第4章 ♯12 女が4人揃うと・・・
きららが進化してブルタリティーデスウルフ、略してブルウルになった!
きららと俺はゴリラ村長の前に出る。
「お前はァァァァ!!!
やっと見つけたァァァァ!!
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!!」
「なんだ、でっかくなった割には脳みそは小さいままなんだな!」
「貴様ぁぁぁぁぁ!!!
俺をバカにしやがってぇぇぇぇ!!!
お前は絶対に殺す殺す殺す殺す!!
俺がお前を殺してこの村の支配者に返り咲くんだよォォォォォォ!!!」
「お前みたいな雑魚が俺を倒せるわけ無いだろ!!
お前なんかきららだけで充分だな。」
「なんだとぉぉぉ!!
何処からそんな狼連れてきた!!
俺の村にモンスターなんて連れてきやがって!!」
「モンスターはお前だろ?
鏡みろ、バカ。」
「いちいち気の触る野郎め!!
そんな狼、瞬殺してお前も殺す!!」
「やれるもんならやってみろ!!
単細胞バカゴリラ!!」
「バカにしやがってぇぇぇぇ!!」
ゴリラがきららに向かって腕を振り下ろしてくる!
〈ズガンッッ!!!!〉
腕を振り下ろした先に既にきららはいなかった。
一瞬でゴリラの後ろに回り込み、体当たりでゴリラをふっとばす!!
「ぐわァァァァァ!!!」
モンスターの姿になったことで素早さが格段に上がったきらら。
多分、俺より速いぞ!?
これにジュリアのクイックが合わさったら!きららの速さに勝てる者はいないだろう。
倒れているゴリラに容赦なく爪で猛攻をかける。
「グァァァァ!クソッ!
調子に乗るなあ!!」
腕を振り回し、きららの攻撃の手を止める。
立ち上がったゴリラの隙をつき、口からエネルギー弾みたいのを発射する!!
きらら、お前・・・!
なんて羨ましい技を持ってるんだ!!
教えてくれ!!
それは魔法なのか!?
俺にもその技を使わせてくれぇぇぇぇ!!!
エネルギー弾は見事にゴリラに炸裂する!
きらら連続だ!
連続エネルギー弾をやるんだ!!
ベ○ータさんのように!!
え、連続では出ないの!?
ちっ!!
ゴリラもタフなのか、まだまだ戦えます!みたいな感じですげぇ吠えてる!
「グオォォォォォォ!!!」
「いちいち吠えないでよ!
煩いわね!!
喰らいなさい!!」
きららがゴリラの周りを高速で動き出す!
まるできららが4体になったようだ!
翻弄されるゴリラ!
【インフェルノバースト!!!!】
きららの口から焔のエネルギー波が放たれる!!
まるでかめ○め波のようだ!!
お、俺に伝授してくれぇぇぇぇ!!!
その技を俺にもぉぉぉぉ!!!
きららの焔がゴリラの腹を貫き、貫かれたゴリラの身体が燃えてしまう!!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ま、まさかこんな狼に・・・!!
この俺がァァァァ!!」
全身の焔により、燃え尽きるゴリラ村長。
残ったものは灰しかなかった・・・。
「御主人様!
やったわ!!
この村を守れたわ!!」
「良くやったな!きらら!!」
『ぎゃぁぁぁぁ!!
でっかいデスウルフぅぅぅぅ!!』
駆け付けてきた嫁たちがきららを見て驚く!!
「違う!
デスウルフじゃなくてブルウルだよ!!
伝説の狼モンスターだよ!!」
あ、ブルウルって世界共通なのね。
「これはだぞ?
俺のスキル譲渡で一時的に逆覚醒したんだ!」
『きらら!?』
「そうよ!
今さっき、元凶はやっつけたわ!」
「逆覚醒!?
でも、逆覚醒した獣人はもう元には戻れないんじゃ?」
【逆覚醒解除!!!!】
きららの身体が光りだし、元の獣人の姿に戻る。
「御主人様の力で何時でも戻れるのよ!
もう貴女達3人にも負けないわ!!」
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』
「ふふふ、これで御主人様は私のものよ!!」
「違うよ!!
強くても関係ないもん!
第1夫人は私だからね!
私とミコトは運命で繋がってるからね!!」
「1番は私です!!
私が1番旦那様を愛していて、1番喜ぶ御奉仕できますからね!!」
「この変態エロシスターが!!
ミコトくんは私の料理にメロメロなんだよ!!
料理も出来ないエロシスターの癖に!!」
「料理が出来ないのはきららも一緒です!!
旦那様はそんな私でも愛してると言ってくれました!!」
いや、言ってないぞ?
「御主人様に1番最初に会ったのは私よ!
後から来た人達は黙ってて!!」
ぎゃあぎゃあ喧嘩になる4人。
女3人で姦しいになるが、4人だと何になるんだ?
俺達は怪我した獣人を治し、皆を集める。
「元凶の元村長はこのきららが倒した!
もう安心してくれ!
皆、帰るのが遅くなって悪かった・・・。
死者が出なくて良かった・・・。」
「ま、まさかあの人があのモンスターだったの・・・!?」
元村長夫人が膝から崩れ落ちる。
それを宥める子供達。
「俺に対する怨みと憎しみのせいで逆覚醒したみたいだ・・・。
逆覚醒した獣人は2度と獣人に戻れないみたいだ・・・。
すまない・・・。」
「あ、貴方が来たから行けないのよ!!
貴方が来なければ・・・!
