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~うさぎ親子との出会い~

一人称難しい・・・。

ぴょん吉はヒロインなんだよ!

作者が色々飛ばしてるせいで分かりづらいけどヒロインなんだよ!

(大事な事なので2回言った)

「しゃべったーーー!!!」

 牛の顔した亀とかいうネタとしか思えない魔物がそばに来ていた。

 ・・・そして、しゃべった。


 「どうした?言葉が通じるのがそこまで不思議か?珍しいことではないぞ。百年も生きれていれば自然と身につくものだ。」


 銀色の狼とでっかい鷹も近づいてきた。

 狼が亀に向かってなんか言ってる。言葉は分からないけど「そんなことできるのはあんただけだ。」って言ってると思う。

 僕もそう思う。

 百年生きても亀の話す言葉なんて普通は理解できないでしょ。


「まあ、よい。このたびは『心』の力を得たようで何より。人とうさぎの番とは珍しいがそれだけの『心』を持っているということよ。この島の守護者としてはお前たちのように良き者たちに渡ったようで一安心だ。」

「待って下さい。あなたはこの力が何か知ってるんですか?」

「知らん。」


 知らんのかい!なんで知ったかぶるんだよ!


「ただお爺さまよりこの地はかつて『心』の神殿があったと聞いておるだけよ。時が来たときそれを見守れ、ともな。」


 神殿?あれと(仮)じゃないタイプの神殿があったの?

「だからお前がここに来たときは年甲斐もなく興奮してしまった。思わずあの2人を連れて見に行ってしまったくらいだ。」

 悪い奴では無さそうで放置する事になったけどな、

というと、亀ーーうしがめは僕らが来た方向とは反対方向へと歩いて行った。残りの二匹はいつの間にかいなくなっている。


「ああ、2つ、いや3つアドバイスしておこう。」

 なんだ?

「まずひとつ、人の力を覗き見るのはマナー違反だ。ものによってはそれだけで争う原因となる。」

 鑑定に気づいたの!?

「次にその子供を大事にするんだぞ。そこまでの忌み子とは珍しいが選ばれるだけの力はあるのだろう。」

 子うさぎちゃんのことか。そんなの言われるまでもない。

「おや、不要だったようだな。最後だが、身の回りには気をつけろよ。お前らはまだ発展途上だ。早く自分の力をものにする事だな。」

 


 そういってうしがめは去っていった。

 いつの間にか周りにいるのは僕たちだけだ。しんとした森の中、虫の声さえ聞こえない。


「とりあえず、帰ろうか。」

 僕とぴょん吉と子うさぎちゃんは洞窟へと帰った。


 と、簡単に言えれば良かったんだけど。


〈台無しじゃないですか、マスター。〉


 いやさぁ、三時間だよ?無理だって!

 行きはなんか疲れなかったけど三時間って普通は夜歩く距離じゃないから!


〈そんなことより、どう思います?〉

 それはどういう意味?新しく手に入ったスキルのこと?子うさぎちゃんのこと?最後に言ってた意味深な忠告のこと?

〈全部です。〉

 いやでもさぁ、逆らうわけにはいかないよね。

 

シルバーウルフ lv25

hp4250  mp1750

sp4250

atk850  def400

int275  min300

dex275


トムホーク lv23

hp4800  mp3300

sp2400

atk413  def363

int683  min401

dex240


 うしがめ lv28

hp8100  mp810

sp5360

atk240  def992

int240  min620

dex159


 あのシャボン玉ワインのおかげで鑑定が思いっきり上がってagi以外は見えるようになった。

 ただ……

 どう見ても桁違いだ。ぴょん吉ですら足下にも及ばない。

 というかレベルの割におかしくない?レベルだけだったらぴょん吉の方が高いよ?

 こいつらの初期値はどうなってんだ!


〈おそらくは進化個体だと考えられます。進化はだいたいの魔物でlv50で起こり、それまでのステータスが半分になるかわりにステータスの上昇値が大幅にあがります。その際lv1まで戻るので、実質あれのレベルは70近くあることになります。〉


 はっはっは。なにそれ。

 この世界の強者ってことだよね。なんでこんなとこにいるの。笑っちまうぜ。


〈・・・。さらに言うと人間の間ではあのレベルは中級冒険者ーlv30から40までのフルパーティーで倒せるレベルとされています。〉

 

 ・・・もうやだ。なにこの世界。

 このセリフも言うの何回目かな……。


〈でも、人間でさえlv100まで持って行けばステータスはALL500ですよ。atkに極振りすれば800まで行くんですよ。〉


 問題は僕が何してもALL10から動かないことだと思います。

 スキル上乗せしても届く気がしない。


〈そんなマスターに朗報がありますよ。〉

 なに?ひょっとしてステータス上がった?

〈『スキル奪取』のレベルがあがってスキルの熟練度の十分の一を奪えるようになりました!これでスキルレベル10とかから奪えば最初からスキルレベルが3とか4スタートになりますよ!〉

 

 ふむ、一見朗報に聞こえる。

 だが、考えてほしい。スキルレベル10とか倒すのにどんだけ苦労するんだよ!と。


 要するに「使えんなぁ」ということだよ!


