~能力値が最低で固定らしいです~
目を覚ますと真っ暗だった。
ナニコレ!?どういうこと!?
〈やっと起きましたか。変なもん食べたりするからですよ。これに懲りたら反省してください。〉
確かトレントの実(グチャグチャ状態)を食べたら気を失ったんだっけ。
何でこんなことになったんだろう。理由がさっぱりわからないや。
〈何でもなにも一つしかないと思いますが……。〉
いや、食べるだけで気絶するなんてそんなファンタジーなこと起こるわけ……ファンタジーな世界でしたね、ココ。
なかなか地球の感覚が抜けないなぁ。
〈一応原因を言っておきますと、トレントの実を食べ始めるとmpが減り始めたのでmpの枯渇による気絶ですね。毒とかじゃないから後遺症とかもないですよ。〉
食べるだけでmpを減らす果物か・・・武器とかに利用できないかね。
〈あなたは、戦闘中に敵から差し出されたものを食べるんですか?毒を盛るにしてももっとばれにくくて即効性のあるものの方がいいですよ。mpが減るといっても大した量じゃないですから。〉
そんなこと知ってたっけ?妙に知識が増えてる気がする。
〈あなたのレベルが上がった際にスキルのロックが外れて世界知識がlv2になりました。レベルと同じ分だけ閲覧資格を得るようです。〉
そういえば、レベルアップしたんだっけ。
でてこい、ステータス!
ショータ アカサキ
hp 100 mp 100
sp 100
atk 10 def 10
int 10 min 10
dex 10 agi 10
残りポイント 1p
種族 不明 性別 不明
種族スキル 不明 木の振り
職業 なし
有効スキル
鑑定lv8
…少し対象のことが分かるようになった
スキル奪取lv1
…対象を殺した際、対象が保有するスキルを
ランダムに一つ、熟練度を無効にして奪う。
セカンドブレインlv2(通称 セカさん)
…スキルの処理を補佐する。
非実体系統のスキルをまとめることができる
▽世界知識lv2
・・・。
「・・・。」
何でステータスが変わってないの!?
〈思うに、種族スキル『不明』のせいでは。〉
えっそれスキルだったの!?鑑定っと。
種族スキル『不明』
……種族『不明』へと与えられるスキル。
効果は個体ごとに違う。
この場合は、ステータス固定、スキル能動
獲得不可、スキルロック、全魔物要素 の
4つ
ステータス固定…初期ステータスから変動しない。
スキル能動獲得不可…行動によってスキルを獲得す
ることができない。
スキルロック…ユニークスキルを除いたスキルの熟
練度を得ることができない。
全魔物要素…この世に存在する全ての生き物の要素
を持つ。
これはひどい・・・。レベルアップの恩恵が皆無だ。
神様の言ってたデメリットってことか。そんなヒドいことしたっけ?
いや、残りポイントって書かれた部分が増えてる。
これはRPGでよくあるポイント割り振り制って奴でしょ。
これがあれば、全くステータスが上がらないなんてことはないはず。
〈ポイントはレベルアップごとに1ポイント。
atk、intは1ポイントごとに3、
def、min、dexは1ポイントごとに2
agiは1ポイントごとに1、上昇します。
ですが・・・〉
とりあえずatkに振ってみるか
〈マスターの場合ステータス固定によって振ることができないかと思われます。〉
ピコンッ
ステータス固定により、ステータスの上昇は禁止されています。
コンチクショウー!!
いくらスキルがあってもそこら辺のベイビーと同じくらいのステータスでどうやって生きていけと。
それともあれかな、人間ってのはそんなに弱いのかな?
〈世界知識曰わく、平均的な人族のステータスは成人時で100ということです。さらに加えるとこの世界ではステータスは能力と比例します。〉
するとどういうこと?
〈agiが100の生物はマスターの十倍早く動けます。〉
おぅふ。
〈マスターのステータスだとlv2~3くらいの相手しかステータスでは勝てません。〉
神様、どうやって僕は生きていけばよいのでしょう。
スキルチートが最強とか言ってた頃の僕を殴りたい。
そう言えば、種族とか性別とかの不明もなんかあるのかね。
種族『不明』…過去現在未来含めても存在するはず
のない神の悪ふざけによって生まれ
た種族。種族スキル『不明』を獲得
する。
性別『不明』…男でも女でもなく、男でも女でもあ
る。
どうとらえるかはあなた次第。
そこまで重要そうなことは書いてないね。良かった良かった。
〈マスター、そろそろ現実逃避から帰ってきてください。こればどうにかしないとまずいですよ。今の時間は朝の7時です。〉
そんなこと言わなくても異常だって分かってるよ。
結界のおかげで中には入ってこないけど、四方全て、ついでに空まで、昨日戦った幼体とは比べものにならないくらいしっかりしたトレントがびっしりと張り付いているんだから。
まるでここから出さないぞと言わんばかりの憤怒の表情をして。
次回、ヒロインが登場します!




