表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
62/219

戦争反対なんて口にしたら

「あの時代は・・・・・

 戦争に反対なんてそんなことを口にしたら

 非国民扱いされてそりゃ酷い目にあわされた

 そんな時代だったのよ あの時代は・・・。」


「近所に住んでた・・・・・

 物静かで優しそうな旦那さんだったんだけど

 戦争に反対した言動を口にしたんだとかで

 いきなり家の中に特高が押し入って来て

 そしてそのままどこかに連れてかれて

 解放されて戻って来たそのときには

 見る影もないくらいにやつれてて

 口ももう利けないくらいに

 ボロボロになってて・・・。」


「あんなの見ちゃったら・・・・・

 どこに特高の飼い犬がいるかわかんないから

 当時は 幾らおしゃべりなアタシでも・・・。」

 そう言うとその陽気なおばちゃんは

 手で口にチャックをした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