あの人は・・・!!」
「ゴリーナ、それは違うわよ。」
元村長夫人に女性軍のリーダー格の虎の獣人が語りかける。
因みにトラーオくんのお母さんだ!!
「ミコトさんが来てくれたから、この村は変われたのよ!
男達はちゃんと働くようになって、下位の村を襲わなくなったわ!
仲良くは出来なそうだけど。
私達だって料理を教えて貰えて、下位の村の女性軍とも仲良くなれたの!
男達と対等になることも出来た。
子供達も良く笑うようになったわ!
全部ミコトさんが来てくれたからなのよ!!」
「でも、あの人が来なければ夫は死ぬことはなかったわ!!
あの人が来たから私達家族はどん底に落ち、バラバラになったのよ!!
貴女達だって拷問されて辛そうだったじゃないの!!
あれは悪魔なのよ!!
やっぱり居てはいけない存在なのよ!!」
「いい加減にしなさい!!」
〈バシッッッ!!〉
虎の奥さんの平手打ちが炸裂する!!
「ミコトさんはね、何れこの村を返すつもりだったのよ!!
この村が下位の村を襲わない、ちゃんとした村になったら出て行くって言ってたの!!
貴女たちが不貞腐れないで皆と一緒に行動していたらこんなことにはならなかったわ!!
元村長も怨みを抱えないで、反省してくれていたら村長に戻ることも出来たし、死なずに済んだのよ!!
元村長がトップだった時と今を比べても、今のほうが何倍も暮らしやすくなったわ!!
ただ威張るだけの村長より、怖くても村の為に動いてくれる村長のミコトの方が断然立派な村長よ!!」
「・・・・」
何も言えなくなるゴリーナ夫人。
思い当たることが多すぎて言い返せなくなってしまった・・・。
「母さん・・・やり直そう?
お父さんのことは残念だけど、振り向いてばかりではいけないよ。
母さんのことは俺達が支えるから・・・。」
他の兄弟も母親に寄り添う。
「ママ、僕が大きくなったらここの村長になってあの人よりもっといい村を作るよ!!
だからもう泣かないで!!
僕ももう泣かないよ!!」
涙目のゴリラの子供が母親を励ます。
「貴方達・・・!!
ごめんなさい!!
皆さんごめんなさい!!
私達を許してください!!
死んだ夫に代わって謝ります・・・!!」
「ゴリーナ。
もういいんだよ。
私達とやり直しましょう?
私達は貴女をのけ者に何かしないわ!」
「・・・!!
有難う・・・。」
「昔からの仲でしょ?
これから忙しくなるわよ!
先ずはこの村を建て直さなきゃ!!
男共!
覚悟は良いわね!?」
『お、おお・・・!』
「返事が小さァァァァい!!!」
『オオオオオオオオオオ!!!!』
「・・・皆が変わってくれて良かった。
今回のは俺の責任だ。
お詫びに俺が新しく村を作ってやる。」
『へ?』
「皆、村を出てくれ!
この村を消す!」
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
少し離れた所に避難する獣人達。
【神の裁き】
〈バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!〉
辺り一面に雷雲が現れ、とんでもない雷土が村を襲う!!
それどころか他の山や森までも範囲を広げる!!
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
世界が滅ぶぅぅぅぅ!!!』
「ぎゃぁぁぁぁ!
ミコトまたやったぁぁぁぁ!!
解除してぇぇぇぇえ!!!」
俺が思った以上に雷土が広範囲に広がってしまった!
しかも威力はトールハンマーレインの何倍もある!
慌てて解除する俺。
残ったものは辺り一面の焼け野原・・・。
山と森を一つづつ消し炭にしてしまった。
少し遅れて大量の肉と素材が出てくる。
森と山のモンスターも一緒に倒したからだろう。
「・・・やりすぎちゃった、てへ!」
『てへ!じゃねぇぇぇぇぇぇ!!!』
叫ぶ獣人達。
一方でミコトには絶対に逆らってはいけないと更なる恐怖心を植え付けられた獣人達であった・・・。
「良し、じゃあ移動するぞ!」
「え、ここに立て直すのではないのですか?」
「もっといい場所がある!
皆ついてきて!」
ぞろぞろと言われるままに移動する獣人達。
「着いたぞ!!」
『こ、ここは・・・!?
下位の村のすぐ傍じゃねぇぇぇぇか!!』
「そうだ。
男達はともかく、女性軍と子供達が集まりやすいようにな。
ここに村を創る!」
「作るって何にも材料なんて・・・」
【クリエイト】
ミコトが唱えるとどんどんと建物が出来る!!
10分位で全ての家が完成した!
獣人達はただ啞然するしかなかった。
「出来たぞ!
これが新しい家だ!
場所は早いもの勝ちだ!
ヨーイ、ドン!!」
ミコトの号令で啞然としていた女性軍が走り出す!!
バーゲンセールのおばちゃんみたいだ!
各自家を決めている間に俺は上位と下位の村の間に移動する。
「ここに何か創るのか?」
「ああ!
ここに上位と下位の交流の場を創る!」
【クリエイト】
そこにできたのは大きな公園と大きな建物。
公園は子供用に。
建物の中は女性軍が集まれる集会場。
大きなキッチンに皆がおしゃべり出来るテラスを創った。
「これで何時でも集まれるだろ?」
「なるほど!流石私の旦那様です♡」
『私のォォォォォォ!?』
また喧嘩になる嫁たち。
この喧嘩は一生続くのであろうか・・・。
こうして新たな上位の村が出来た。
さて、これからが本番だな・・・。
おはようございます!
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