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小さな青いドア  作者: 田中らら
10/12

ドア

週末僕は電車で実家に向かった。

久し振り?の実家。


「お帰り!」母さんが笑顔で出迎えてくれた。


リビングに行くと机の上にたくさんの料理が並んでいた。


「おまえの好きな物たくさん作ったから食べて!」


「ありがとう。」


「仕事はどうだい?頑張ってるか?」


父さんが聞いて来た。


「うん、頑張ってるよ。」


「そうか、ほどほどにがんばれよ!」


「うん・・・なんか今日は優しいね。」


「そう?母さんはいつも優しいよ?」


「うん・・・そうだよね・・・」


僕は違和感を感じた。


「今日は泊まって行くだろう?」


「うん・・・」


僕は違和感を感じながら自分の部屋に向かった。


みんなが優し過ぎる、

僕は本当に元の世界に戻って来たのだろうか?


「本当の世界に戻りたい・・・」


僕は独り言を言いながら部屋に入った。


部屋に入ると部屋の奥に小さな青いドアがあった。


「あのドアは・・・!!

前にもあった小さな青いドア!

ドアを開けたらまたあの世界に戻ってしまうのか?」


僕は嫌な予感がした、

開けないほうが良い!と頭ではわかっていた、

でもどうしてもドアが開けたいという衝動が抑えられなかった。


僕は小さなドアノブに手をかけた。


開けたらいけないっていう心の声を無視してドアを開けた。


すると次の瞬間僕は自分のベッドの上にいた!




つづく

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