レポート3 いよいよルール説明(1stPVチャレンジ)
前回、タイトルかぶりを釈明しましたが、別のことが気になってきました。
PVとLVが連動する設定も、すでにどなたかがされていたでしょうか?
もしそうなら、すみません。真似したわけではありません。
ただ、もし同設定の作品があったとしても、これは全然ちがうものになるはずです。きっと似ても似つかぬものになるでしょう。
それだけは、自信があります。
青島沼は、本当に沼だった。
「レビューを書けだなんてずうずうしい。わたしはこの世界じゃ長いのよ。頭まで沼に浸かってるわ。あなたも浸かってからものを言いなさい」
そう言うと、口から瘴気を吐いて、ぼくを霧の中に閉じ込めた。
ところで、とじこめたは閉じ込めたって書くけど、とじこもるって、閉じ籠るって書きますか? 閉じ籠もる? ぼく、いつも迷うんですよねー。
それはさておき、霧が晴れて(霽れて?)みると、どうも自分が地下牢らしきところにいることに気づいた。
暗くて冷たい。まわりは全面石の壁。どうあがいても、脱出できそうにない。
そのとき天井から、沼の声がした。
「それではルール説明をします。あなたはなろうでのみ、外界と接することができます。脱出する方法はただ一つ。自力でPVを稼ぐこと。とりあえず、100PVでLV1として、明日の投稿時までにLV1にならなければ、潔く死んでもらいます。命しかとらないから安心してね。レベルが上がったら扉が開くから。ほいじゃねー」
「待ってくれ!」
ぼくは喉を嗄らして叫んだ。というのも、第2話まででPVは41で、このままのペースなら良くても60、どう考えても、100には到達しない計算なのだ。
死にたくない。たったの3話で死ぬなんて、いくら不人気でも、そりゃ無念すぎるよー。
あ、そろそろ充電がヤバイ。
でも大丈夫。この地下牢、なんにもないけど、コンセントだけはあるんだよね。
では明日。もし生きてたら、会おう。
PV41
LV0
(以下の文章は、何者かによって勝手に書き込まれた)
見つかる危険が増えてきた。急がなくてはならない。
あいつを出し抜くのは並大抵ではない。頭脳では、完全にこちらを上まわっているのだから。
が、あいつは若い。年齢はまだ25だ。その若さが、やつの弱点と結びついている。
若さゆえ、プライドが高く、自分の欠点を許しがたく思っている。そこに付け込む隙がある。
あいつの欠点を指摘しろ。みんなに暴露すると脅せ。そうすれば、冷静さを失って、思慮の浅い行動をとるかもしれない。そのときがチャンスだ。
で、BDMの欠点だが……
まただ。やつの注意がこっちに向いた。場所を移動しなければ。
これまでレポート1、2、3と、順番に移動してきた。次を4にすると、見つかる可能性が大きい。番号をとばす。
その番号を直接書くわけにはいかない。ヒントを記そう。
平仮名の「ひ、ら」に行け。
賢明な勇者のきみなら、これだけでわかるだろう。知恵でそこに到達してくれ。
時間はない。あるいは次が、最後の通信になるかもしれない。
次回は、PV100に到達していたら、
「ありがとう、みんな!」
到達しなければ、
「ユメオ・イズ・デッド」
どちらかのタイトルになるはずです。