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~うさぎ親子との出会い~

 さて、虫を狩るとはいったものの。

 

〈何を迷う必要があるんですか!虫なんてサーチアンドデストロイ!ですよ!〉


 現在だいたい7時。

 夕飯の時間ですね。

 

〈どうせまたドングリなんですよね…〉

 仕方ない。それ以外に何もないんだもの。


~ドングリ三分クッキング~

 さーて始まりました。ドングリ三分クッキング!

 実況はこの私、赤崎翔太と、

〈セカさんでおおくり・・・しません!〉


 なんと斬新な料理番組!まさか何もしないとは!


〈いや、なにツッコミがボケに走ってるんですか。それは私の仕事です。いやあと、実況って普通になんですかワケワカメです。〉


 無理にボケを入れなくてもいいんやで・・・。


 まあこの番組はドングリの簡単な調理法を画面の前の皆様にお伝えする番組です。


 用意するものはドングリのみ!

 野生感溢れる料理を皆様にお届けします!


 では肝心の調理法ですが・・・

 まず、ドングリの皮を剥きます。








〈マスター、続きは?まだ剥いたとこで終わってますよ?〉

 えっ?調理完了ですよ?


〈剥いただけじゃないですか!〉

 それがなにか?

〈それクッキングじゃないし三分たってすらねえ!〉

 カップラーメンよりお手軽に頂くことができます。

〈セールスポイントじゃないから!ただの手抜きだから!やるならちゃんとやってください!〉


 一つ言おう

 調味料がない、

 食材がない、

 まず火がつけれない、

 さらには器もない、

 ど う し ろ と!


〈いや、水に浸けるとか粉にするとかできることくらいありますよ。暗殺○室でもドングリラーメン作ってたじゃないですか。〉


 ・・・マジレスとかないわぁ~


〈思いつかなかったんですよね!?ごまかさないでください!〉





 おそろしい夜があけ、朝がやってきました。

 昨晩の犠牲者は・・・いませんでした。


 いやーすばらしい、騎士がいい仕事したね!


〈この下り二回目なんですけど!?毎朝やるんですか!?あと騎士とかいないし!二人の時点でゲーム終わってるし!〉


 さて、本日は虫狩りに出かけます。

 目指すはスキルチート!もう弱いなんて言わせねぇ!


〈何も触れずにスルーしましたね。ちょっとくらい続けましょうよ。〉


 こういう定番はやっぱり糸かな?

 毒とかも有能だよね。

 序盤で手に入れたクズスキルがあとになって「き、貴様がなぜそんなスキルを持っている!?」とかなるのもベタだよね~


〈シクシク……。〉


 セカさんがなんか泣いてるけど気にしない気にしない。

 「木のふり」発動してっと。

 種族スキルべんりだなー





 さて、問題が発生した。虫が捕まえられない。

 考えてみれば地球でも虫捕まえるのって大変だよね。何を言っていたんだか。

 そもそもエンカウント率が凄く低い。

 一時間歩いて見つけたのが蝶一匹って。

 その間に採集とかしてたけど・・・。

 スキルは手に入らなかったけど、野いちごは見つけたよ!酸っぱかった!貴重なビタミン源だから仕方な

採ったけどね。


 さらに三時間たった。

 虫がいないわけではない。でも捕まえられない。

 ステータス10って虫以下なのかな…。



 よし、決めた!

 横取り大作戦にでよう!

〈横取りですか?〉

 そう、昨日スキルが手に入ったのは蜘蛛の巣にかかった奴が死んだから。

 それと同じことをしよう。

〈それ、蜘蛛に見つかったらアウトだって言ってやらないって言ってましたよね〉

 昨日のところなら蜘蛛いないんじゃない?あそこの巣を見張ろう!


   ガサガサッ


 やべっ油断した!

 大丈夫、落ち着け。何のために木のふりを手に入れたんだ。動かねばバレぬはず。


 ・・・ヤバい。ウサギさんだ。 

 汗が頬を伝うのを感じる。

 木、そういまの僕は木。うさぎさんといえどこの完璧な擬態を見破ることはできぬはず・・・がはっ

 


 うさぎさんに殴られた・・・。そうだよな最強のうさぎを騙せるはずなかったよな。

 さよなら僕の異世界人生。


 何かが頭をモフモフしてる。

 えっ、うさぎさん、見逃してくれるの?

 というか、耳気持ちいい。めっちゃモフモフ。

 あっ、やめちゃった。


 いつの間にかフラグをたてていたようだ・・・

 なんてことはなく、うさぎさんの目はチラチラと僕の持ってる袋の中に注がれてる。

 あれか「出すもん出したら見逃してやる」的な感じか?うさぎさんは僕に手を出さない代わりにいちごをよこせと。

 それぐらいでいいなら、ねぇ?

