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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
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アジュンマの話し II

 その日は・・・・・

 シトシト雨が降っていて

 その店の中に客は僕だけしかいなくて

 暇そうに煙草を吹かしていた

 アジュンマが・・・。


 それまで・・・・・

 もう何度も店にかよっていても

 韓国語がわからない日本人の僕とは

 注文の他は口を利いたことがなかったのに

 なのにその日はなぜか突然自分のことを

 どこで産まれてどうやって育って

 どうして日本にやって来て

 そして・・・。


 どうやって・・・・・

 どうやってこれまで生きてきたのかを

 煙草を吹かしながらアジュンマが

 カタコトの日本語で僕を相手に

 話しだした・・・。

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