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第1章 8話

まずい。

完全に作戦ミスだわ。

向こうの体力が無くなる前に、こっちの体力が無くなりかけている。

かなりの疲労。

このままだと、やられる可能性が高い。

どうしよう。

一人で戦うと決めた以上。

ロボさんに頼るなんて良くない。

ここは絶対に一人で倒す。

ということは。

一か八かの賭けになるけれど。

一気に攻撃して倒すしか無い。

このままじゃ、無駄に体力を消費するだけ。

ミノタウロスには攻撃は当たってはいるんだけど。

ちっとも効いてるようには見えないし。

うん。

やるしかない。

格闘ゲームの知識しか無いけれど。

この雷拳が正直、どこまでの威力があるか分からないけど。

よーし。

まずは一旦、雷拳の能力を止める。

放出した時のパワーを借りたいから。

そして。

非力な私が、この大柄のモンスターを倒すには。

残った体力を全てぶつけるしか無い。

一撃。

それに賭けるしか無い。

そして狙う場所はあそこ。

顔しか無い。

体はある程度鍛えているみたいだから。

そのままお腹なんかに当てても、それほどの効果は期待出来ない。

でも顔ならば。

いくらなんでも、顔を鍛えるってのは無理があるもん。

あの牛の顔に。

一撃を当てる。

それしかない。

「行くよ!」

走る!

残った全ての力を使って。

前に体を傾けて。

「ぐぁー!」

来る!

斧が。

でも。

その懐に飛び込む!

こういうのは、懐の方が安全。

そして。

「雷拳!」

顔に当てる!!


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