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異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
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第1章 ♯15  リア充に粛清を

今日も皆で狩りをしている。

熊五郎も川に入り元気よく魚を獲っている。

熊五郎とは1ヶ月前に俺が仲間ペットにした熊の名前だ。

きららの時は一生懸命考えたが熊五郎は2秒で決めた。

別に嫌いってことじゃないんだからね!

見た目が熊五郎だっただけだ! 


今日も俺たちは連携して魚を獲っている。

熊五郎が川に入り、動体視力が1番凄いきららが陸から指示を出す。熊五郎が魚を掬うように陸に放り投げる。陸に出た魚を俺がショックで気絶させ、アイテムボックスに入れる。

何故か気絶していれば生き物もアイテムボックスに入れられる。食材カウントされるらしい。


このクレイジーリバーはかなり深い。

170センチの俺が入ると全然足が着かない。

深さが2.5メートル位ある。

しかし熊五郎はこう見えてもカイザーキングベア。

実は4メートルくらいあるでっかい熊。

余裕で足が付くので川で魚を獲る役になっている。

本人が喜んでやってくれるので、俺は楽をさせてもらっている。

決して面倒くさいからってわけではない。

ないったらない。


午前中の狩りもそこそこに俺たちは昼食を取る。

俺が調理をし、照り焼き肉をきららの前に。

照り焼きの魚を熊五郎の前に置く。

料理がそれぞれの前に置かれたところで空から何かが降ってきた。

何かが降ってきたと思ったらきららの肉が無くなった。

《ぎゃァァァ!私の照り焼き肉がァァァ!!!》

空を見上げるとでっかい鳥がきららの肉を咥えていた。

《私のお肉がぁぁぁ!》

「あははっ!鳥に取られてやんの!」

肉を盗られて困り顔のきららが面白かった。

《姉御、残念でしたね(笑)》

熊五郎もきららを笑う。

しかし、次の瞬間、熊五郎も大好きな魚を盗られてしまう。

《ぐわぁァァァ!俺の魚も盗られたぁぁぁぁ!!》

絶望の熊五郎。

空には2匹の鳥がそれぞれの昼飯を咥えて飛び回っている。

《熊五郎!あいつら捕まえて焼き鳥にするわよ!》

《そうですね、姉御!!焼き鳥にしてやりましょう!!》

何でお前ら焼き鳥の存在を知ってるんだ?

「お前らとろいな(笑)ぼーっとしてるから盗られちゃうんだよ(笑)」

《じゃあ御主人様もトロいのかしら?》

「は?」

自分の皿を見るとそこには何も無かった。

空には3匹の鳥が料理を食べ終わり、こっちを馬鹿にしたように笑っている···。

しかも、トドメに俺の目の前の皿に糞を落とす···。


「あのクソ鳥どもメェェェェ!!俺には糞がお似合いってかぁぁぁぁ!?!?唐揚げにしてくってやるよぉぉぉぉぉ!!!!!」

《え、唐揚げって何!?美味しいの!?》

唐揚げに食い付くきらら。

今はそれどころじゃないだろう?

「降りて来いぃぃぃ!!クソ鳥がぁぁぁぁぁ!!」

勿論降りてくる気がなく、更に俺たちを馬鹿にする3匹。

更に俺の皿に糞を落とす。

ブチッ···!

「トールハンマーレイン!!!!」

親友を殺されたサ○ヤ人のようにブチギレた俺は雷魔法の最高火力をぶっ放す。

とんでもなく高電圧の雷が3匹に直撃した!

《《ぎゃぁぁぁぁ!!やり過ぎぃぃぃぃぃ!!!》》

3匹は消し炭になる前に素材に変わる。

雷神召喚を使おうか悩んだが良心が何とか勝った!

使ってたらこの森が消し炭になる処だったからね!

俺は目の前の糞の乗った皿を雷魔法で消し炭にした後、素材の方に向かう。

「鶏肉ゲットだぜ!!」

《さっきの凶悪犯みたい顔が嘘のような爽やかな笑顔ですね、兄貴!》

そんな顔したことないぞ、失礼な!何時でも俺は爽やかさぁ!

鶏肉の他に鳥の羽が落ちていた。

これも何かに使えるのかな?

鶏肉が手に入ったので早速焼き鳥を作った。

大好評だった。

きららに唐揚げをご所望されたが油と唐揚げ粉が無いので諦めさせた。


昼飯も食べ終わり、各自休憩をした後、午後の狩りに向かう。食材は大量にあるのだか、大飯喰らいが2匹もいるので多めに保管する為だ。

森の方に向かうと一匹のカイザーキングベアが急に襲ってきた!

