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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
72/218

アジュンマの話し XVII

 アタシの居た慰安所は・・・・・

 前線からそれこそだいぶ離れた

 治安のいい大隊本部の直ぐ近くに在ったから

 時折り砲弾の音が聞こえることはあったけれど

 それは雷よりも小さな音で怖くもなんともなくて

 自分の命の心配なんかしたこともなかったよ・・・

 むしろ内地が激しく空爆されていることを

 兵隊さんからナイショで教えてもらって

 家族は大丈夫なんだろうかって

 心配していたくらいだよ・・・。


 それに・・・・・

 戦地に居るのが信じられないくらいに

 内地にいた頃よりもよっぽど食べる物も着る物だって

 それこそ物資が豊富にあったし・・・。


 でもね・・・・・

 アタシの居た所は最高だったんだけれど

 聞く話しだと慰安所も千差万別だったらしいよと

 暗い顔をしてアジュンマがそう言った・・・。

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