第4章 ♯13 スイーツで世界は平和になりそうだ
新しく上位の村が出来上がった。
各自、家も決まりぞろぞろと俺の元に帰ってくる。
「ミコトさん!!
あんな素敵な家、本当に良いの!?」
「前の家が廃墟の様よ!?」
「すげーふかふかの布団があったぞ!?」
「見たこともない器具もあったな!?」
皆が新しい家を気に入ったようだ。
「器具については後で説明する。
畑は1からやり直してくれ。
畑と田んぼのスペースはある。
大変だと思うが宜しく頼む。
その間の食料はさっき間違えて潰した山と森のモンスターの肉を食べてくれ。」
『わかりました!』
「お、意外と素直じゃないか。
いつもなら畑を1からやり直すだけで文句言って拷問されるのになあ。」
「畑がないと飯食えないですからねぇ。」
「最近、畑仕事しないと調子出ないんだよな。」
「仕事は確かに辛いが、飯が減るのはもっと辛いもんな!!」
「お前ら本当にいい意味で変わったな・・・。」
『え?』
「最初の頃は下位の村を襲うか、サボるしかしなかった奴らが今では畑のことを気にかけるようになった。
これは大きな進歩だ。」
ちょっと褒められて照れくさそうにしている獣人達。
「お前らは俺が居なくなったとしたら何をする?」
「何をって・・・
変わらず、畑仕事と狩りをやりますけど?」
「また下位の村を襲うんじゃないのか?」
「そんなことしたら、また嫁たちにボコボコにされますよ!!
アイツら、マジで強いからな・・・。」
「それにもう襲ったってなあ・・・。」
「あそこ襲う暇あったら、畑の収穫しないと飯食えなくなっちまうからな。」
「もうお前たちは大丈夫そうだな。
もうすぐ俺達はここを出ていくよ。」
「え、本当ですか!?
悪魔がここからいなくなるんですかい!?」
【エレクトリックショック】
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「誰が悪魔だぁぁぁぁ!!」
「ぎゃぁぁぁぁ!ずびばぜぇぇぇん!!」
軽く丸焦げになる獣人。
「もうこの村は変わったからな。
俺が居なくなっても大丈夫だろう。
もしなんか問題があったら拷問しに来るからな?」
「ひぃぃぃぃ!!
大丈夫です!!
問題起こしません!!
さっきのカミナリは勘弁してください!!!!」
余程、先程の魔法が怖かったみたいだ。
「俺が出ていく前に畑をなんとかしないとな。
成長魔法がないといつ育つかわからないもんな。」
『はっ!!』
「急げ!!
さっさと畑を完成させるぞ!!」
『オオオオオオオオオオ!!』
獣人達は走って居なくなった。
それを見たミコトは微笑みながら村を後にする。
次向かった先は集会所。
公園では子供達が遊び、女性軍は集会所に集まっている。
中には入ってはいなかった。
だって鍵は俺が持ってるからね。
「ミコト!
やっと来たね!!」
「旦那様、お待ちしてましたよ♡」
と言って腕を組むジュリア。
相変わらず、腕をそのけしからん谷間にうずめるのが上手いな!
たまらん!!
「ミコトさん待ってたわよ!!
新しい集会所楽しみにしてたのよ!!」
俺が男達と話してる間に女性軍はこっちに来ていたみたいだ。
いつの間に!!?
「いつの間にこっちにきてたんだ?
さっきまで村にいたのに。」
「ここがずっと気になってね!
もうすぐあっちの村の奥さん達も来るわよ!」
5分後、下位の村の女性軍と子供達も到着する!
子供達は着くなり、公園へダッシュする。
「皆近くに引っ越してきたの!?」
「そうなのよ!
ミコトさんが私達が集まるのに大変だからって近くに村を創ってくれたのよ!!
そして、これが私達の集会所!!
中を見るのは皆でって思って呼んだのよ!!」
「わあ!新しい集会所!?
