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ゲーマーの少女の運命

いつものように寝ていた。

そう。

それは普段となんら変わりのしない日常。

だけど。

その日だけは違っていた。

「へ?」

目が覚めたら家の布団の中ではなかった。

そこは何処かの平原。

その草原の所に私は寝ていた。

夢?

あまりにも現実感がありすぎる。

ほっぺをつねってみる。

痛い。

夢・・・じゃない?

服装も寝巻きじゃなくなってるけど、どういう事?

「まったく、人使いが荒いやっちゃ」

え?

誰かいる?

ううん。

正確には人じゃない。

ロボットだった。

背が低い私よりも小さい人型のロボット。

それが普通に動いている。

「お?今度はあんたかいな?」

え?

私に気づいたみたいだけど。

今度は?

「あの、すいません。どういう意味ですか?」

「ああ、すまん。あんたは初めてなんやな。実はここは異世界ってやつなんや」

え!?

異世界?

えぇ!?

「そして、どうやらこの異世界を救う為に呼ばれたのが、あんたとわい。って所やな」

「えぇー!?」

まさか。

漫画やゲームの世界ではよくある話だけど。

まさか私がそのメンバーに選ばれるなんて。

「もしかして、あなたは慣れているみたいだから少なくとも2回以上は異世界を救ったりしているんですね?」

「ああ、そうや。これまでに2回ほど世界を救ってるんや。もっとも正確には1回と手助けが1回やけどな」

へー。

世界を救う先輩って感じね。

「えっと。私は林道葛葉です。あなたは?」

「わいか。形式番号とかあるんやけど。わいの仲間はこう名付けてくれた。『ロボ』と」

へぇー。

こう言っちゃ悪いけど。

ネーミングセンスが悪いというか。

ロボットだからロボってのも。

「分かった。ねぇ、ロボさん。この世界を救う為に呼ばれたというのなら、私達はこれからどうすればいいの?」

そう。

もし、この話が本当ならば。

漫画やゲームの話でも良くある話だけれど。

この世界を救わないと元の世界に帰れない。

たぶん、私達に起きたこの状況もそうなんだと思う。

それに。

こういう世界に憧れていなかったとはいえない。

「さあな。まだわいも分かってない。とりあえず情報を得ないとな」

そうなんだ。

よーし。

うん、一緒に頑張ってみよう!


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