第4章 ♯7 リラの可愛い幸せとジュリアの下心
次の日、俺は分身して狩りに付いていくことになった。
外に出た瞬間、逃げ出そうとした奴らがいたが見事一瞬で捕まり拷問にかけられる。
やると思ったよ。
大人しく狩りに向かう獣人達。
少し歩いて森に到着した。
「沢山狩ったら今日は肉祭だ!
ペアになって狩りをするぞ。
因みにどさくさに紛れて逃げようものなら・・・」
そこに猪のモンスターが現れ突進してくる。
「あ、あぶねえ!!」
【ヒートレーザー】
光線のような焔が一直線に猪を襲い、燃え尽きる!
猪は素材と肉に変化する。
「このように消し炭にするからな。
消し炭になりたいやつは逃げればいい。」
『ひぃぃぃぃ!!逃げません!
肉祭り目指して頑張ります!!!』
「よし!
スタートだ!!」
狩りが始まった。
威張ってるだけあって皆次々とモンスターを狩る。
しかし、皆が俺の強さに圧倒される。
暇だから俺も参加したのだ!
半日で大量のモンスターの肉と素材を手に入れる!!
「大量だ!!
今日は肉祭りだぁぁぁぁ!!!」
『ウオオオオオオオオオオ!!!』
喜び合う獣人達。
一方、畑組は・・・。
「俺も狩りに行きたかったぜぇ。」
「畑より楽しそうだもんな」
「こっちの方が大変だぞ?
もうすぐ収穫だからな。」
『へ?』
「もうすぐってまだ種巻いたばかりですぜ?」
【植物育成強化】
俺が呪文を唱えると種を蒔いた所から芽がポンポン出てくる!
『ぎゃぁぁぁぁ!!
もう芽が出たァァァァ!!!』
「3日後には収穫だからな!
どんどん種蒔くぞ!
あと、米も作るから田んぼも作ろう!」
『えぇぇぇぇぇ!』
「何か言ったか?」
『何でもありません!』
「お前らは凄い食べるから量が必要なんだ。
いっぱい食べたかったらガンガン働け!!」
『うえーい』
「やる気のないやつから拷問にかける・・・。」
『はい!喜んでぇぇぇぇ!!!』
昼過ぎまで作業は続く。
畑を耕し終わるとリラ率いる女性軍がお昼を持ってくる。
「お疲れ様でーす!!
はい、お昼ご飯持ってきましたよー!」
『ウオオオオオオオオオオ!!』
お昼ご飯だけでこの歓声だ。
余程腹減ったのであろう。
『やっぱりうめぇぇぇぇ!!!!』
「仕事の後の飯は格別なんだ!
お前ら、文句言いながらも頑張ったからな。
ウメェだろ?」
『はい!格別です!』
所帯持ちは奥さんからご飯を貰い、独身の者は同じ種族の女の子からご飯を貰い、嬉しそうに食べる。
こう見てると悪い奴らには見えないんだけどな。
やっぱり法のせいだよな。
昼食を食べていると狩り班が帰ってきた。
『ぎゃぁぁぁぁ!!
悪魔が二人にぃぃぃぃ!!』
「・・・4人になってやろうか?」
『冗談です!!
ごめんなさい!!
勘弁してください!!!!』
「あー!
お前らだけ狡いぞ!!
俺たちにも飯くれぇぇ!!」
「はいはい、アナタの分もありますよ。」
狩り班も昼食になる。
「やっぱりうめぇぇぇぇぇ!!!」
同じこと言ったな。
「森に調味料の木が生えてたからそれも持ってきたよ!」
「本当か!?
じゃあ調味料作れるな!!」
「午後は手分けして調味料も作ろう。」
「なんか、ミコトとミコトが話しているの変な感じだね。」
「「そうか?」」
リラが間に入り腕組みをする。
「えへへ、ちょっと幸せだね!」
なんて可愛い天使なんだ!!
隣に男がいるのがちょっとってあれも俺か。
何だか複雑だ。
それにしても今日もリラのけしからん爆乳は健在だな。
仕事の疲れが吹き飛ぶ柔らかさだ!!
「ぎゃぁぁぁぁ!!
リラ!!
貴女はなんて羨ましいことを!!」
偶々子供達を連れて職場見学をしに来たジュリアが叫ぶ!
「えへへ、いいでしょう?
ミコトに囲まれてみました!」
幸せそうなリラ。
「羨ましいを通り越して憎い!!」
おいおい、シスターが人を憎んでいいのか?
「次は私の番です!!
リラ退いてください!!」
「やだよ!
もっとこうするの!!」
「貴女だけ狡いですよ!!
私にだって権利があるんですから!!」
「「わかったよ、全く。」」
【【分身】】
更にミコトが増え、4人になる!!
『ぎゃぁぁぁぁ!!!
サタンが4人にぃぃぃぃ!!!』
何故昇格した?
「「これでいいだろ?」」
ジュリアを挟んで2人が横に立つ。
「キャァァァァ!!
これです!!
二人の旦那様を一人占めです!!」
ジュリアが腕を組むのでジュリアのけしからん爆乳に腕を持っていかれる!!
