勝負の騎士
マーリン「では移動しようかー!あまだ氏は一人で飛ばすけど、まお氏はここから近い所に練習相手がうるから中庭の方に行こー!!じゃあねー!」
あまだ「えっ!?」
〜〜
気がつくと、知らない街の中に移動していた。え!?どこ!!??
通行人A「またやってますね……王様に勝てた人などまだ一人もいないのに…」
八百屋のおじさん「いやー、陛下も荒れてるよ、毎日飽きずに挑戦者と戦って…」
どうやら門の前に王様がいるらしい。って、えぇ!?王って城の中で過ごすんじゃないの!?荒れ狂った門番をする王がいるとは……
できれば近づきたくないけど、その人だよな、きっと剣術を教えてくれるの…うわぁぁ…
あまだ「あの、門ってどこらへんでしょうか?」
八百屋のおじさん「お、見かけない顔だな。門は向こうの方だけど、今陛下が戦ってるから通れないと思うぞ…見に行くつもりかい?」
あまだ「いや、まあ色々あって…陛下に会いに行かなければ行かない状況でして…ありがとう!行ってきます!」
八百屋のおじさん「あ、おい、まじか…挑戦者を探してるからまきこまれなければいいんだが…」
〜
門の前まで着くと、そこには馬から落ちていた男性と、キャメロットにいた騎士達のような王族感あふれる服を着ていた…陛下(?)が槍を持ちながら馬を降りた。
王?「つまらない。他はいないのか!私を馬から落とす自信がある騎士は!」
うわぁ、何かすげぇ自信持ってるぅうういやだーーこれで話しかけに行く人のほうが少ないんじゃないか…()まあ、行くんだけど
あまだ「あのー」
王?「む?お前が次の挑戦者か?若いなぁ、若すぎる。」
あまだ「違います!実は別件でして…」
王?「別の用?この時間は客を招くなと言っておる。何があるのだ、少年。」
あまだ「実は知り合いの魔術師に、あなたに剣術を教えてもらえって言われまして…」
王?「魔術師?よくわからないな。剣術に自信はあるが。」
あまだ「おれもよくわからないんですが…」
王?「とりあえず名を名乗れ。その魔術師の名前はわかるか?」
あまだ「あまだです!魔術師はマーリンと言っていました」
王?「あまだ…?変な名前だな…聞いたことないぞ。!!??マーリン殿か!そうか!その方の…なるほど。彼にはお世話になっている。お主に私の技術、多少吹き込んであげるとするか。まだ名乗っていなかったな。私はこの国の王であり、円卓の騎士の一人、ベリノアという者だ。」
あまだ「本当ですか!ありがとうございます!ベリノア…王?ですか。円卓の騎士…今日は会議には出席されなかったのですか?」
ベリノア王「ベリノア王!とてもいい呼び方だ。会議なんぞしなくても私が居れば勝てると考えている。故にたまにサボる。そんな話はおいておいて、お主に剣術を教える。教わったらササッと帰るがいい。」
あまだ「いや、それが…一週間の間ならえと言われたのですよ…宿もお金もくれずにここに飛ばされたのですよ…」
ベリノア王「…。私にあまだ殿の面倒を見ろと!城に泊めろと!そういう事だなマーリン、ようし、何を頼んでも怒るなよ。わかった。心の広い私はこれから一週間、お前をマシに育ててあげよう。ここだと目立つ。私の庭がある、そこへ移動しよう。馬に乗れ」
すると頑張って馬の上に乗り、ベリノア王の背中を掴んだ。商店街の大きな通りをぱぁーっと駆け抜けてゆく。皆、素早く道の橋へとよけていく。
ベリノア王「ははは!いいだろう、我が国民は!皆快く道を開けてくれる!」
おれには怖がって必死に避難しようとしてるようにしか見えなかったんですけど…!!さっき商店街でも結構言われてましたよ陛下!!?
後、今思い出したけどおれ馬アレルギーだ!!そろそろやばいかもしれん!!早くついて!!
あまだ「ぶえっ……くしょん!!ふぁああ!!」
時間だいぶ空きました汗更新!モチベが持つように、バトル編意外は短く書いていきます!今回はあまだの話を少し進めました、また次回!!ちなみにマーリンもベリノア王も、ネットで探せば少し出てくるので気になったら!