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「ふざけんな!俺等が何したってんだ!」
「そうよ!こんなの横暴よ!」
傍から見て、少年少女2人に大の大人4人が良いようにしてやられている情けない構図で、悪党パーティは顔を茹でダコみたいに真っ赤にしながらギャンギャン騒いだ。
「やっちゃ駄目な事のオンパレードだったじゃん」
保護対象の一角兎に対しての発言に、人身売買未遂、挙句には、自らをマフィアの一員と公言もしていて、ルナマリアは指で数えながら説明する。
「は!んなもん!証拠がねぇだろーが?!てめぇみたいなガキの証言なんてーー」
「証拠ならあるよ」
はい。と、ルナマリアは持っていた水晶玉ーーこの世界でいう録画機器を取り出すと、それを再生した。
次から次へと、発言の裏付けをとれる、証拠の動画。
「言い逃れ出来ないでしょ?」
ね?と、可愛く首を傾げる。
悪党パーティ達は、悪事を立証され、そのまま大人しくギルドにお縄についた。
「ルナ…いつの間に…」
カメラ水晶は高価な物だが、旅立ちの日に餞別で持たせてくれた物の中にあり、それを使用した。
「昔、上司のパワハラとかセクハラを訴えた事があって、その時に証拠が大切だったから、一生懸命集めたんだよね」
「は…?パワ…?セク…?じょーし?」
前世での経験が生きた!と、1人ルナマリアは満足げに微笑むも、言ってる事の半分も理解出来ないジュリアスは、???と、頭を傾げた。
***
数日後ーー。
ランプの街に来た目的のランプの精霊ランロリアに会い、暫く過ごした後、ルナマリアは次の目的地に向かう為に、宿で旅支度をしていた。
「うん、OK」
財布の中身も確認する。
悪党パーティをギルドに届けた後、ギルド内で何となく騒ぎが大きくなってしまい、後日改めてジュリアスに換金をお願いし、ルナマリアはランロリアに会いに行った。
ランプの街に来たのにも関わらず、一向に自分の元に尋ねて来ないルナマリアに、街に戻ってきた瞬間、ランロリアのお怒りのランプの反乱があったからだ(こちらも、街が一瞬大騒ぎになった)
ジュリアスはきちんと換金分のお金を持ってきてくれて、渡してくれた。
多めに渡そうとして来たので、それはお断りをし、きちんと折半。
「ランロリアは元気そうだったし、次は誰に会いに行こうかな」
そんな事を考えながら、ルナマリアは宿を出た。
「ーーールナ!」
「ジュリアス」
宿を出た所で呼びかけられ、ルナマリアは振り向いた。
「行くのか?」
「うん」
慌てて見送りに来てくれたのか、息が荒い。
「…………本当に…………ありがとな……」
顔を背けつつ、小さな声でお礼を言うジュリアス。
「お前のお陰で……貧困街の連中に、飯を買ってやる事が出来て……感謝してる」
悪党パーティがジュリアスを仲間に勧誘した時、彼等はジュリアスに貧困街の仲間の事を口にしていた。
ジュリアスは、仲間の為にも、お金が必要だったのだ。
(本当に良い子…!なのになんであんなに将来最低最悪のド屑野郎になっちゃうんだろ……)
時の流れは残酷だなぁ。と、ルナマリアは悲しい気持ちになったが、気を取り直し、笑顔でジュリアスの手を握った。
「ジュリアスなら、本当に優秀な盗賊になれるよ」
「ーー約束するよ」
ルナマリアの言葉に、ジュリアスは初めて、小さく笑った。
(優秀な盗賊になってくれないと、学園に入学出来ないもんね)
このまま彼が優秀な盗賊になってくれれば、向こうから入学のお誘いが来るだろう。
(ヒロインに選ばれた暁には、是非!魔王討伐に力を貸して上げて下さい!)
それに、盗賊は需要のあるお仕事だ。
(ジュリアスがこのまま盗賊を続ければ、お金に困る事は無くなる筈)
悲惨な生活環境から、脱出出来る。
「じゃあねジュリアス」
「……ああ」
挨拶を交わし、ルナマリアはそのまま、ランプの街を去った。
その姿を見送った後、彼女からあのまま貰った短剣を取り出し、見つめる。
「絶対……優秀な盗賊になってやる…!」
悪党パーティをギルドにつき出した後、日を改めて一角兎の髭をギルドに持ち込むと、ギルドの職員は笑顔で礼を言った。
『この髭で、多くの人を救えるの。貴方のお陰よ。ありがとう』
一角兎の髭から作る薬は、協力な治癒薬となる。
『ーーー』
盗みを働いて、人に感謝される。
新しい感覚で、同じ盗みなのに、全然違う。
(俺にはーー盗む才能がある)
それが嫌だった。
でも今は違う。
(感謝するよ、こんな才能をくれた神様に)
自身の才能に気付いたジュリアスは、その力を使い、盗賊として、貧困街立て直しを図る。
ジージー〜ー
ーーーーーー設定変更します。
ジュリアス
過去
貧しい貧困街育ちで、生きる為に盗みを働き生活していてた。
その手癖の悪さに目を付けた悪党にパーティに勧誘され、そのまま悪の道に進み、悪行三昧の日々を過ごす。
盗賊としての素質を認められ、学園への入学を認められるーーー
→→→→→→→→→貧しい貧困街育ちで、生きる為に盗みを働き生活していた。
魔法使いルナマリアにパーティに勧誘され、盗賊として開花。人から盗みを働かなくても生活出来るようになり、貧困街の立て直しに尽力。1つの大きな組織になり、そのトップになった。
盗賊として、学園への入学を認められるーーー
極悪非道→→→→→→クール系ツンツンデレ。
貧困街出身の裏社会の住人→→→→→→貧困街出身の大富豪。
イケメン→→→→→イケメン。変更無し。
ジージー〜ー
ーーーーーーーー設定変更完了しました。