 





 そんなこんなで洞窟まで帰ってきた。

 僕とぴょん吉は何も言わず眠りについた。結局徹夜だったんだよ。朝日が眩しい。

 腕の中でスヤスヤ寝てる子うさぎちゃんがちょっと恨めしくなってしまった。




 目が覚めたらもうお昼過ぎだった。

 今日はどうしようかなーと思って洞窟から出た。

 昨日は使えないと思ったけど、スキルの熟練度が多く貰えるようになったのは嬉しいかもしれない。

 十分の一にするってことは10匹殺せば1匹分のが手に入るってことだし♪

 罠の量をふやそうかな。鑑定にspをまわす量は減らしてもいいだろうし。

 そこらへんの魔物のステータスが見えるようになったのも嬉しいね。シャボン玉様々だよ。



 さっそく鑑定してみた。


リトルパラライズバタフライ lv1

hp30  mp40

sp10

atk2  def1

int3  min2

dex4


キャタピラー lv1

hp20  mp10

sp10

atk1  def1

int1  min1

dex1


 予想以上に弱っ!

 最低辺が僕じゃないってのは気が楽になるね♪


 ・・・芋虫とかと比べるのはどうかと思うけど。


 そうして分かったこと。

 芋虫なんかは簡単に勝てる。たぶんjt7くらいまでなら余裕だ。

 蝶も勝てると思ったんだけど捕まえられなかった。

 たぶん『ひらひら』が関係してるんだと思う。


 そうやって、蝶を追いかけてたら麻痺毒をくらった。けど、くらわなかった。

 いやさ、蝶の鱗粉をバサッと浴びて、あれヤバくね?って思ったんだけど麻痺にはならなかったんだ。

 麻痺になってると思い込んで近寄って来たところを捕獲してやった。

 

 理由は簡単だった。僕はこいつらの種族スキルである蝶鱗粉をすでにもっている。

 だからこいつらの毒に対して抗体を持ってるんじゃないか、ということらしい。

 毒とかその魔物自身に影響のない種族スキルは同じ種族スキルを持ってることで対抗できるのではないか、とセカさんが言ってた。


 ちなみに吸蜜を奪った。一気に2つレベルが上がった。

 セカさんごめん。十分の一は大きかったよ。


 

 うしがめからの助言もあったことだし子うさぎちゃん用に蜜を持って帰ってあげよう。



 洞窟に帰るとぴょん吉に蹴られた。

 なんか怒ってるようだ。

 はて?なにかしたかな?

 とりあえず食材(草)を差し出してみる。

 

 うん、あっさり機嫌が直った。

 食い意地はってるね~


 子うさぎちゃんも食べてくれてる。和むわ~


 食事が終わった頃を見計らって蜜をだしてみた。

 子うさぎちゃんも甘い物は好きだったようでペロペロなめている。かわいい。


 突然、頭にモフモフがとんできた。

 珍しい。普段は「したっぱが近づくんじゃねぇ」ってかんじで距離をとられたり、目があってもフンッて逸らされたりするのに。


 ぴょん吉も甘い物好きなのかね?ヤクザな親分がケーキ食べてるみたいな違和感がある。

 


 !?

 ぴょん吉が僕に甘えてきた!?

 

 蜜をなめ終わったぴょん吉が僕の膝の上に飛び乗ってきた。こんなこと初めてだ。


 てっきりぴょん吉には嫌われてると思ったのに。

 じーと見つめてくる。

 まさか、隠し持ってる蜜を見破られた!?

 ぴょん吉なら簡単に気づけるのか?


 くっ、しかし僕にも男の意地がある。

 簡単に渡すわけにはいかない!


 じーと期待のこもっため目で見てくる。

 こんなものには負けない。


 じーーー


 「・・・。どうぞ。」


 耐えきれなかったよ。シクシク。

 ああ~僕のおやつが~

 

 蜜を見たぴょん吉は、はあ、とため息をつくと子うさぎちゃんを呼んできた。

 親子で食べようということか。

 

 ぽふぽふ


 ん?ぴょん吉が葉っぱを口に咥えてる。その先には蜜がついてる。

 食べていいってこと?やったぁ!


 ぴょん吉はそんな僕を見てまたため息をついている。

 しょうがないなぁ。この残った葉っぱをあげよう。

 ほれほれ、これが食べたいんだろう?食いしん坊さんめ。


 ピクッと耳が動く。

 手を右に動かす。ぴょん吉の目が右に揺れる。

 手を左に動かす。ぴょん吉の目が左に揺れる。


 むっ。食べないな。やっぱり人が口につけたのは嫌か。

 しょうがない、子うさぎちゃんにあげよう。

 無邪気にモグモグしてくれる。異世界での唯一の癒やしかもしれない。


 ぴょん吉の方を見る。心なしかがっかりしてる気がする。やっぱり食べたかったんだな。


 ニヤニヤしながら見てるとぴょん吉が怒ってしまった。

 そうしてぴょん吉の蹴り一発で僕の意識は刈り取られた。

 ・・・意識だけ落とすとか何気にギリギリを見極めるのが上手くなっていらっしゃる。


外から見るとうさぎと人間がいちゃいちゃしてる図。

ぴょん吉を金髪縦ロールなツンデレお嬢様として見てあげてください。

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