第1章 5話
「悪いが、アンタとはここでお別れや。帰って平和な所でのんびり過ごしや」
そんな。
「わいは一人で戦うのも、別に初めてって訳でも無いしな」
どうすればいいんだろう。
私は何も答えられないまま。
ロボさんだけ先に行ってしまった。
私はこれからどうすればいいの?
お姉ちゃん。
もし、これがお姉ちゃんだったらどうするの?
変な質問だよね。
だって決まってるもん。
お姉ちゃんは凄く素敵な女性。
綺麗で優しくてみんなから好かれている。
そんな人に、私は助けてもらった。
その恩を返したい。
だけど、私に出来る事なんてほとんど無いに等しい。
ただ。
妹として、懐くぐらいしか。
その助けてくれたこの身を。
この場から逃げて、平和な所に行ってどうするの?
そんな事で、お姉ちゃんの恩に報いる事になるの?
そうじゃない。
お姉ちゃんは、困ってる私の為に行動を起こしてくれた。
そうよ。
お姉ちゃんみたいに。
ゲームや漫画の主人公みたいに。
今行動を起こさないと、後からじゃ遅い。
覚悟。
死ぬ覚悟じゃない。
死なない覚悟を。
戦う為の理由を。
それを、今試されているんだわ。
私は。
そう。
お姉ちゃんの為に。
助けてくれた、この身を最大限に生かす為に。
うん。
この世界にも困ってる人がいる。
こんなモンスターばかりだもの。
倒さないと困る人は必ずどこかにいる。
その人達の為にも。
私が立ち上がらないと!




