに出発する。

今日には村に着きたいな。


森を出た俺は、振り返り、森を見る。

この3ヶ月間、この世界に着て色んなことがあった。

たった3ヶ月だったけど、濃い3ヶ月だったな。

俺は目を瞑り、今迄の事を思い浮かべる。

きららのことばっかりだった。

あいつも前に進んだんだ!

俺も前に進む!


森に一礼して村を目指す。


森の外は辺り一面の大草原だった。

雲一つない晴天。

俺の門出を祝ってるかのようだ!

俺はひたすら歩く。

村を目指してひたすら歩く。

ひたすら歩く。

歩···


「飽きたぁぁぁぁぁ!!!疲れたァァァァ!!!」

《マスター、まだ30分しか歩いていません。》

「だって何もないんだもん!森だったらちょっと歩けば木の実とかモンスターとか居たけど、何にも無いんだもん!!」

《木の実はともかく、モンスターは居ないほうがいいのでは?》

「気が紛れるじゃん!そうだ、Riri、クリエイトアプリで空飛ぶ絨毯出して!もしくはスーパーカー!」

《無理です。空飛ぶ絨毯は現実に存在しません。スーパーカーはガソリンもなければ構造も解らないので創れません。》

チッ、使えない奴め!

せめて自転車とか駄目かなあ?

《マスターみたいに有能じゃなくて、すいませーん。

自転車なら創れます。》

こいつ、人の心読みやがった!しかも皮肉たっぷりに!絶対悪いと思ってねぇ!


・・・ん?自転車創れるの?

《マスターの想像力が強ければ可能です。人力ですので。》

キターッ!!!

人力だけど、ひたすら歩くよりマシ!!

絶対あれを出す!!

《では、手を前に出してイメージしてください。》

俺は強くイメージした!

俺なら憧れのあの自転車を!

本物みて高くて買えなかったあの自転車!

弱○ペダルで○道くんが乗っていた、あのロードバイクを!!

《ロードバイクを創造しました。》

目に前には憧れのロードバイク!!

欲しくて雑誌を見て研究したので、詳細なイメージが可能だ!!

完璧な仕上がり!!

金が無くて泣く泣く諦めたロードバイクがこんな異世界で!!


有難う!異世界!!有難う!創造神様ぁぁぁ!!!


早速ロードバイクに乗り、草原を駆け抜ける!!

俺は風とトモダチになる!!

前の世界ではこのロードバイクは高くて買えないから安いの乗ってたけど、やはり安物とは違う!

一漕ぎ一漕ぎが軽い···!!

進む!!

俺はこのロードバイクで皆の想いをゴールに届けるんだ!!

《皆って誰ですか?》

細かいことは気にすんな!


ロードバイクのお陰で1日かかる道程が3時間で済んだ。


この世界で初めての村だ!

小さな村だった。


やっと森を出ることが出来ました。

長くてすいません。


まだ17話ですが、沢山の方々に読んで頂けて感謝です!


少しでも気に入って頂けたら投票お願いします!

とても励みになります。

宜しくお願いします!!

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