表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
41/218

アジュンマの話し X

「もったいねえ・・・・・

 男を知らねえで慰安婦になるなんて・・・」

 アタシのことを軍慰安所従業婦に紹介した

 いつでも下卑た笑いを浮かべている同郷の男に

 そんなことを耳打ちされて・・・。


 べつに好いた男もいなかったし・・・・・

 どうせ遅かれ早かれ知らない男とするんだから

 だったらべつに誰でもいいやって

 そう思って・・・。


 アタシの初めての男は・・・・・

 その同郷の男がいつにも増して

 下卑た笑いを浮かべながら連れてきた

 いかにも金持ちの中国人の爺さんだった・・・

 正直 男に抱かれてもなんとも思わなかった

 というかなんとも思わないようにしていたのに

 なのに気がつくと手にした金を握り締めて

 声を殺して泣いていたんだよと

 アジュンマがそう言った・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