楽しみだわ!!」
「じゃあ、開けるよ!!」
俺が鍵を開け、扉が開かれる・・・!!
『わぁぁぁぁぁ!!!!』
「す、凄いわ!ミコトさん!!
なんてオシャレなの!?」
「凄いわ、このキッチン!!
なんて使いやすそうなの!?
皆で使っても余裕ね!!」
「お茶する所も素敵!!
子供達見ながらおしゃべりできるわね!!」
「これはテラスっていうんだ。
子供達の目の届く所で話せれば安心だろ?」
「なんて気遣い!!
モテる男は違うわね!!」
モテる男って・・・
初めて言われたぞ?
「早速使ってみるか?」
『使いたい!!!』
「わかった。
今日は集会所が出来たお祝いだ!
ケーキ作りをするぞ!!」
『ケーキぃぃぃぃ!!!!』
物凄い反応を見せる奥様たち。
まだ見たこと無いものなのに、涎を垂らしている。
「ルーシア、リラ教えてあげれるか?」
「「了解!!」」
「よし!
私が美味しいケーキの作り方教えるぞぉぉぉ!!」
『よろしくおなしゃぁぁぁぁすぅぅぅ!!』
皆気合充分だ!!
しばらく様子を見たあと、俺は子供達の様子を見にいく。
子供たちの面倒は料理が苦手なジュリアときららが担当していた。
「皆新しい公園はどうだ?」
『わあ!お兄ちゃん!!』
走ってこっちに寄ってくる子供達。
「新しい公園有難う!!」
「家から近くなって嬉しいよ!!」
「そうか、他に欲しい遊具があったら言ってくれ!
遊び道具もいっぱい出すぞ!!」
そう言うと子供達が、一斉に欲しいものを言い始める。
正直、何言ってるかわからん!!
俺は聖徳太子じゃないぞ!!
希望のものは殆ど作ってみた。
ヒョータ君を狙っているミャーコちゃんのリクエスト、ヒョータ君と二人きりになれるお部屋は却下した。
子供にはまだ早い!!
色んな遊び道具を創ったお陰で俺は子供達からヒーロー扱いだ!!
「お前たち、ちょっと話をしてもいいか?」
なになに?と集まってくる子供達。
「お前たちは大きくなっても、ずっと仲良くしろよ?
上位、下位関係なく、皆仲良しでいてほしい。
大人になってもお互い助け合ったり、支え合ったりしてくれ。
今の男の大人たちみたいにはなるなよ?
喧嘩しても、暴力で解決するんじゃなく、納得するまで話し合って解決するんだぞ?
俺がお前たちの為に今の法を変えてやるからな。
この村の未来を任せたぞ?」
『はぁぁぁぁい!!!』
「うん、いい返事だ!」
「大人になっても俺とトラーオの友情は永遠だぞ!!」
「ああ!勿論だ!コロタ!
一生友達だ!!」
「俺は将来お兄ちゃんみたいなヒーローになるんだ!!
皆を喜ばせられる凄い男に!俺はなる!!」
海賊王でも目指しそうな勢いだな!!
「私はお兄ちゃんのお嫁さんになりたいな♡」
え?なんですと?
ぴくっとするジュリアときらら。
「私は勿論、ヒョータ君と結婚するわ♡」
「!?!?!?」←ヒョータ
そうか、幸せにしてやれよ!ヒョータ君。
「僕はこの村の村長になるよ!
パパみたいな村長じゃなく、お兄ちゃんを超える村長になる!!」
「お前ならなれるよ。
但し、なる為にはもっと勉強しなきゃな!
どうしたら皆が喜ぶか、普段からしっかりと村を観察するんだぞ?
勿論、皆と仲良くするのも忘れるなよ!」
「はい!頑張ります!!」
この子達なら大丈夫だな。
革命とは違うかもしれないが、村が変われたのは良かったな。
あとはあいつらだな。
俺は下位の村にいく。
村に行くと男達は青ざめた顔をしていた。
「お前らどうしたんだ?」
「ど、どうしたもこうしたもないですよ!!
