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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
83/219

やってらんねえよなぁ

「焼夷弾で・・・・・

 江戸時代から続いてた店も

 真っ黒い柱だけ残して焼けちまった・・・。」


「とはいってもよ・・・・・

 戦時中は開店休業だったんだけどよ

 でもよう それでもよう いつかいつかって

 跡取り息子が戦争から帰ってくりゃよ

 そしたらまた一緒に店を守り立てて

 そう思って戦争が終わると直ぐに

 廃材でバラックの店を建ててよ

 踏ん張ってたのによう・・・。」


「戦死の知らせが・・・・・

 戦争が終わってから二年も経ってだよ

 届いたんだよ知らせだけがよ紙一枚

 跡取り息子が戦場で死んだって・・・

 やってらんねえよなぁマジで」

 そう言ってその親父さんは

 鼻を啜り上げた・・・。

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