戦闘態勢に入ろうとしたところ、熊五郎に止められた。


《すいません!!兄貴!こいつ、俺の嫁です!!》

《「嫁ぇぇぇぇ!?!?!?」》


嫁熊は熊五郎に止められるが、返り討ちし、熊五郎をボコボコにした。

流石に可哀想なので、影縫いで拘束する。


嫁熊が落ち着いた処で話し合いになる。

《いきなりすいませんでした。このクソ旦那の嫁です。》

嫁熊は最初話せることにびっくりしてたが、冷静さを取り戻し、俺に挨拶する。

「熊五郎、お前嫁がいたのか?」

《はい。兄貴たちには言い忘れてましたが、この通りいました。》

あれ、カイザーキングベアは仲間意識無いんじゃなかったのかな?

《嫁は別です!》

そうですか、クソリア充が···、嫁にボコボコにされて死ねば良かったのに···

《今凄い酷い事思いませんでした!?》

「・・・別に。」

顔を背ける俺。

嫁熊が話を続ける。

《1ヶ月前くらいにこのクソ旦那が餌を取ってくると行ってそれっきり帰って来なくなりました。この1ヶ月、心配でずっと探してましたところ、空で禍々しい雷が、落ちたので何事かと思い見に来たら馬鹿面下げたクソ旦那が居たのでボコボコにしちゃいました。》

うん、熊五郎が100パー悪い。

土下座しろ。頭が地面にめり込むほど土下座しろ。

《すまなかったぁぁぁ!美味しい魚に夢中になってしまって気付いたら1ヶ月もお前を忘れてたァァァ!》

頭が地面にめり込む程土下座をする熊五郎に追い打ちをかけるように熊五郎の頭を踏みつける嫁熊。

リア充熊が・・・そのまま死ねばいいのに。

《処で貴方たちは?それと熊五郎って何ですか?》

「ああ、紹介が遅れたな。俺の名前はキサラギミコトだ。熊五郎とはそこでもうすぐ頭が破裂しそうなお前の旦那の名前だ。俺がつけた。」

《キサラギミコトの妻のきららよ!》

何、サラッとつまんない嘘ついたんだ?

狼が嫁なわけないだろう?

《熊五郎・・・何かいいですね。すいません、私にも名前付けてもらえませんか!?》

「名前ほしいの!?」

《はい、これにでも名前があるのに私もには無いので!是非お願いします!》

「じゃあ熊美で。」

《御主人様、今適当に名付けしなかった?》

「失礼な!熊が美しいと書いて熊美だぞ!?素晴らしいじゃないか!!」

《熊が美しい・・・美しい熊・・・私は美しい熊・・・》

いや、貴女のことを美しいとは言ってないのだが・・・!?

《ナイス!ネーミングセンス!!美しい私にピッタリです!私は今日から、美しい熊、熊美です!!!》

あ、はい。それでいいです。

《有難う御座います!この御恩は忘れません!ほら、熊五郎もお礼を言って帰るわよ!》

ボロボロの熊五郎が無理矢理お辞儀させられる。

《いやいやいや、俺は帰らないよ!兄貴に着いていくって決めたんだい!!》

《・・・は?死にたいの?》

「奥さん迎えに来たんだから帰んなよ!」

リア充はもう帰れ!目障りだ!

《帰ったらもうあの美味しい魚料理食べられなくなるじゃないか!!》

《あ?私より料理を取るの?この美しい私よりも?》

相当熊美気に入ってんな。

美しいとは言ってないけど。

《うぅ!兄貴、俺はどうすれば・・・!?》

「リア充は死ねばいいと思うよ?」

《リア充って何!?》

《熊五郎、早く帰ってあげなさいよ!奥さんが可哀想でしょ!!料理ならまた食べに来ればいいじゃない!!》

《うぅ、熊美とは一緒に居たいけど料理が・・・》

めんどくせぇ、熊だな。

しょうがない、あれでいくか。

俺はスキル創造アプリでスキルを創る。

「熊五郎、今俺はモンスターテイマーのスキルを覚えた。俺と契約しろ。そうすれば何時でも呼び出せるだろ?」

俺が創ったのはモンスターテイマーのスキル。

契約したモンスターを呼び出せる、異世界ラノベにもよくある職業だ!

《兄貴ぃぃぃぃ!!ありがとぉぉぉぉ!!死んでも契約しますぅぅぅ!!!》

いや、死んだら契約出来ないし。

俺は熊五郎とついでに熊美と契約した。

これで熊五郎夫婦は満足して帰れるな。

《有難う御座います。これで熊五郎を連れて帰れます。あ、そうだ、ミコトさんの奥様。》

《ミコト様の奥様ですけど、何か?》

いや、奥様じゃねえし。

《何日か前に貴女と同じ、デスウルフを見たわよ!貴女より、少し大きかったけど、顔はそっくりだったわ。》

《・・・えっ!?》





次に続きます。

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