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殿と侍  作者: ぱちぽ
2/2

殿と下打ち侍

注釈、咎(罰せられる行為)

   手打ち(武士が自らの手で他人を切り殺す事)    

   夕餉(夕食、晩飯)

   ことわり(理由)



  


舌打ち侍「・・・・・・・・・。チッ!」


殿「待て待て~、そのほう家来の身で殿様に、舌打ちをしたなっ!」


舌打ち侍「はっ?思わず舌打ちしたでござる・・・。」


殿「ゆ、許せんっ!そのほう手打ちに致すっ!」


舌打ち侍「殿、また舌打ちでござるか?」


殿「舌打ち?いや、手打ちだが?」


舌打ち侍「殿っ!それがし謀叛の咎は許されたはず?」


殿「たしかに、謀叛の咎は許したが・・・?」


舌打ち侍「殿、それがしの手打ちの、ことわりは、なんでござる?」


殿「・・・。舌打ち」


舌打ち侍「舌打ちが咎になるのでござるか?」


殿「うん、死罪じゃ!」


舌打ち侍「・・・・・・。」





殿様、凄まじい形相で刀を抜き、舌打ち侍を一刀両断。





殿「母上~、夕餉は、まだでござるか~?」


舌打ち侍「む、無念・・・。」


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