表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
27/218

お母さんは本当は

「私のお父さんは・・・・・

 私がお母さんのお腹の中にいるあいだに

 太平洋戦争の開戦時に南方で戦死してしまったのですが

 お母さんはお父さんが亡くなった後も再婚せずに

 一人で私を育ててくれました・・・。」


「そんなお母さんが亡くなって・・・・・

 だいぶ経ってから遺品を整理していたら

 大事な物がしまってあるお母さんの柳行李の中から

 遺影でしか知らないお父さんとは明らかに違う男の人と

 肩を寄り添うようにして並んだお母さんが

 私には見せたことのない顔をして笑う

 そんな写真がでてきたんです・・・。」


「たぶん・・・・・

 お母さんはその人と再婚したかったんだと思います・・・

 でも 当時は夫が英霊となったその妻が再婚することを

 周囲がとやかく口煩く罵るようにして非難をする

 戦時下の当時はそんな時代だったんです・・・。」

 そう 哀しそうにその方はそう言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