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ヒューマンの会

作者: 今井キマリ

私は魔女の一族に産まれた。


私には魔女の力はない。


だから、姉さん達のサポートをしている。


皿洗い、洗濯、もちろんお炊事。


女中さんではと言われることもあるけれど、


私は嬉しい。


母さんや姉さんは難事件を解決している。


スケジュール調整も


私の大事な仕事。


ヒューマン。


私たちの世界では力のない魔女をこう呼ぶ。


だから私はヒューマンの会を作った。


市崎家のヒューマン、真央。


金柿家のヒューマン、咲。


私、新垣家のヒューマン、美雨。


私たちは洗濯のこだわりや


料理のレシピの共有など


結構、充実した会を開ける。


なんだかんだ家族間のわだかまりも


減っている。


ヒューマンだから思うこと。


魔女だって人間。


忘れないで欲しい。


ヒューマンに産まれて


嬉しかったこと。


手編みのマフラーのほつれに気づいて


直せること。


世界にはどうしても変えられないことがある。


でも変えられることは変えたい。


才能なんて、なくて当然。


姉さんは雷をだすけど。

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