 命に比べりゃ安いもんですよ。

 さあ、どうぞ~




 全部持ってかれた。

 いちごだけかと思ったら食べれる雑草からドングリまで。

 僕の四時間……。

 死ななかっただけよしとしよう。

 うさぎさんは食べたらすぐどっか行っちゃった。


 ずっとうさぎさんて呼ぶのも変だな。ぴょん吉と名付けよう。ぴょん吉親分、こちらになります!みたいな感じになってるなぁ。


〈・・・。〉


 セカさん?どうかした?


〈ぴょん吉というのは・・・さすがにどうかと。〉


 いいんだよ。こういうのはフィーリングなの。


〈そういう問題では・・・。まあ意味は分からないだろうし、大丈夫かな?〉


 さて、蜘蛛の巣があるね。


〈ありますね。〉


 うまい具合に蝶がいるね。


〈いますね。〉


 あの蜘蛛さえいなければスキル取れるね。


〈逃げますか?〉


 鑑定結果はっと


   ピコンッ 鑑定のレベルがあがりました!


 おっ、なんだか久しぶり。

 やっぱレベルが上がるにつるて、上がりにくくなってるな。


  スモールポイズンスパイダー lv6 (麻痺)

   hp180  mp30


  バラライズバタフライ lv11 (欠損・微毒)

   hp50   mp40


 これ、いけるんじゃね?

 あれでしょ、蝶が蜘蛛の巣に引っかかって毒になって弱ったところを蜘蛛が食べようとしたら麻痺になっちゃった、てところでしょ。


 ラッキー!!


〈落ち着いてください!触れれないのはマスターも一緒ですよ。どうやって倒すんですか?〉


 そりゃあもちろん、コレだろ?

 僕は拳を構えた。


  ピコンッ ショータのレベルがあがりました!

  ピコンッ ショータのレベルがあがりました!

  ピコンッ ショータのレベルがあがりました!

  ピコンッ スキル「吸蜜」を得ました!


 おーすげー。一気に三つもレベル上がった。

 実質得てるのは「吸蜜」だけなんだよなぁ。


 ああ、殴ったワケじゃないよ?

 離れたところから石を投げるだけの簡単なお仕事です。

 なんでトレントには、聞かなかったんだろうなってレベルでダメージが入った。

 それでも50削るのに5分かかったんだけどねっ。

 蜘蛛が憎々しげにこっちを見てる。へっ、ざまあ。


 そんな蜘蛛も石の餌食となりました。


  ピコンッ ショータのレベルがあがりました!

  ピコンッ スキル「糸作り」を得ました!


 糸ktkr!!


〈マスター、喜んでるところ悪いのですが良くないお知らせです。〉

 なに?

〈いえ、ここでは危ないので神殿まで戻りましょう。

 食料の調達を忘れないでくださいね。〉

 えっ、そんな大事なこと?

 急に不安になってきたぞ。




 はい、本日の晩御飯もドングリです。

 そろそろドングリの木がなくなってきた。

 

〈では、今日得たスキルの確認です。

 吸蜜lv1・・・花から蜜が吸える。

        量はスキルレベル×1グラム

 糸作りlv1・・・糸をspを使って生み出すことができ

         る。

         太さはスキルレベル×0.1ミリ

         長さはスキルレベル×spミリ〉


 ふむふむ、まあ予想通りだね。ステータス補正のかかるスキルが無いのは残念だけど、糸の存在が大きい。

 糸使いはロマン!

 これで蜘蛛の巣張れば獲物を待ってるだけでいいんでしょ。


〈よく見てくださいね。スキルレベル×spミリメートルしか糸を作れないんですよ!〉


 要するに?


〈今のままだと、10センチしか作れません。〉


 ファッ!?






 ・・・いやあきらめるな。スキルレベルが50にもいけば最大5メートルまで糸が出せるようになるんだ。

 それまでの辛抱なんだ。


 そういえばレベル上がったから世界知識増えたよね。

 解説よろ。


〈大ざっぱに言うと

  lv5 ステータス知識~応用編~

  lv6 スキル知識~応用編~

  lv7 職業について

  lv8 神殿について     です。〉


 中身は?だいたいでいいよ。

 

〈ステータスの方は隠しステータスですね。攻撃力に影響する値とか、それを使うための要求値とか。

 スキルはスキルの値がどのように加算かれるのかとか、進化、統合に関する話ですかね。

 一般的にスキルレベル×sp(またはmp)となるタイプか、スキルレベル×定数となるそうです。

 職業は普通ならそれに準じた行動をした際に補正がかかるそうです。あとは職業スキルですね。奪えるかどうかはさすがに書いてませんでした。

 神殿は招かれざるものは内部へと影響を及ぼせない、中では全ての攻撃力が半減するといった効果があるそうです。〉

 


 細かいことはその都度言います、と言ってセカさんは口を閉じた。


 セカさんには支えられてばかりだね。

 なんだかんだ言ってくるけど神様にこのスキルを頼んで良かったと思える。

 

 明日もまた虫狩りかな、と思いつつ僕も目を閉じた。


ドングリの話はあまりあてにしないでください。

食べてみたらお腹壊したとかになっても責任は取れません。

筆者は子供のころおやつ代わりに食べてたこともありますから、大事にはならないと思いますが。

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