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ティアラ

私はエルプ高原を散歩中に一人の男性と出会った


その男性は変わった服装をしていてすごく苦しそうな顔をして寝ていた



「あら?誰かしら」



私は恐る恐る顔を近づけてみた男の子の顔をこんなに近くで見たのは久しぶりかもしれない



「あのー大丈夫ですか」



かすかに返事が聞こえる



「亜美…」



誰かを呼んでいるよう


当然私の名前ではない



「あのーもしもし」


「なんだようるせーな」


「はぅ!すいません」


慌てて謝る



「んなんだここ」



男の子はかなり動揺しているように見えた



「えっと大丈夫?」


「大丈夫なわけねーだろ」



怒られてしまった



「はわわごめんなさい」



「あ・・・いや俺も怒鳴って悪かった」


「ここはどこだ」


「え?どこって?」


「いやなんかよくわからないとこにいるんだけどここどこだよ」


「ここはエルプ高原だけど・・・」


「エルプ高原知らないなぁ」


「もしかして記憶喪失?」


「ちげーよそうだ亜美はどうなった!」


「え?よくわからないけど・・・」


「そうだよなぁ」


なんだか困っているみたい



「あの―まずは私の家でお話しませんか?」


「えっそうだな」


「私の名前はティアラっていうのよろしくね」


「俺は京介だよろしく」


「京介さん…」



変わった名前どこか遠くの国の人かしら


取りあえず家に案内してあげた


シエラ以外の人を家に入れたのは久しぶりね


少しドキドキした



「ちょっと待ってて今お茶を入れるから」


「いやいらないよそれよりどうなってるんだ」


「どうかしたのですか?」


「どうしたもこうしたも分からないことだらけで」


「???」



何が言いたいのかしら?私にはよくわからない




「俺もしかしたら別の世界に来たのかもしれない」


「え?」



いきなりのことで少し驚いた



「どうしてそう思うのかしら」


「だって見たことない景色だしお前の着てる服も変だし」



変な服といわれてしまったお母さんからもらった大切な服なんだけどなぁ



「妹のことも…」


「あら妹さんがいるの?」


「いるけど変な女に捕まっちまった」


「変な女の人?」


「そうだ全く一体どうなってやがる」


「・・・」


「なんだよ頭がおかしな奴とでも思ってるのか」


「いえそんなことないわ」



そんなことない!ただ私も状況がよくわからない



「いいよもう取りあえずこのあたり適当に探すから」


「ダメよこのあたりには魔物が潜んでいて危険よ!外に出ちゃダメ!」


「魔物ってなんだよつかなんでそんなとこで暮らしてるんだよ」


「昔はいなかったのよただ・・・」


「ただなんだよ」


「帝国にいるお姫様がダークメタルを集めだしてから魔物が出てくるようになっちゃたの」


「ダークメタル?そういえばあの女そんな石持ってたなぁ」


「なぁそんな危険なとこに住んでて大丈夫なのか」


「大丈夫よこの家頑丈に作ってあるから」


「いやそうじゃなくてお前は襲われたりしないのか」


「私?大丈夫よ私強いからエンブレムもあるし」


「エンブレム?もしかしてそのデカい剣のことか」


「そう友達の錬金術師に作ってもらったの」


「錬金術!?そんなのあるのか!」


「あるわ!そうだ今からその子に会いに行かない?とても頭がいい子なの」


「えっまぁ別にいいけど」


「じゃあ行きましょうエルト街にいるから」


「ああ分かった」



こうして私たちはエルト街にいる錬金術師のシエラに会いに行くのだった

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