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サポートキャラがいく

作者: ラズベリル

なんか乙女ゲームものが書きたくなって思いつくまま書きました。作者は乙女ゲームのことがよくわかっていません(笑)

私が前世の記憶を思い出したのは、6歳の時だった。


この大学部までのエスカレーター式の上流階級の子息が入学する東雲学園に入学式のため訪れて校舎を見た時であった。

ここは乙女ゲームの世界なのだと…。



この乙女ゲームはよくあるお金持ちの子息が通う学園に庶民出身のヒロインが攻略対象である生徒会の彼らと恋愛をしていくというもの。ゲームの名前は覚えていないがかなりシリーズ化されたものだった。

攻略対象者は俺様に腹黒に脳筋に年下わんこにツンデレにドSに…かなりバリエーションに富んでいた。

もちろんよくある逆ハーエンドもあった。

私も攻略するために、かなり頑張っていたものである(遠い目)

あれはゲームだからいいのであって、現実だと頭痛を覚えるものであった。今の私にとっては現実なのだから尚更である。


ところで私が転生したのは、ヒロインでもなく攻略対象者でもなく傍観者を気取れるモブキャラでもなかった。



サポートキャラと呼ばれるヒロインを助けるためだけに奔走するキャラである。


勘弁してください。なぜにあんな婚約者がいるのわかってて手を出すようなビッチ(ヒロイン)の手助けしなくてはならないの?

あんな薄っぺらいヒロインの言葉にコロッと落とされるような攻略対象者との恋愛を応援しなくてはならないの?


なかなか今の私もハイスペックなため、攻略対象者達とその婚約者とは小さな時から遊んだ仲である。まして婚約者達とは親友と呼べるほどの仲となれば、彼女達が攻略対象者に相応しくあろうと様々な努力をしてきたことは、よく知っている。だから、あんなアホな攻略対象者はほっといて、もっと素晴らしい人を見つけよう。あんな婚約の意味がよくわかっていないアホ。なにが「家ではなく個人として見てくれる」だよ。その家もあんたを形成しているものの一部だろう?

家柄が嫌なら捨てたら?そして愛に生きれば?

家も捨てない。けど家柄が重荷って、なんて甘チャンなんだ。

そしてあのヒロインもヒロインに胡座をかいている。


私はライバルキャラである婚約者の彼女達のサポートをすることに決めた。



初短編です。

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