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異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
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第1章 ♯1 聖地に着いたとおもったら・・・

初投稿です!



俺の名前は如月 美琴。

30歳 独身、彼女なし。

趣味は漫画、アニメ、読書(異世界モノ)

いわゆるオタクなんだとおもう。

隠してるつもりはないが、見た目からオタクに見えないらしく隠れオタクと真のオタクの友達から言われる。


今日は運命の日だ。

運命の人と出会うとかそんなドラマチックな話ではない。

この日の為に、俺は昨日大きな商談を見事成功させた。

人生初の快挙だ。

俺の住むところは田舎で地元の会社で営業なんてやっているのだが、初めての東京の出張ということで、珍しく本気になった。


何故本気になったかだって?


当たり前だろう? 

東京だよ?

東京といったらアキバだろ?

聖地 秋葉原···

俺の憧れたアキバに会社のカネで行けるまたとないビッグチャンス!

そりゃ本気にもなる。

上手く商談を成功させて、気持ちよくアキバを満喫するのだ!


ということで、本日はアキバに向かいます。

聖地に失礼のないように、自分なりのオシャレをしてみた!

目立たず、ダサくなく。

同じような服着てる人いっぱい居るが気にしない。

それにしてもやっぱり東京は凄い。

とんでもない人の量···

人がゴミのようだ!

満員電車を乗り越え、遂に聖地へ!!!

駅の入口に立ち、目を瞑る。

感激の余り、涙が出そうだったからだ。

そして、聖地への第一歩を踏み出した!

目を開けるとそこはアニメと電脳の理想郷、秋葉原!!!


··········じゃない!!!

どこ、此処!?!?!?!?


真っ白な世界が広がっていた。

「え、精○と時の部屋??」


『違います。』

え、誰?

俺の後ろには美しい金色の髪のナイスバディの美人が立っていた。

何かのコスプレかと思うような服装。

がっつりと開いた胸元に目が離せない···!!

『どこ見てるんですか?この犯罪者が!』


「は?」


『は?ではありません!私は罪と罰の女神。貴方の罪を罰する為に此処へ貴方をお呼びしました。』

「俺の罪?何ですか、それは!?」

『惚けても無駄です!貴方は今まで窃盗、強盗、殺人未遂、オレオレ詐欺、強姦等、様々な悪事に手を染めてきました。それを裁かれるのは当たり前でしょう?』

何だ、その極悪人は!?

俺のことか?そんな覚えはないぞ!!

そんな勇気もない!!

『まだシラを切る気ですか!!

観念なさい!悪田 権蔵!』


「は?」『は?』

「え?」『え?』

「···誰ですか?その如何にも悪い事大好きっ子みたいな名前の奴は?」

『え?』「え?」

『は?』「は?」

「俺の名前は如月 美琴ですけど?」

『え~~~~~~~~!!!!!』


今、俺の前には五体投地している女神がいる。

豊満なバディのせいで苦しそうだ(主に胸のあたりが)

『大変申し訳ありませんでした!!!』

「まあ、間違いは誰にでもありますよ!」

『何て慈悲深い!!』

「俺としては元の場所に戻してくれれば、大丈夫ですよ!」

『あ、それは出来ません。』

「は?」

『もう貴方は元の世界に戻れません。』

········

「ふざけんなぁ!!!この駄女神がぁぁぁぁぁ!!!!」

『ひぃぃぃ!!』

いきなり叫んだ俺に女神が後退る。

「俺がこの日の為に、どんだけ苦労したか解るか!?やりたくも無い仕事に本気を出し、決してあるわけでも無いコミュ力をフル回転させて商談を成功させ、最高の形で望んだ聖地巡礼の道程をお前は無駄にしたんだぞ!!!?解るか、俺の気持ちが!この日の女神が!!」

