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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
71/218

あれは全部夢だったのかしら

「夢みたいだった・・・・・

 本当に本当に夢みたいだったの

 でも あれは全部本当のことだったのよ

 あのイブの夜のあの出来事は全部

 全部本当のことだったのよ・・・。」


「初めてのパーティー・・・・・

 色とりどりの電飾が点滅するクリスマスツリー

 今まで見たこともないほど大きなケーキに

 丸ごと焼いた鳥の他にも沢山のご馳走

 ゆったりとした外国の曲に合わせて

 大きな彼に抱きつくようにして

 初めて踊ったチークダンス

 そして その後・・・。」


「でも・・・・・

 ベッドの上で目が醒めたらもう

 あの優しいGIの彼はもうどこにも居なかった・・・。」

 話し終えてもそれでもまだ夢の続きを見ているような

 そんな顔をその人はしていた。

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