表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
10/147

第1章 ♯10 大切なもの

あれから二週間が経ち、俺もきららもだいぶ強くなった。

この二週間はずっとモンスター狩りに励んだ。

食材や素材を集めつつ、レベルも上げた!

今や俺はLv100を軽く超えている。

スキル【経験値100倍】のお陰で簡単にレベルが上がっていくのだからね!

他のにもスキルを色々覚えた!

火魔法LvMax

 全ての火魔法が使える

氷魔法LvMax

 全ての氷魔法が使える

風魔法LvMax

 全ての風魔法が使える

土魔法LvMax

 全ての土魔法が使える

闇魔法LvMax

 全ての闇魔法が使える

光魔法LvMax

 全ての光魔法が使える

回復魔法LvMax

 全ての回復魔法が使える

魔力増大〈極〉

 自分の魔力が100倍になる

ステータス増大〈極〉

 全てのステータスが戦闘中のみ10倍になる

抜刀術〈極〉

 刀による攻撃、必殺技を全てマスターする

料理〈極〉

 料理のプロを超える料理が作れるようになる


この二週間で思い付いたスキルだ。

ヤバくね?もうこれチートじゃね?

この森じゃ殆ど無双状態だし!


最近、というか料理スキル取ってからだけど、悩みがある。


味付けのレパートリーが少ない!


ということで俺は次なる調味料、醤油を探したいと思う。

早速、検索アプリで醤油があるか検索する。

《検索結果》

この世界には醤油は存在しない。類似しているものもない。しかし、ブラックフルーツという実を水に3日漬けると醤油と同じものになる。ブラックフルーツは食べてもしょっぱいだけの実なので人々から敬遠されている


なる程、流石検索アプリ様、博識でいらっしゃる!

それにしても、シオコショウの実もそうだけど食べたら不味いってだけで嫌がられるなんて···

あ、そうか、俺がこれを色んな人に伝えて料理界に革命を起こせばいいのか!

創造神様からも頼まれてるしね!

じゃあ、早速ブラックフルーツ探してみるか!

探索アプリオープン!!

《探索結果》

スマホの画面に地図が表示された。

お、意外と近いな!

パッと行って採ってくるか! 

近いから1人で大丈夫だろう。

「きらら、ちょっと近くでブラックフルーツ採ってくるから留守番しといてくれ!」

ブラックフルーツと聞いて、若干嫌な顔してた。

〈キャン!〉と鳴き、ベッドで待機する。

モンスターからも嫌がられるなんて···

そして俺はブラックフルーツを求め、森に入る。


この時、嫌でもきららを連れていけばよかったと後悔することになる···。


拠点から1キロ位で目的の場所に着いた。

そこには大きな木に黒い実が沢山成っていた。

これかな?

鑑定アプリで調べるとやっぱりこれがブラックフルーツだった!


皆から嫌がられるだけあって量が半端ない。

片っ端から乱取りしよう!

皆から嫌がられる実も俺からしたら宝石にしか見えない。

好奇心で一つ齧ってみた···。

後悔した。

何じゃこりゃぁぁぁぁ!クソ不味い!口の中の水分全部持っていかれる!

俺は口の中にウォーターを唱え、咽るほど水を飲む。

もう2度と食べないと誓った。


夢中で取り続け、気付いたら1時間程経っていた···。

そろそろ帰らないときららが心配するかな?


急いで拠点に帰ると俺は絶句した···。

「ぎゃァァァァァァ!俺のフィギュアたちがァァァァ!!!」

そこにはきららの姿は無く、最近クリエイトアプリで棚を創り美しく飾られたフィギュア達が無惨にも滅茶苦茶になっていた···!

え、巨人が進撃してきたの!?だから、俺のウォール・マ○アが破壊されたの!?

俺の足元には真っ二つになった巨人のフィギュアがあった···。

「ぎゃァァァァァ!進撃したと思った巨人が1番の被害者にィィィィ!!」

俺が絶望していると、少し毛並が乱れたきららが帰って来た。

「きららァァァ!これはどういうことだぁぁぁぁ!!

開口一番の俺の叫びにビビるきらら。

「俺のフィギュア達が滅茶苦茶じゃねえかぁぁ!お前がやったのかぁ!?」

首を横に振ってきららは否定するが、

「じゃあ、誰がやったんだぁ!?此処にはお前しか居ないだろぉ!しらばっくれるじゃねぇぞ!!」

それでも否定し続けるきらら。

俺は怒りで我を忘れていた。

ここで冷静になれば良かったんだ···。

きららのこと信じることが出来れば···。

「まだ嘘つくのか!俺はお前をそんな風に育てた覚えは無いぞ!!もういい、此処から出て行け!お前の顔なんて見たくない!!」

きららはきゅ〜んと小さく鳴くが

「ウルセェェェ!早く森に帰れぇぇ!!」


きららは項垂れながら拠点から出て行ってしまった···

俺はそれを止めること無く、荒らされたフィギュアを並べ直す。


フィギュアの整理が終わり、一息つく。

壊れたフィギュアはクリエイトアプリで新しく創り直し、壊れた者たちはお墓に埋めた。


少し冷静になった俺。

冷静になると同時に凄い後悔の波が押し寄せる···。


俺は何であんなにキレたんだろう?

