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詩集

攫われるもの

作者: 秋本そら

星明かり 月明かり


降る星は現れ 儚く消えて

冷たい風は 熱を冷まして

さらりと髪を 揺らしては消える

心もとない 足場はさらり

また音を立てて 崩れていく

耳に届くのは 潮騒のリズム

さあっと押し寄せ さあっと消えて

濁った熱に ひとり包まれ

崩れる足元 暗い砂山


一歩また一歩 踏み出す私

淀んだ空気 押しのけて

風と波とが 冷やしてくれる

夏の余韻の 重たい熱を

絡みつく何か 蹴り上げ外す


忘れたくて でも忘れられず

溢れる何か 熱く濡れる頰

海風が熱を さらっていった

呟いた言葉は ぽろぽろ零れ

波にさらわれ 消えていった


「さようなら貴方 愛しい人よ」

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