大学生活振り返り(食事編)
大学の卒業式からは2週間弱、社会人になってからは1週間も経っていないが、大学生活が遠い昔にあった日々のように思えてくる。大学生活を振り返ってみると、自分のこれまでの人生の中で見れば、まあそれほど悪いものではなかったように思えるのだが、他の一般の大学生から見たら、憐憫の情を抱かずにはいられないような日々だったのではないかとも感じる。
先日、私と同じ大学出身の2人の方が対談している動画を視聴していた。動画の本筋としてはお堅い内容のものであるが、そのアイスブレイクとしてお互いの大学生活を振り返る話をしていた。
「私は昼飯は○○で食べていました。」「俺は△△派でしたよ」「△△もよかったと思いますよ」「いや、これ☆☆生にしかわかんねえな」
何を言っているのだろうか、と私は戸惑った。その店の存在を知っていて行ったことがないというわけではなく、そもそもその店の名称自体に聞き覚えがなかったのだ。
ともかく、すぐにネットで調べてみると、その店のどちらも、駅からキャンパスへの5分程度の通学路にあることが判明した。
まあ、知らなくて当然といえば当然のことだ。なぜなら私は、大学生活中、その周辺のローカルの飲食店に行ったことがほとんどないのだから。チェーン店でさえ、大学の近くにあるマクドナルドには2、3回赴いたことがある程度だ。
一般の大学生は昼飯を、地元のローカルのお店で済ませるのだろうか。一人も大学の友達がいない(中高の同級生で親交を維持している友達すらゼロに近い)私にはさっぱりわからない。
私は極力昼ご飯を家で食べるようにしていたが、1、2限に授業があるときは、学部の売店で買った2つ、3つのおにぎりでお腹を満たしていた。どこか別の店に行くよりも、そのほうが時間、コスト、居心地の面で優れていると感じていた。一つずつ述べてみたい。
まず、コストの面から比較したい。現下の物価情勢を踏まえると、外で食事をすれば千円を超えることも珍しくないという感覚が一般的だろう。しかし、学部に併設されている売店は非常にリーズナブルで、しかも豊富なラインナップを用意していた。コンビニで買えば200円弱する具ありのおにぎりが、その売店では100円台前半で売られている。中には100円を切るものすらあった。大きさもコンビニの商品に見劣りしない。
私は、いつもボリュームのあるごま塩おにぎり(90円台)を2つと、たらこや肉が入った少し高めのおにぎり(120円台)を1つ購入していた。大学への通学途中に自販機で買う150円ほどのお茶と合わせても500円を切る。私にとっては十分に満足できる内容だった。
時間という尺度で見ても、外の飲食店に行くのは効率が良いとは言い難い。その工程を一つずつ見ていこう。まず、学部の建物から近くの飲食店に行くのに、最短でも5分はかかる。往復で10分の移動時間が発生する。加えて、店に到着しても多少は並ぶことになるだろう。昼時には多くの学生が同じ時間帯に食事をとるため、行列ができるのは自然なことだ。待ち時間は店によって異なるが、10分前後は見ておく必要があるように思う。行列に並ぶことは、私にとってあまり好ましいものではない。
店内に入っても、注文してすぐに料理が提供されるとは限らない。昼の混雑時であれば、料理が運ばれてくるまでにさらに5分から10分程度かかることもあるだろう。食事そのものにたどり着くまでに、一定の時間が必要になる。
最後に、居心地の違いについても触れておきたい。私は、売店で昼食を買った後、空いている教室に入り食事をとっていた。昼時の教室は完全に無人ではないものの、50平方メートルほどの空間に3、4人程度しかおらず、比較的静かで落ち着いた環境だった。スマホや教科書を見ながら、自分のペースで食事ができる点は、自分にとって大きな利点だった。
一方で、学外の飲食店では、周囲にある程度気を配る必要がある。混雑時に長居することへの遠慮や、周囲の賑やかさなどもあり、私にとっては必ずしも落ち着ける環境とは言い難かった。もともと人の密度が高い場所や騒がしい空間があまり得意ではないこともあり、その傾向はなおさら強かったように思う。
なんというか・・・長々と話してしまったが、私は何を主張したかったんだったけか?そう、食事は一人で売店で買ったものないし持参した弁当を食すのが本来のあるべき姿だということだ。他の人が飲食店で食べるのを否定するつもりはさらさらない。しかし、そういうことにしていてほしい。でないと、私の大学生活が一般的に見て、ことさらみじめで、味気ないものになってしまうのだから。




