表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

奈美子

 翔太郎は奈美子からジムニーの事で質問されていた。


「翔太郎は、何故サンマルジムニーなの?」


「サンマルとの出会いは、去年のクリスマス前に彼女にフラレたばかりで、街を彷徨うように歩き続けていたら一軒の中古車販売店が目に止まったんだ。その店のショールームにコイツがいたんだ。なんだか運命の人に出会ったみたいでさ。衝動買いしてしまったんだ」


「そうなんだ。このジムニーは翔太郎の恋人みたいだね。あたしのジムニーは…」


奈美子は少し照れくさそうに笑いながら続けた。


「…私のジムニーは、父がずっと大事にしていたものでね。父が旅立つ前に、『これでたくさんの冒険をして、たくさんの友達を作れ』って言ってくれたんだ。だから、私にとっても特別な存在なの」


翔太郎は奈美子の話を聞いて、少し感動した表情を見せた。


「なるほど、だから奈美子もジムニーが好きなんだね。俺たち、それぞれに特別な思い出があるんだな」


「うん、そうだね。でも、今こうして一緒に新しい思い出を作れているのが一番嬉しいよ」


翔太郎は笑顔でうなずいた。「そうだな。これからもたくさんの冒険をしよう。そして、新しい思い出をいっぱい作ろう」


奈美子も微笑み返し、二人はジムニーに乗り込んで、再び仲間たちと合流するためにエンジンをかけた。これから先、どんな冒険が待っているのか、二人とも胸を躍らせながら新たな一歩を踏み出した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