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完成した我が家と新しき発見

ボス兎を撃破してから一日経ち、原始的なテントが完成した。広さは私が三人分ほどで、高さはしゃがまないと辛いくらいの高さとなっている。


床は魔力を込めると硬化するイシアサ草で固定した兎皮を敷いて、その下にクッション性の高いふわふわのシラワタ草を敷き詰めている。


壁はイシアサ草を編んだ物をテントの形にくっつけただけで、通気性抜群となっているが、頑強さと雨を凌ぐ事は出来るだろう。


寝床は、シーツのようにした兎皮とシラワタ草を縫い合わせて、マットのようにしている。


枕などが無く、ゴワゴワしているため安眠は出来ないだろうが、寝床の存在は偉大で、生活感が出てきて安心出来た。


テントを出ると、直ぐ近くに焚き火を置いてあり、そこで兎を焼いて食べる。香辛料と米が欲しくなるので、畑を作って種などを探すのもアリかもしれない。


街に降りて、高いと言われるマシュール草を売れば手に入るのではなかろうか。この世界の金銭感覚も物の価値も分からないが、それなりに良い物が手に入るんでは無いだろうか?


そんな計画を立てながら、新しく手に入れた魔法の実験をすべく、見晴らしの良い兎たちの巣へと向かう事にした。


兎たちの巣へと着くと、小さな兎たちがお出迎えしてくれる。私は丁度良いと言わんばかりに、風壁を展開し、兎が近付いて来れないよう、見えない壁を作った。


風壁は便利な物で、触れると風に切り刻まれるようにも出来たり、ただ吹き飛ばすだけともできる。今回は殺生目的ではないため吹き飛ばすだけに留めておき、狙撃雷(スナイプサンダー)を展開する。


私の掌で、弾丸のような形を保つ雷がふよふよと浮いていた。試しに、投擲の構えを取り、黒い兎に狙いを定めて、全力で投げる。


すると雷は、見当外れに黒い兎の真横を通り過ぎて、その軌道上にあった木に風穴を開けて通っていった。


「わっ、威力高い!それで消費MP3!?コスパ良すぎでしょ!」


私は狙撃雷のコスパの良さに驚きつつ、魔力を5程多くそそぎ込んで狙撃雷を起動した。


すると、クロスボウのような形状を魔力が取り始め、雷属性を纏った魔力が、更に矢の形を取った。


もしかして、狙撃雷って、込める魔力によって性能が違うのだろうか?というか、魔法全般そうじゃないか?これ。


いままで考えもしなかった可能性に、少しばかりの後悔が出て来るが、それを噛み殺して眼前の獲物に集中する。


クロスボウの形を取った狙撃雷を構え、走って向かってくる白兎に向かって放つ。


ビュンッ、と音を立てて、一直線に白兎の頭を貫く。そしてその直ぐ後ろにいた一回り大きい兎の喉元を貫こうと勢いを緩めない。


一回り大きい赤銅色の兎は斜め前方まで跳躍し、矢はそのまま後ろの木を貫くかのように思えた。


雷光が矢から迸り、矢の軌道から外れた僅かな雷に少しずつ体積が増えていく。

そして長さ7cm程になると、跳躍し難を逃れた赤銅兎の方へとホーミングして貫いた。

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