第1章 ♯14 素晴らしき調味料の世界
川を見つけ、新たな拠点として此処に居付くことにした。
しかし、前のような洞穴はない。
ということで、家創っちゃいました!
《何か山みたいな家ね!?》
違う、山じゃない!ドーム型だ!
俺が昔憧れた家の一つを再現してみました。
何をパクったかは秘密だ!
知りたい人はでっかい龍が願いを叶えてくれる壮大な物語の第1巻を読んでくれ!
家の中は広々としたワンルームでベッドとお風呂が、完備だ!
スキル創造アプリで魔法合体を覚えたので、俺はお湯を出せるようになった。
俺は何時でもお風呂に入れるのだ!
《これが御主人様と私の新しい愛の巣ね♡》
きららが何か言っていたがスルーした。
新たな食材をGETして、料理のレパートリーが増えた。
しかし、この川にはクレイジーフィッシュしかいないみたいだ。
クレイジーリバーと名付けよう。
魚が一種類しか居ないとなると、多分飽きる。
同じもんばっか食うと絶対に飽きるはず!
飽きないために、ひと工夫必要だ!
ということで新たな調味料を探さなくては!
砂糖、みりん、味噌、お酢!
今日はどれでもいいから見つけ出す!
実はどれも代わりになるものが存在する。
砂糖はハードフルーツから作れる。ナイフでも歯が立たない硬い殻で覆われているため、この世界では投擲の玉として使われているみたいだ。殻の中には白い身が入っていて、それを粉々にし、乾燥させると砂糖になるみたいだ。
みりんとお酢はそれぞれ、スイートフルーツ、アシッドフルーツを醤油と同じく3日間水に漬け込むとできる。スイートフルーツは食べると甘く、食べすぎると酔っ払ってしまう実。まあ、みりんは一応アルコールだからね。
これがあればお酒も作れるんじゃね?
採れたら実験したい。
アシッドフルーツは兎に角酸っぱいフルーツで誰も食べないみたい。お酢は酸っぱいからね!
最後の味噌はスティッキーフルーツ。
ベチョベチョした身で余り好まれないが通の方々は好んで食べるみたいだ。味噌の代わりにするには皮と種を取り、すり鉢で擦った後、涼しい処で1週間寝かせると完成するみたいだ。ダシを入れなくても美味しいらしい。
今日も検索アプリ様は博識でらっしゃる。
探索アプリで早速探索!!
全部この周辺にある···だと···!?
なんて素晴らしい場所なんだ!?
早速、探索アプリにナビしてもらって4つの身を乱採りする。
クリエイトアプリで海賊船に乗ったそうな樽を何個も創り、スイートフルーツとアシッドフルーツをそれぞれ漬け込む。
ハードフルーツは紫紅で一刀両断だ!
どんなに硬い殻でも紫紅ならスパスパ切れちゃう!
俺はハードフルーツの実を箱に入れる。
「ミキサー!!」
そう唱えると箱の中の実がまるでミキサーをかけたように粉々になる。
この《ミキサー》とは前に俺が創ったスキルで箱の中身をミキサーをかけたように粉々にしてくれる有能スキル!
シオコショウの実を潰すのが面倒になって創ったスキルだ!
粉々になった実をクリエイトアプリで創ったビニールシートに広げ、乾燥させる。
スティッキーフルーツはハードフルーツと同様にミキサーをかけ、樽に入れ新たに作った倉庫に保管。
氷魔法で倉庫の中を凍らない程度に冷やしてあるので、腐る心配はない。
砂糖は2日、みりんとお酢は3日で完成した!
味噌はまだ完成していない。これからが楽しみだ!
俺は完成した調味料を使い、
デーモンラビットのサッパリ煮
醤油とお酢を使用
クレイジーフィッシュの煮付け
醤油とみりんと砂糖を醤油
カイザーキングベアの照り焼き
醤油とみりんを使用
を作ってきららに食べさせてみた。
《きゅぅぅぅぅん♡何この料理!!滅茶苦茶美味しィィィィ!!!特に照り焼き最こぉぉぉぉ!!!》
うちのお嬢様は時に照り焼きがお気に召したようです。
《御主人様!照り焼き毎日作ってぇぇぇ!!》
「解った!ほら、大好きな照り焼きのおかわりだ!」
俺は野草の照り焼きをきららに渡す。
超大盛りサービスだ!
《ぎゃァァァァ!大っきらいな野草ぅぅぅ!!御主人様酷いィィィィ!》
文句を言うきららだったが、野草を完食した。
照り焼きであれば何でも食べるらしい。
野菜もしっかり摂らないとな!
俺たちが食事をしてると匂いに釣られモンスターがやってくる···!
カイザーキングベアだ!
<グォォォォォ!!>
熊が俺たちを威嚇してくる。
「ウルセェェェ!!!飯の邪魔すんじゃねェェェ!!!」
<グォぉぉ!?!?!?>
飯を邪魔された俺の怒りに熊が怯む···。
「俺が今素晴らしき調味料の世界に舌鼓を打ってるとこを邪魔すんなぁぁぁ!ぶっ殺すぞぉぉぉ!!!」
《ひぃぃぃぃ!ごめんなさァァァい!!!》
···
「熊が喋ったァァァァ!!!」
あ、モンスターバイリンガルか!
確か喋りたいモンスターとは喋れたんだっけ!
《すいません・・・とてもお腹が空いてて、美味しそうな匂いがしたので、来てみたら人間が居たので脅かせば料理食べれると思って調子に乗りましたァァァ!!》
熊が俺にひれ伏す。
何ともシュールな光景だ。
「戦闘の意志がないなら分けてやるぞ?戦って奪おうとするならぶち殺す。」
《分けて頂けるんですか!?有難うございます!!》
どうやら戦闘の意志はないみたいだ。
俺は熊に兎のさっぱり煮を与える。
《超うまぁぁぁぁぁい!!!こんな美味しいもの初めて食べました!!貴方様は天才ですか!?!?!?》
天才だなんて、よせやい、照れるじゃねえか!
あ、これも食うか?
《こっちもサイコぉぉぉぉ!!!》
それ熊肉だけどな。共食いだけどな!
《あ、俺たち仲間意識とかないんで、全然大丈夫です。》
ならいいんだけど。
ついでに魚も与えてみる···
《きゅぅぅぅぅん♡これが1番うまぁぁぁぁい!!!あの魚こんなに美味いとはぁぁぁ!!!》
熊がきゅぅぅぅぅんって言っても全然可愛くない。
《貴方はもはや神様ですね!?お願いします!ぜひ俺を貴方様の下僕にしてください!!何でもやります!!》
きびだんごで仲間を増やした気分だ。
あ、熊は金太郎か!
「狩りを手伝うなら居てもいいぞ。」
「あざぁぁぁぁすぅぅぅ!この命に変えても貴方様に慕えます!!どうぞ何なりとご命令をォォォォォ!!」
ひょんな事で仲間が増えた。
きららも嫌がってないからいっか。
次の朝から熊は狩りに励んだ。
主に魚を借りまくる。
魚が相当気にお気に召したようだ。
まるで木彫りの熊みたいだった。
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