表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
77/218

自分はもう中国人ですから

 その人は・・・・・

 中国残留孤児のその人は

 自分の生い立ちとこれからの自分の行く末を

 カタコトの日本語で僕に語った・・・。


 いきなり・・・・・

 満州に攻め込んできたソ連兵に

 家族で逃げる途中に背後から銃で撃たれて

 うつ伏せに倒れるとそのままピクリとも動かない

 そんな両親の亡骸に縋りついて泣いていたら

 まだほんの子供だったその人のことを

 中国人の若い夫婦が引き取って

 育ててくれたそうです・・・。


 そしてその人は・・・・・

 日本に来てみてわかりました

 自分はもう中国人ですから 中国に帰って

 これからは中国人の両親に精一杯孝行します・・・。

 笑顔でそう言っておみやげを一杯持って

 その人は中国へ帰って行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