村のすぐ近くに上位の奴らが引っ越して来たんですよ!?
怖くて仕事どころじゃないですよ!!」
「いつまた襲われるか不安で・・・!」
「お前らバカなの?
まだそんな事言ってんのか。」
「バカって!
不安じゃないですか!?
俺達は腹いせに上位の村を荒らしたんですよ!?」
「それはお前たちの自業自得だろ?
それにもうあいつらはお前らなんて眼中にないぞ?」
『へ?』
「自分達の畑の事で頭がいっぱいだ。
あいつらは畑を荒らされたことより、その日の飯の事しか考えてないぞ?」
『えぇぇぇぇぇ!!』
「お前らもあいつらに負けないように畑を広げたほうがいいぞ?
折角、女性軍が料理を習ってるんだ。
美味いもん食いたいだろ?
今のままだと食材足りないだろ?
アイツらはその為に必死で畑を耕してるぞ?
お前たちがあいつらを許せない気持ちはわかる。
だから、仲良くしろとは言わない。
ただ、子供達はお前たちのことを見てるぞ?
いつまでも恨んでないで、少しはカッコイイところ見せたらどうだ?
子供達に将来の事を聞いたが、お前らの様になりたいって言った子は誰もいなかったぞ?
お前ら、子供達に全く尊敬されてないぞ?
親としてどうなんだ?
恥ずかしくないのか?」
『うっっっ!!』
「今からでも遅くないだろ?
アイツらは気にしなくてもいいから畑仕事でも何でもいいからカッコイイ大人になれよ。
もう地獄のような日々は終わったんだ。
いつまでもアイツらに怯えてないで、楽しく生きろよ。
楽しくなければ人生損だろ?
これから俺がこの世界の法を変えてやるからな。
お前たちでも暮らしやすい世界に変えてやる!
楽しみにしてろよ!」
「・・・貴方はなんだかんだで俺達を守ってくれたのか?」
「どうだろうな。
まあ、お膳立てはしてやったかな?」
「・・・有難う御座います。
俺達もこれから頑張ります・・・!!」
「ああ!
あ、そうだ!
子供達の未来の邪魔だけはするなよ?」
『・・・?』
「じゃあな!」
俺は集会所に戻る。
集会所に戻るとあちらこちらで悲鳴にも似た奇声が聞こえる。
「ぎゃぁぁぁぁ!!
何これ!!
今迄食べたものの中で1番おいすぅぃぃぃぃ!!!」
「私はこれを食べる為に生まれたのねぇぇぇぇぇ!!!」
「た、足りない・・・・!!!
もっと作るわよぉぉぉ!!!
ケーキが私を呼んでるわァァァァ!!!」
「甘ぁぁぁぁぁい!!
甘くて美味しいよぉぉぉ!!」
芸人みたいなやつがいるな!?
「我が生涯に一片の悔いなし・・・!!!!」
ラ、ラ○ウ!?
ケーキは大好評だった。
俺が顔を覗かせると皆が俺を神だと讃えた・・・。
他に無いかとせがまれ、Ririに頼みレシピを検索してもらう。
今の材料で作れるものを全て教えると皆が五体投地して崇めだす。
皆オッパイで苦しそうだ。
五体投地が終わると早速作り出す。
今日は泊まりかな?
暫く終わりそうにないな。
旦那達は今日は飯抜きだな。
もうこの村は大丈夫そうだな。
そろそろ次に行かないとな。
次はやっぱり王都かな?
早く獣王を見てみたいな。
そして、俺がぶっ潰す・・・。
本日も一日お疲れ様です。
日に日に読んで頂ける方が増え、感謝でいっぱいです!!
評価もブックマーク登録も少しづつですが増えて嬉しい限りで御座います!!
これからも宜しくお願いします!
しつこいようですが、引き続き評価&ブックマーク登録も募集してます!!
どうぞ宜しくお願いします!!!




