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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
39/218

シベリア帰りに対する差別があったんですよ

「私の父親は・・・・・

 抑留されていたシベリアから

 昭和23年に帰還したのですが・・・。」


「その2年後には・・・・・

 仕事に就くことも出来ず

 戦後変わってゆく社会にも馴染めずに

 やがて酒浸りになって そして身体を壊して

『シベリアからなんの為に自分は戻って来たんだか

 なにをしに日本に戻って来たんだか・・・』

 そんなことを最期まで言いながら

 失意の底で死にました・・・。」


「当時・・・・・

 シベリア抑留から帰還した元捕虜は

『シベリア帰り』と周囲からそう呼ばれて

 共産主義思想に染まっていると酷く警戒されて

 周囲が受け入れず帰還してもまともな仕事にも就けない

 そんなシベリア帰りに対する差別があったんですよ・・・。」

 そう言いながらその方は涙を堪えていた。

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