た、たまらん!!
これが味わいたくて、4人になったのだ!!
「だ、旦那様♡
よかったらお部屋に戻りませんか・・・?」
「ジュリア!
駄目だよ!!
まだ仕事中!!」
「いいじゃないですか!!
二人の旦那様に色々してもらうんです!!」
いや、大きな声で言うなよ。
子供がいるんだからな。
「この変態エロシスターが!!
ふざけたこと言ってないで仕事しろ!!」
いつの間にかルーシアがいた。
おかわりを持ってきたみたいだ。
「ミコトくんもう解除していいよ!
仕事にならん!!」
「「「「そうだな。」」」」
一人に戻るミコト。
『ふぅぅぅ。冥王が一人になったぁぁぁ。』
一安心する獣人達。
冥王って何だ?
昇格なのか?
そんなに100人に増えてほしいのか?
「ああ!旦那様が一人にぃぃぃぃ!!!!」
一人項垂れるジュリア。
一体何をしてもらうつもりだったのだろう・・・。
午後からは調味料作りになる。
俺は調味料の実を取り出す。
「うぇぇぇ!
なんでそんな不味いもの持ってきたんですか!?
そんなもん食えないですよ?」
皆食べたことがあるのであろう。
渋い顔をしている。
「これが美味い料理を作る調味料になるんだ!」
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
俺は調味料の作り方を教える。
皆が驚き、感心する。
「まさか、こんな不味い物がこのようなものになるとは・・・!」
「これは革命じゃねえか!!
王都でもこんなものないぞ!」
「ん?この世界にも王都があるのか?」
「え?知らないんですか!?
王城の周りにある都市ですよ。」
「そこではやはり上位の獣人しかいないのか?」
「俺たちなんかより強い奴らしか居ないですよ。
スキルを2つ以上持ってる奴らしか住めないんです。」
「なるほどな。
2つ以上持ってない奴らはこうやって村を作ってるんだな?」
「そうですぜ。
これも今の獣王がきめたことですぜ。」
「獣王ってどんな奴なんだ?」
「ライオンの獣人でかなり性格が荒くて、王都に来てから負けなしなんです。
ミコトさんでも勝てるかどうか・・・。」
「いいな、戦ってみたいな!」
「えぇぇぇぇぇ!
正気ですか!?
獣王と戦うには半年に一回行われる獣王決定戦で決勝で勝ち残った方と戦えるです。
かなり危ない大会ですよ?」
「大丈夫だろ?
どうせ雑魚しかいないよ。
確かいつ行われるだっけ?」
「後、約3ヶ月くらいですぜ。
ホントに出るつもりですかい?」
「出る!!」
そんなおもしろ行事出なきゃ損だろ!!
天下○武道会みたいじゃん!!
「まあ、ミコトさんなら決勝までは余裕そうですけどね。
獣王はホントに強いですよ?
戦った相手が言うには、獣王の前では思うように体が動かず負けてしまうみたいですよ。」
「ん?どういうことだ?
拘束でもされるのか?」
「詳しくは分からないのですが、剣を交えてもいつもの力が発揮できないみたいです。」
「何か裏がある話っぽいな。
まあ、戦えばわかるだろ。」
「そんな呑気なこと言ってると負けちゃいますよ?」
「あ?誰に言ってんだ?」
「いえ、応援してます。」
獣王決定戦・・・。
それまでになんとか獣王を見てみたいな。
それから1週間、同じ様に狩りや収穫をし、調味料を作る。
こいつらは消費が激しいから余り残らないな。
もっと拡大しなきゃ駄目かな?
文句言いながらもちゃんとやるからな。
あと2倍にするか。ふっふっふっ。
〈ブルッ!!〉
「な、何だ!?
凄い嫌な予感で寒気がするぞ!?」
「あの悪魔の笑顔を見てみろ!!
絶対何か企んでるぞ!!」
「逃げた方がいいか?」
「逃げたら拷問だぞ?」
「どっちをとっても地獄じゃねぇぇぇぇか!!!」
その後、ミコトに畑・田んぼを2倍にすると告げられ地獄のような作業をさせられる獣人達。
彼らの中にもう、下位の獣人を襲うという考えはなくなっていることを誰も知らない・・・。
下位の村にて・・・
「今日で1週間・・・。
上位の奴らが誰も来ないな・・・。
何かあったのか!?」
「まあ、来ないのは嬉しいことだが、ここまで来ないとちょっと心配になるな・・・。」
「いや、心配って・・・。
平和になったからいいじゃねえか!!」
「そ、そうだよな!!
でも、何があったか確かめたほうがいいんじゃないか?」
「何でだ?」
「もしかしたら、1週間分纏めて襲ってくる計画を立ててるかもしれないぞ?」
「そ、それは不味い!!
偵察に行こう!!」
「そうだな・・・。
誰が行く?」
「じゃあ俺が行くわ。
猫族の俺なら木の上から偵察できるからな。」
「ありがとう!
では、頼んだぞ!!」
「ああ。行ってくる。」
こうして、下位の村から偵察を送ることになった。
偵察に向かった猫族は驚愕の真実を知ることになる・・・。
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