表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

刑事から探偵へ

爆弾事件から10年が経った。


俺、洞木亮平は警察を辞め探偵に転職した。


依頼はそれなりに来てる方だと思う。


「まさか警察辞めて探偵になるなんてな」

なんて考えている時、インターホンが鳴る。


「まだ営業時間じゃないぞ。誰だよこんな早くに」


「久しぶり!亮平」


「久しぶり!───じゃねぇよ!何しなきたんだ友坂」

こいつは友坂、警察時代の同僚だ。


「それで、要件はなんだ?」


「要件がないと来ちゃいけないのかよ」


「忙しいんだ。要件が無いなら帰ってくれ」


「要件ならある───10年前の爆弾事件のことだ」


「なんだと?」

10年前の爆弾事件、今まで地道に調べていた事件だ。忘れるはずがない。


「あの時のこと、まだ覚えてるか?」


「忘れるはずがない。捜査は後手に周り相棒を失った」


「俺も独自であの事件を調べてたんだが、おかしなことに気付いたんだ」


「おかしなこと?」


「情報分析官いただろ?」


「いたな。それがどうかしたのか?」


「女の方の情報分析官、郷中なんだがデータベース上に存在しないんだ」


「つまり、偽名ってことか?」


「そういうことだ」


「そいつ、怪しいな。今、郷中がどの部署にいるか調べられるか?」


「たぶん、警察を辞めてる」


「なぁ。戻ってこないか?警察に」


「俺は一度辞めた身だ。戻れないだろ」


「なら、探偵として来てくれればいい」


「なら、せめて上司に掛け合ってくれないか?」


「実は、新しく新設されるチームがあるんだ。そのチームに入って欲しい。俺が班長だ」


「入るよ」


「そう言って貰えて嬉しいよ」


「あの事件を解決するためだ」


「いや、実は事件を解決するだけじゃダメなんだ」


「他に何かあるのか?」


「裏にいる組織を潰さないといけない」


「組織?」


「メンバー、組織の名前、幹部、ボスは誰なのか何一つ知られていない」


「つまり、ベールが張られてるってことか」


「そういうことだ。とりあえず、明日また来るからその時、一緒に来てもらうぞ」


「分かった。準備しておく」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