俺は何できららを追い出したんだろう?

きららにも何か理由があったんじゃないか?

きららはフィギュアを壊したら俺に怒られるのが解ってたはず。今まできららは1度もフィギュアに触れていないから、何となく解る···。 


俺は強くなって慢心していた。

森でモンスターと会っても無双状態で全て無傷。

痛みなんてものを忘れていた···。

それは大切な者を傷つけても何も感じなくなる。

痛みを忘れる恐怖と後悔で俺は塞ぎ込んだ。

そして暫くして立ち上がる···


きららを追いかけないと···!!


しかし、此処は森の中、闇雲に探しても見つけられない··


探索アプリを起動させるが、

《モンスターは探索出来ません》

使えねえぇぇ!


くそっ!せめて何処にモンスターがいるか判れば・・・!


そうだ!スキルだ!

俺はスキル創造アプリを開く。

《欲しいスキルを入力してください》

モンスターを探知出来るスキル・・・っと

《効果を入力してください》

モンスターが何処にいるか判り、そのモンスターの名前も判る・・・っと!

これでどうだ!?

《スキルが創造されました》

スキル 魔物探知〈極〉

 半径50キロ周囲のモンスターを探知出来る。そこにいるモンスターの名前、状態も判る


よし!出来た!色々オマケも付いてる!

スキルを取り込み、スキルを発動させる。

するとスマホの画面に地図と緑色の●が現れる。

●をタップするとモンスターの名前が表示された。


これは違う、これも違う、これじゃない、あれこれ探していると一つ赤い●があった。

俺は急に怖くなった···嫌な予感というやつだ。


赤い●をタップすると名前が表示される···


デスウルフ(状態:瀕死)


きららだ!ここら辺にデスウルフは生息していない!

この森のデスウルフはきららしか居ない!

瀕死ってなんだ!誰にやられてるんだ!?

赤い●の近くにもう一つ●がある。

それをタップすると名前が表示される。


ヴィシャスモンキー(状態:興奮)


コイツにやられてるのか!

くそっ、急がないときららが!!


急いで駆けつけるときららが倒れていた···

木の上にでっかいサルっぽいモンスターが踊っている!


「きららァァァ!」

俺は直ぐ様きららの傍にいく···

俺は絶句した···

そこに居たきららは尻尾が千切られ、脚も折られ、片目を潰され、片耳を削ぎ落とされたいた···

きららは重症だが、まだ息はある!

俺を見るなり息も絶え絶えにきゅんと小さく鳴いた。


俺はキレた···

フィギュアを壊された時のようなバカみたいな怒りでは無い···

きららをボロボロにしたサルへの怒り

そして、きららをこんな目に合わせる原因を作った俺に···


俺はきららを抱きしめた。


「パーフェクトヒール···!」

最強の回復魔法···

対象の傷を完全に直す究極の回復魔法

きららの傷が完全に塞がり、欠損した部位も完全に治った。

しかし、体力までは回復しない。あくまで傷を治す魔法だからだ。

「ごめんな、きらら···お前を信じきれなかった俺のせいだ!」

きららは体力を振り絞り、俺の顔を舐める···

俺のせいじゃないと言われた気がした。

涙が出てきた···

こんなに優しいやつを俺は疑った···

きららの優しさと後悔で涙が溢れた


きららを完全に治したことでサルが怒り此方に向かって来た。

<ヴギギィィィィィ!!!>


「影縫い」


その瞬間、サルが動きを止める···

正確には俺が拘束した。

影縫い

 闇魔法。対象を拘束させる魔法。

「うるせぇ、サル。てめえの相手は後でたっぷりとしてやるからそこで大人しくしてろや。」


拘束されて動けないサルにそう言うと、俺はきららを抱き上げ、安全な場所に置いた。

「ちょっと待ってろよ、直ぐに片付ける。」


再び俺はサルの処に向かい、魔刀 紫紅をアイテムボックスから取り出す。


「よくもきららをボコボコにしてくれたな。」

俺は先ず、サルの尻尾を切り落とした。

〈グギャァァァァァ!!〉

サルの断末魔の叫びが森に響く···

「ウキウキうるせぇよ!クソザルがぁ!」

そう言って次はサルの耳を削ぎ落とす。

次にサルの目を刀で突き刺す。

サルは激しい痛みのあまり、声すら出せなくなっている。

そして、サルの両腕を切り落とす・・・

「きららにやったことをお前にもやってやった。どうだ、きららの痛み解ったか!?」

そうサルに怒鳴りつけたが、ハッと俺は自分の言葉に我に返る···。

···解って無いのは俺も一緒だな···。

俺はサルの拘束を解く。

「もう2度と俺たちの前に現れないでくれ···」

俺はサルを逃した···

ここでサルを倒したら、俺は何も変れない気がした。

サルにはもう戦意は無く、直ぐ様逃げ出した。

俺はきららの元に戻る。


「きらら、大丈夫か?」

きららからの返答は無かった···。

俺は一瞬焦ったが、杞憂だった。

きららの寝息が聞こえた。

体力の限界かな?


俺はほっと胸を撫で下ろし、その場に座り込んだ。


「生きててくれて、有難う」


俺はきららを抱きしめた後、きららを背中に背負って拠点に連れ帰る。


ミコトの背中できららは幸せそうだった。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