レポート60 特別授業、しちゃいます
すみません。今日はいろいろ用事があって、今さっきスマホを見て、人面さまのレビューが到着したことを知りました。
感動です。
このいきさつについては、次回以降の投稿でわかるように書きます。今は大きな宿題ができた気分で、少々焦っています。
とりあえず、謎の一言を。
リアルタイム☆ファンタジーに、人面プロデュースが入ります!
翌日、生徒たちがまだ来ない早朝に、3人で学校に行った。
「二日酔いで頭痛い」
「フラ、もう夜遊び禁止ね」
「なによ。だったらユメオは、旅館を出てってよ。ババアの女将に変な気起こしてさ」
「ホストとその気になるのとどっちが悪い!」
「これこれ。朝からケンカはよさんか。ほれ、もう校長室に着いたぞよ」
「失礼します」
校長室のドアをノックする。どうぞと言われて開ける。小柄でハゲの校長が椅子を立つ。どっかで見覚えあるなーと思ったら、
「バイオ博士マン!」
「そう。市長に校長を頼まれてね。昨日は中学生相手に妖術を使って、ホストクラブでウイスキーを吐いたそうだね。きみたちは注目の的だから、全部耳に入ってくるよ。気をつけたまえ」
「あなたに言われると、正直ムカムカします」
「旅館の女将に、切ない想いをさせたそうじゃないか。あんまり罪なことはするなよ」
「大きなお世話です! だいたいなんですか、ここの生徒は。高校生のくせに、昨日ホストクラブで遊んでましたよ」
「わたしも就任したばかりでよく知らんが、琴美と梨菜と結衣っていう生徒らしい。我が校を代表する美人3人組で、ホストのほうが夢中になっているという話だ。きみも男だ。ここは一つ、レベルが上がるごとに彼女らをゲットする設定にしたらどうだ?」
「断わります! 校長がそんなんだと、この学校のモラルは崩壊しますよ。ま、設定に関しては、沼に言われたらそうしますけど」
「生徒たちの教育は、頼んだぞ。では職員室に行こう。逃げずに残った先生たちを紹介する」
職員室に行くと、先生は8人しかいなかった。
「バイオ国語マンにバイオ数学マンにバイオ理科マンにバイオ社会マンにバイオ英語マンにバイオ体育マンにバイオ美術マンにバイオ音楽マンだ。なにか質問は?」
「いちおう教科の先生は揃っているようですね。ぼくたちは、道徳の授業を受け持てばよいでしょうか?」
「生活指導、部活の顧問なども頼む」
「先生たちが大量に逃げたということですが、その理由は?」
「それは3年の学年主任の、バイオ国語マン先生から話してもらおう」
「バイオ国語マンこと、後藤です。えー、理由はいくつかありますが、我が校の生徒を迎えにきた彼氏が、顔が逆さまで気持ち悪くて逃げた先生がいます」
「逆さ男マンか! あの人別に、怖くないですよ」
「あとはやっぱり、イジメですね。特に若い男の先生は、ターゲットにされます」
「舐められたらいけませんね。ここは一発、舐められたら舐め返す気でいきます」
「実際に舐めて、警察に捕まった先生もいます。あいつらは自分のことは棚に上げて、教師はすぐに告発するんですよ」
「リトル・モンスターですね。ガツンといきますよ、ぼくは。フラ先生もアドバイ先生も、甘い顔をするつもりはありません。命懸けの冒険をしてきたんですからね。ねえ、先生たち?」
「わたしは昔、モンスターのフラフーパーの元締めだったから。不良少女なんて、幼稚園児みたいなものよ」
「わしも、ハイティーンなんぞにいっさい手加減はせん。妹を差し出さん不届き者は、生まれてきたことを後悔させてやるわい!」
「頼もしいですね。ではさっそく、ユメオ先生は琴美のいる1組、フラ先生は梨菜のいる2組、アドバイ先生は結衣のいる3組で、特別授業を行なってください。先生たちのことは、紹介ビデオをつくって流してあるので、自己紹介はしなくてもOKです」
「へえー、あのBDMとの決闘を撮影してたんですか。全然知らなかった」
「ユメオ先生のビデオは、大蜘蛛との決闘シーンです」
「バカ! あれは下半身むき出しでやったんだ! ちゃんとモザイク処理してくれただろうな?」
「えー、ユメオ先生にはすでに仇名がついてます。ドリル〇〇ポコ先生、もしくはウンチマンです」
「帰る! そんなんで英雄授業ができるか!」
「でも、ここで生徒たちに名前を売れば、一気にPVが増えますよ」
「……マジ?」
「女子高生に大人気となったら、書籍化も夢ではないでしょうねー」
「む……では1組の教室の場所を、教えてください」
「バイオ数学マン先生、案内してください」
「色気ムンムンでおなじみの、バイオ数学マンこと桜井です。こちらへどうぞ、ドリル先生」
「ユメオです。くれぐれもまちがえないように」
「先生のビデオ、拝見しましたよ。わたし、人がウンチするところ初めて見ました」
「さっさと案内してください!」
教室へ近づくと、さすがに緊張してきた。いったいなにから話そう。森のボスとの死闘などがいいだろうか?
迷っているあいだに、桜井先生がドアを開けて大きな声で言った。
「ほらみんな坐って! 特別授業をするわよ」
「わ! 桜井が底辺作家を連れてきた!!」
「てえへんだ、てーへんだ、底辺だ!」
教室中に底辺の大合唱と嘲笑の声が響いた。くそっ。底辺と呼ばれるくらいなら、ドリル〇〇ポコのほうがマシだ!
PV2236
LV22
あっ! レビューでジャンプアップした! 鯉の滝昇りか?(この意味については次回以降で)
我が読書歴 第11回
前回は、本格ミステリーの古典のうち、長編だけに触れました。
しかしだんだん、短編に魅了されるようになりました。
単品でいうと、エドガー・アラン・ポーの「黄金虫」。面白すぎて感動し、暗号をそっくり書き写したりしました。
シリーズなら、なんと言ってもG・K・チェスタートンの、
「ブラウン神父シリーズ」です!
これはもう、恋をしましたね。ブラウン神父に会いたくて仕方なかった。




