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第4章 7話

門番が気づく。

それはそうだろう。

わざと音をたてているみたいだからだ。

どうするつもりだ?

葛葉が正門とは反対側に走り出す。

壁づたいに。

「はっ!」

なに!?

「『雷棍!』」

手から雷で出来た棍棒が現れる。

それを地面に突き刺す。

そして。

走り高跳びの要領で飛ぶ。

だが、壁の高さにはまだ足りない。

なっ!?

根の長さが伸びた!?

そのまま、壁の上に飛び乗る。

もの凄い運動神経だな。

「今のうちや」

確かに。

門番がいなくなってる。

向こう側の方まで偵察しに行っている。

俺たちは城の中へと入り込めた。

しかし。

無茶な事をやる奴だな。

葛葉がこっちに来る。

「えへへ」

無邪気に笑う。

こうして見ると、あんな無茶な事をした奴と同じ人とは思えないな。

「よく、あんな事を思いついて、しかも成功したもんだな」

それは素直に誉めるしかない。

「運動するのは好きだもん。その分勉強が苦手なんだけどね」

それでも、凄い事だ。

「なんでもやってみる事だよ。失敗なんて怖がってたら前に進めないし」

もの凄い前向きな奴だな。

今までの俺の周りにいなかったタイプだ。


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