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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
85/218

舞い散る花びらを眺めながら

 その人は・・・・・

 花びらが舞い散る桜の古木を見上げながら

 僕のことなど気にとめることもなく

 一人で話しをしていた・・・。


「何度目だろう・・・・・

 君とこうしてこの桜を愛でるのは

 そしてあと何度 あと何度自分は君とこうして

 君とこうしてこの桜を愛でることができるのだろうか

 もし叶うのならば 二人共に老いてもなお一緒に・・・。

 そんなことを笑みを浮かべて言い残して

 夫は戦場に赴きました

 そして・・・。」


「時が移ろう中で・・・・・

 様々なことが変わってゆくのに

 でもこの桜の木だけは幾ら時が移ろうとも

 毎年春になれば綺麗な花を咲かせます・・・。」

 まるでうわ言のようにしてその人は

 そんな話しを一人でしていた。

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