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アジュンマの話し VII
アタシの場合もそうだけど・・・。
軍慰安所従業婦のなかには・・・・・
悪い人に騙されて慰安婦にさせられた
そういう人もなかにはいたかもしれない・・・
でも 飽くまでもアタシの知っている限りでは
家族の為に泣く泣く慰安婦になった人はいても
強制的に慰安婦にさせられたという人はいなかった
だから 仕事の内容も先に聞かされていたけれど
貧しさから身売りをするそういう娘たちが
いくらでもどこにでもいた時代だから
止めることもできたんだけれども
これもしょうがないことだって
諦めというよりも納得して
そして・・・。
家族の為に生きるのが・・・・・
それが長女としての自分の務めだとそう考えて
慰安婦になることの躊躇いを振り切ったと
アジュンマは言った・・・。