表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/445

レポート3 いよいよルール説明(1stPVチャレンジ)

 前回、タイトルかぶりを釈明しましたが、別のことが気になってきました。


 PVとLVが連動する設定も、すでにどなたかがされていたでしょうか?


 もしそうなら、すみません。真似したわけではありません。


 ただ、もし同設定の作品があったとしても、これは全然ちがうものになるはずです。きっと似ても似つかぬものになるでしょう。


 それだけは、自信があります。

 青島沼あおしまぬまは、本当に沼だった。


「レビューを書けだなんてずうずうしい。わたしはこの世界じゃ長いのよ。頭まで沼に浸かってるわ。あなたも浸かってからものを言いなさい」


 そう言うと、口から瘴気を吐いて、ぼくを霧の中に閉じ込めた。


 ところで、とじこめたは閉じ込めたって書くけど、とじこもるって、閉じ籠るって書きますか? 閉じ籠もる? ぼく、いつも迷うんですよねー。


 それはさておき、霧が晴れて(霽れて?)みると、どうも自分が地下牢らしきところにいることに気づいた。


 暗くて冷たい。まわりは全面石の壁。どうあがいても、脱出できそうにない。


 そのとき天井から、沼の声がした。


「それではルール説明をします。あなたはなろうでのみ、外界と接することができます。脱出する方法はただ一つ。自力でPVを稼ぐこと。とりあえず、100PVでLV1として、明日の投稿時までにLV1にならなければ、潔く死んでもらいます。命しかとらないから安心してね。レベルが上がったら扉が開くから。ほいじゃねー」


「待ってくれ!」


 ぼくは喉を嗄らして叫んだ。というのも、第2話まででPVは41で、このままのペースなら良くても60、どう考えても、100には到達しない計算なのだ。


 死にたくない。たったの3話で死ぬなんて、いくら不人気でも、そりゃ無念すぎるよー。


 あ、そろそろ充電がヤバイ。


 でも大丈夫。この地下牢、なんにもないけど、コンセントだけはあるんだよね。


 では明日。もし生きてたら、会おう。


 PV41

 LV0


(以下の文章は、何者かによって勝手に書き込まれた)


 見つかる危険が増えてきた。急がなくてはならない。


 あいつを出し抜くのは並大抵ではない。頭脳では、完全にこちらを上まわっているのだから。


 が、あいつは若い。年齢はまだ25だ。その若さが、やつの弱点と結びついている。


 若さゆえ、プライドが高く、自分の欠点を許しがたく思っている。そこに付け込む隙がある。


 あいつの欠点を指摘しろ。みんなに暴露すると脅せ。そうすれば、冷静さを失って、思慮の浅い行動をとるかもしれない。そのときがチャンスだ。


 で、BDMの欠点だが……


 まただ。やつの注意がこっちに向いた。場所を移動しなければ。


 これまでレポート1、2、3と、順番に移動してきた。次を4にすると、見つかる可能性が大きい。番号をとばす。


 その番号を直接書くわけにはいかない。ヒントを記そう。


 平仮名の「ひ、ら」に行け。


 賢明な勇者のきみなら、これだけでわかるだろう。知恵でそこに到達してくれ。


 時間はない。あるいは次が、最後の通信になるかもしれない。


 次回は、PV100に到達していたら、


「ありがとう、みんな!」


 到達しなければ、


「ユメオ・イズ・デッド」


 どちらかのタイトルになるはずです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 文章が綺麗で分かりやすかったです。 [一言] Twitterから来ました。 文章がとても綺麗で分かりやすかったです。応募分が全て終わり次第続きを読もうと思います。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