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~遭遇、逃亡、そして・・・~

 ふーこの墓はそこまで手の込んだものにはできなかった。

 せいぜいがふーこの亡骸を埋めてその上に墓石がわりの石を置くくらいだ。

 

〈十分ですよ。もともと死んだところでなにも言われないのが普通なんですから。その気持ちだけでいっぱいです。それに、こうしてお話しもできますし!〉


 そう?やっぱりそこら辺の感覚が地球とは違うんだねぇ。

 お供え物は花よりも蜜の方がいいかな?

〈失礼な!別にそこまで食い意地がはってるわけじゃないんです!〉


 ・・・ならこの蜜はもらっちゃおうか。

 いらないって言ってるし。


〈・・・。〉

 最近どこかのうさぎさんが食べてたからあんまり食べれなかったしなー。


 〈・・・そういえばラビには近しいものが亡くなったときに甘いものを食べるという習慣がありますね。どーしてもというなら蜜を供えさせてもいいのです。〉


 素直に欲しいと言えばいいのに。


〈べ、別に欲しいわけじゃないですし?まあ、習慣だから仕方ないです。そう、わたしの意思じゃないんです。〉


 本音は?


〈甘いのが食べたいです♪・・・しまったです!〉




 

 閑話休題のんびりなんてしてないよ



 いろいろと時間が経ってしまったが、さっさと移動をしなくては。


〈マスター達がイチャイチャしてるから・・・。〉


 何のことやらさっぱりだよ。

 で、こっちの方向でいいんだよね?


〈はい、そうなのです。まっすぐ走ったことはないですから細かくは分からないのです。たぶん、大丈夫なのです。〉


 あれ?おかしいな。

 急に不安になってきた。

 大丈夫・・・だよね?


 そうだ、出発する前に雪を起こさないと。


 お墓のことくらい教えておかないと。





「ここに、おかーさんがいるの?」

「いや、おかーさんはな、もういないんだ。雪を守るために頑張ったんだぞ?そのせいで会えなくなっちゃったけど、満足してるみたいだから。

 ほら、悲しそうな顔をするな!おかーさんも見てるぞ?雪の元気な姿を見せてあげような。」


 雪はまだ受け入れきれて無いだろうけど今度は泣かなかった。

 理解できてないところもあるんだろうけど、泣かないで、という気持ちは伝わったみたいだ。


 なんだろう、こう頑張ってるのを見てほんわかしてしまうのは仕方ないよね。親バカなんだろうか。


「ねー、おとーさん。おとーさんはいなくなったりしないよね?僕とずっと一緒だよね?」

「ああ、ずっと一緒だからな。安心しろ!」


 ところで、一人称は僕なんですね。どっから覚えてくるんだよ、そうゆうの。






 それじゃあ、出発だ。

 異世界にきて1ヶ月と半分くらい。

 長いようで短かった。トレントに囲まれたり、ふーこに助けてもらったり、3人でシャボン玉を見たり。


 色々なことがあったけどこの地を離れなければならない。 

 さよなら、ふーこ。君との思い出は決して無くならずに僕の中で輝き続けるから。安心して見送ってくれ。

 雪を抱きかかえる。そうして僕は走り出す。まだ見ぬ土地に向かって。


〈わたしまだいますからね!?死んでないですからね!?〉

〈なんだか格好つけてますけど、せいぜいが徒歩で1日くらいの距離ですからね。〉

「おとーさん~?何をぶつぶつ言ってるの~?」


 総パッシングをくらった。

 恥ずかしさのあまり全力で駆け出す。

 目から何かがこぼれてきた・・・。

 


 二十秒後、そこにはsp切れで倒れている僕がいた。



「どうゆうことだ。」

 ポツリと僕はつぶやく。今はまだ、鑑定とか糸とかのspを使う系のスキルは使っていないはず。


〈(クスクス、引っかかってやんのー。わざわざ説明しておかなかったかいがあるってもんよ。)〉

〈・・・みたいなことをセカさんが言っているのですけど。〉

〈(゜o゜;)〉


 被告人、何か言うことは。

 というか、なぜに顔文字。


〈(>_<)〉


 よろしい。

 ・・では判決を述べる。


〈m(__)m〉


 では、一月の間甘味無しの刑で・・・

〈異議あり!です!〉



〈(゜〇゜;)〉

 (゜〇゜;)


 ・・・では弁護人、意見をどうぞ。


〈この人はどうでもいいけど、わたしまで甘いものが食べれないのはおかしいのです!ゆえに刑罰の変更を求めるのです!〉


 いや、でもそれくらいしかできないし……。

 そもそも弁護になってないし……。


〈わたしが直接やっときましょうか?〉


〈(゜ω゜)〉


 ・・・それは、こいつに直接痛い目にあわせられる、と?


「そうなのです!だから、甘いもの抜きは止めて!〉


 いいよ!むしろどんどんやっちゃって!

 その分甘いもの多めでいくから!


〈やりました!というわけでセカさん?ちょっとこっちに来ましょうか?」


〈(*⌒▽⌒*)〉


〈あっ、逃げるなっ!〉

 


 ・・・結局、頭の中が騒がしいことに変わりはないんだね。やれやれ。




 閑話休題バツゲームなう



 さあ、知ってることをキリキリ吐け。


〈はい、ぢつは補正とか強化系のスキルでもspを消費するんです・・・。黙っててまぢですみませんした!〉


 他に黙ってることはナイヨネ?


〈はい。〉


 まったく、なんでこんなサボリ癖のある人格になったのか・・・。神様のせいか?


 それで?どのくらい使うの?


〈能力値を上げた分だけ一分ごとに減っていきます。マスターは300近く上昇させてたので一分持ちませんね。〉



 はぁ!?

 また、そういった落とし穴が有るのかよ……。


 しかもspの量って増えないんだろ?

 どれだけいじめれば気が済むのかね。


〈はっはー!そんなマスターの悩み、私が解決してみせましょう!


 まず、根本的に全力を出し切らないというのがあります。スキルによる強化を抑えればそれだけ消費も少なくなります。

 また、マスターしかできませんが「木のふり」のようなsp回復系のスキルを取得すればいいのです。

 そして、私がlv6になったことでsp、mpの消費を1/10にすることができるようになったのです!


〈〈いや、最初からやっておけよ(おきなさいよ)〉〉



 とりあえずセカさんにもう一度制裁がおこなわれる

のは確定した。

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