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決意

 今年もクリスマスの日がやって来た。


 奈美子と夜景が綺麗な山頂へジムニーでやって来た。

「恋人はサンマルジムニー!赤いサンマル」


と歌う翔太郎。


奈美子は助手席で笑いながら言った。

「本当に、サンマルジムニーと一緒に過ごすクリスマスなんて、誰が想像しただろうね。」


翔太郎も笑いながら応えた。

「そうだな。でも、このジムニーがなかったら、こんな素敵な場所で奈美子と一緒に過ごせなかったかもしれない。」


奈美子は窓の外に目をやり、遠くに見える夜景にうっとりとした表情を浮かべた。

「確かに。翔太郎、ありがとうね。この場所、本当に素敵。」


翔太郎は少し照れくさそうに微笑んだ。

「いや、こちらこそありがとう。奈美子が一緒にいてくれるから、この場所が特別なんだ。」


奈美子は翔太郎の言葉に頬を赤らめ、そっと彼の手を握った。

「メリークリスマス、翔太郎。」


「メリークリスマス、奈美子。」


翔太郎も手を握り返し、二人は静かに夜景を見つめながら、クリスマスの夜を共有した。


その瞬間、翔太郎は過去の傷が完全に癒えたことを感じ、奈美子との未来に希望を抱いていた。


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