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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
14/214

殺せ殺してくれって頼まれて

「私は歩兵部隊にいました・・・・・

 敵の壕を奪い取って中に入ったときのことです

 その中に砲弾をうけて両腕が肩から吹き飛ばされて

 腹からも血が噴きだしている敵兵がまだ息をしていました

 放って置いても直に死ぬことは目に見えていたので

 そのままにして行こうとしたら

 そしたら・・・。」


「その敵兵が・・・・・

 私に向かって叫んだんです

 言葉はわからなくても何を言っているのかはわかりました

『殺せ 殺してくれ』ってその敵兵は血を吐きながら

 私に懇願したんです

 だから・・・。」


「嫌なものですよ・・・・・

 幾ら頼まれたからといっても

 幾らもう助からない命だとわかっていても

 あれは 銃撃戦で敵兵を撃ち殺すのとは全然違います・・・。」

 そう言うとその方は顔を顰めた。

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