コスパはいつでも味方に付いてる
お久しぶりです。
狙撃雷の使い勝手の良さに驚いた。
消費魔力も少ない上に、威力にあの赤銅色の兎を追尾するという使い勝手の高さ。静電気と並び、雷系の魔法にはかなり期待を寄せれるのではないだろうか。
こうなると、次は発火の系統の魔法を覚えてみたくもある。
やはり、ここで兎だけを狩り続けるのも良いが、そこで留まるのは勿体ないだろう。
どうせならこの世界を旅したいし、色々なモンスターを見てみたい。それに、多種多様な種族とかも居るかも知れないから、そういう類も見てみたい。
そう考えると、戦う可能性も少なくはないと思う。
だから、戦闘の際に手数が多いに越したことはないだろう。
さて、そうと決まれば、発火を使って兎を倒そう。そうすれば、いままでの魔法と同じように新しく魔法を覚えれる筈だ。
それに、丁度私兎に囲まれてて大ピンチだし…ね?
「「「「ギシヤァァオオオウ!!!」」」」
「発火!発火!」
ゆらゆら揺れる火種が飛び掛かってきた兎達の毛皮に触れ、嘗め回すように火が広がっていく。
「ギイイイイイイイイイイ!!!」
兎の絶叫が森を揺らした。
私は耳を押さえながら発火を使い、さらに攻撃の手を強めていく。
なんだか、転生してから殆ど日数が経っていないが、兎は色々実験台にもなってくれたり、レベル上げにも協力してくれるためか、然程危険がかんじられなくなってしまった。
何せこいつら、攻撃のパターンが殆ど同じなのだ。
1.飛び掛かってから両腕を振り下ろす。2.そのまま体を捻り回し蹴りを放つ。3.そしてその反動を利用して距離を取る。そうしたら1へ戻る
簡単3stepで八つ裂きレッスン!なんて素敵!物騒だからこっちも切り裂くね!
「微風!」
こうすると、私を取り囲む兎の大多数が怯えて逃げていく。あぁ…経験値……。
まぁ、私も兎キラーとして有名になったかな?
「gaaaaaaaaaas……」
兎達が逃げていったのは、紛れもない森の捕食者の存在に対してであって、こんな矮小な小娘に対する畏怖など、これっぽっちも含まれていなかったのだ。
私は、ゆっくりと後ろを振り向く。
緑の体に、どっしりとした体格で、毛むくじゃらなそれは、凶悪な面を此方に向けて、美味そうな獲物を見つけたかのように、ニタリと嗤った。
お久しぶりです




