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10話 地下アイドルの苦悩

「みんなみんないなくなってしまった。

正確に言えば止まっているのだが、私にとってはどっちも同じだ。

いつもの活気がない。虚しい。みんながいてこその私。私だけではなにもできない。あんなファンもこんなファンも今となってはいてほしいと願ってしまう。


私は小美玉奈緒。アイドルだ。まあアイドルって言ってもいわゆる地下アイドル。日々の練習もつらいが、握手会もつらい。キ○オタ達を相手にするのは楽なものではない。


くよくよしても仕方ない。このゲームに生き残ってみんなからチヤホヤされるんだ!

そのために相方と合流しないと…」


小美玉が待ち合わせ場所に着くと既にその相手はいた。ただその相手の様子がおかしい。なにかを振り回しているのだ。

相手は小美玉がいるのに気付くと振り回すのをやめ、小美玉の方をちらりと見た。


「ちょっと、ちょっと、なに刀なんて持ってるんすか」


「ああ、君が小美玉さんか。よろしく。刀はなんか降ってきた」


「刀が降ってくるってどういうことですか!?そんなわけ」


「あれ?もしかして精霊と話せないの?」

登場人物紹介⑦

白河権蔵

福島県代表


70歳。頑固オヤジ。

インスタ映えとか言っている若者が大嫌い。

そもそもインスタをインスタントカップヌードルだと思っている。

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