『ごめんなさーーい!!!』

「ごめんなさいで済む問題か!今すぐ戻せ!俺を聖地に降臨させろ!神の如く!!」

『もうホントに無理なんですぅー!』

「何でだ!?この無能が!」

『貴方は元の世界では死んだことになっているのです!死んだ人間を生き返すことは神でも禁止になってるんですぅ!』

泣きながら訴える駄女神。

「···え、俺死んだことになってるの?」

『はい、今は駅前で謎の変死扱いです♪」

なんか軽いノリで言いやがった、駄女神。

「この人殺しがぁぁ!今すぐ俺が罰してやる!!罪と罰の女神なんだろ!?!?じゃあ、お前の罪を償いやがれぇぇ!!」

『ひぃぃぃ~ごめんなさ~い、なんとかしますから許してくださいー』

「何とかって何だ!?」

『友達の女神にちょっと相談しますー!』

「とか言って逃げる気じゃないだろうな!?」

『逃げませんよ!ちょっとだけお待ちくださいー』

そう言うと駄女神は一瞬で姿を消した。

俺は真っ白な世界の中、一人涙を流し黄昏れていた。

「メイドカフェ行きたかったなぁ···」


絶望しているところ10分くらい経った頃、駄女神が帰って来た。

駄女神の隣には美しい黒髪の如何にもクールビューティーなナイスバディが立っていた。駄女神と同じような格好だ。女神の制服なのかな?

『此の度はうちの駄女神が大変申し訳御座いませんでした。』

そう言って、もう一人の女神は頭を下げた。

『貴女まで駄女神って!?酷い!!』

「うるせぇ、駄女神は黙ってろ!」

『うぅっっ』黙り込む駄女神。

「貴女は誰ですか?」

『私は創造の女神です。創造神とも呼ばれます。この世界を創ったものです。』

「じゃあ、貴女が俺を生き返らせてくれると?」

『それは無理です。ごめんなさい。』

「無能!」

『それは神の力を持ってしても禁止されています。なので、一つ提案があります。』

「提案??」

『貴方を私が新たに創った世界で第二の人生を送ってもらうことです。貴方の好きな異世界でもう一度、人生を送りませんか?剣と魔法のファンタジー溢れる夢の世界です。』

「異世界···

剣と魔法···

ファンタジー···だと···!?」

異世界、剣と魔法、ファンタジー···

俺が夢見るラノベの世界···!

無双!チート!ハーレム!ケモミミ!

何でもアリの世界!?

『はい。貴方はこーゆーのお好きかと思い、提案させて頂きました。いかが致しましょう?』

「有能女神様!!おなしゃーすっっっ!!!」

『有難う御座います。では、早速準備に取り掛かりましょう。私の作った世界はまだ、貴方の居た世界の様に文化が進んでいません。貴方には是非とも、私の創った世界で革命を起こして頂きたいとおもいます。』

「革命!?そんなこと俺に出来るんですか!?」

『もちろん、貴方の世界の知識を使えば可能です。私の創った世界では全ての人々にスキルが与えられます。例えば、剣術のスキルや魔法のスキル等です。貴方には更に普通のスキルの上位になるユニークスキルを与えます。その力で革命を起こして頂きたいとおもます。』

ユニークスキル!!チートキターッ!!!

『本来なら私の勝手でスキルを与えますが、今回はこの駄女神のミスなので貴方が欲しいスキルを一つ与えます。』

『また駄女神って言ったぁ~!』

「うるさい、駄女神!」

うっ!と言って黙り込む駄女神。

「つまり、俺の考えたスキルをくれるということですか?」

『はい。神に反したものや無謀なもの以外であれば私が創り出します。』

え、何この有能女神、最強なんだけど···!?

どっかの無能女神とは全然違う!

『今、凄く失礼なこと考えてませんでした?』

「···別に」そっぽを向く俺に睨みつける駄女神。

『どのようなスキルをお求めですか?剣術で無双出来るスキルですか?魔術で無双なスキルですか?モテモテハーレムスキルですか?』

ど、どれも捨て難い···!!!

しかし、よく考えろ、俺!

スキルは一つだけだ。無双できるからといって知識が無ければ生き残れない···だからといって、知識だけではもちろん無理・・・

こんな時にスマホとかで検索して最高のスキルを探し出せればなぁ···


ん?スマホ?


その時、突如として俺に雷が落ちたみたいな衝撃が!

そうだ···スマホだ!!!



こんにちは!

今作品が初投稿になります!

まだまだ新参者ですが、どうか生温かい目で見て頂けると幸いです!

似たような話があると思いますが、丸かぶりしないよう頑張って書きます!

宜しくお願いします!

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