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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
64/219

神様って本当にいるんですかね

「前線で・・・・・

 砲撃を逃れて飛び込んだ壕で

 ありえない流れ弾にあたった仲間が

 血だけじゃなくて腸も腹の外に飛びだして

 もう息絶え絶えで苦しんで苦しんで苦しんで

 苦しんでいたときのこと・・・。」


「握っていた手が・・・・・

 どんどん冷たくなってゆく

 仲間のその体温を感じながら自分には

 神に縋り助けを乞うことぐらいしか出来なくて

『神様 どうか神様 どうか・・・』って祈り続けました・・・

 でも それでも神様は藻掻き苦しむ仲間には

 何もしてはくれませんでした・・・。」


「そんな・・・・・

 まだ息があるときには

 何もしてくれなかったそんな神様でもちゃんと

 戦場で逝った仲間の魂を天国に導いてくれるんですかね・・・。」

 皮肉交じりの笑みを浮かべてその方はそう言った。

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